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2007.2.2(金)更新
【NIPPON EROTICS plus(R18 映画最前線)】(16)
2006年度ピンク映画ベスト10+α
【NIPPON EROTICS plus(R18 映画最前線)】(16)
2006年度ピンク映画ベスト10+α
(C)KOKUEI
【いまおかしんじ】「たまもの」以降は年に1本ペースのいまおかしんじだが、「かえるのうた」そして今回選出した「絶倫絶女(おじさん天国)」(写真)と連続でポレポレ東中野でレイトショー公開もされるなど最もノっている監督。現在は「おじさん天国」脚本の守屋文雄と再度タッグを組んだ“ツチノコ”映画、それから60歳の夫婦の性愛を描いた2つの作品を準備中。
>>「おじさん天国」公式サイト
【NIPPON EROTICS plus(R18 映画最前線)】(16)
2006年度ピンク映画ベスト10+α
(C)新東宝
【藍山みなみ】2006年に最も印象に残った女優は藍山みなみ。実力派とされながらなかなか主演に恵まれなかった彼女だが、渡邊元嗣監督の「萌えメイド 未成熟なご奉仕」で主演デビューすると、一般公開された「絶倫絶女(おじさん天国)」「熟母・娘 乱交」など次々と主役に抜てきされた。中でも「怪談・牡丹灯籠」のリメイク「熟母・娘 乱交」の幽霊役の美しさは尋常ではなかった。
【NIPPON EROTICS plus(R18 映画最前線)】(16)
2006年度ピンク映画ベスト10+α
(C)オーピー映画
【竹洞哲也×小松公典】竹洞哲也(監督)×小松公典(脚本)、そして青山えりな、倖田李梨、サーモン鮭山、松浦祐也といったレギュラーの個性派俳優陣にエンディングテーマ担当のニナ・ザ・ワールドまで安定感抜群の布陣でホラーから人情喜劇まであらゆるジャンルにチャレンジ。昨年発表した4本共質の高いものだった。2007年も期待大。今やピンク映画館に通う1つの楽しみとなった。写真は「悩殺若女将 色っぽい腰つき」
【NIPPON EROTICS plus(R18 映画最前線)】(16)
2006年度ピンク映画ベスト10+α
(C)オーピー映画
【渡邊元嗣】夏井亜美、藍山みなみといったキュートな女優陣が世界観にぴたっとハマったこともあり、「下妻物語」のパロディからリリカルなラブストーリーまで今年は総じて好調だった。女優=アイドル。笑顔とVサイン!という痛快な宣言は断固指示したい。写真は「盗撮サイト 情事に濡れた人妻」より
【NIPPON EROTICS plus(R18 映画最前線)】(16)
2006年度ピンク映画ベスト10+α
(C)アートポート
【R18的映画】実はAVも10本以上製作していた井口昇監督の一般作「卍」(写真)は<R18的映画>の大傑作だった。モーニングショーながら劇場公開されたOV作品「おいら女蛮」も想像を絶する怪作。その奇才ぶりは圧倒的だった。次回は是非オリジナル作品を!一方で安定したクオリティで素晴らしい作品を量産している城定秀夫も健在。「くりいむレモン 夢のあとに」は同シリーズの最高傑作。何とか特集上映などをやれると良いのだが…。
【NIPPON EROTICS plus(R18 映画最前線)】(16)
2006年度ピンク映画ベスト10+α
>>「卍」公式サイト
>>「くりいむレモンシリーズ」公式サイト

>> SPOTTED PRODUCTIONS
>> PG Web Site
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独断と偏見で選んだ2006年度ピンク映画ベスト10を発表!

 新年1発目となる今回は、当コーナー担当の直井が独断と偏見で選んだ2006年度ピンク映画ベスト10と<R18的>映画事情について書いてみたいと思います。

※2006年度ピンク映画ベスト10
1.「絶倫絶女」
(監督:いまおかしんじ 主演:藍山みなみ/国映)
2.「ホテトル嬢 癒しの手ほどき」
(監督:竹洞哲也 主演:青山えりな/オーピー)
3.「悩殺若女将 色っぽい腰つき」
(監督:竹洞哲也 主演:吉沢明歩/オーピー)
4.「美姉妹レズ 忌中の日に…」
(監督:山内大輔 主演:日高ゆりあ/エクセス)
5.「熟母・娘 乱交」
(監督:深町章 主演:藍山みなみ/新東宝)
6.「巨乳な姉妹 谷間に吸い付け」
(監督:吉行由実 主演:薫桜子/オーピー)
7.「妻失格 濡れたW不倫」
(監督:渡邊元嗣 主演:夏井亜美/オーピー)
8.「うずく人妻たち 連続不倫」
(監督:福原彰 主演:佐々木麻由子/新東宝)
9.「人妻とOL あふれる愛液」
(監督:佐藤吏 主演:薫桜子/新東宝)
10.「盗撮サイト 情事に濡れた人妻」
(監督:渡邊元嗣 主演:華美月/オーピー)

@は「おじさん天国」として一般公開もされた大人のためのお伽噺。従来のいまおかワールドに守屋文雄という新鋭脚本家がほんのりと“好”化学反応をもたらした。現在準備中の新作で守屋文雄とのコンビはさらに成熟する?
Aは昨年に引き続き安定感抜群の竹洞組の中でももっともバランスの取れた1本。青山えりなが天然美少女コールガールを好演。その他愛すべきキャラクターたちが織りなす爽やかな群像劇。
Bも竹洞組より人情喜劇の秀作。いささか尺足らずな強引な展開もあるが、すっかり定着した常連キャスト陣の個性豊かな演技が映画を安定させる。そしてラストカット、ピンク映画界随一のアイドル女優・吉沢明歩の希望に満ちあふれた笑顔。これで一気に映画の印象が決まった。
Cはちょっと異様な映画。ただならぬ雰囲気、画面にほとばしるダイナミズムがただただ圧巻。ピンク大賞の新人女優賞本命・日高ゆりあ、ベストバウト?
Dは「怪談・牡丹灯籠」のリメイク。幽霊美少女・藍山みなみが尋常じゃなく美しく、男性陣は骨抜き命抜き覚悟で観賞を余儀なくされるであろう、ベテラン深町章による意欲作だ。母親役のしのざきさとみも格別に怖い(汗)。

Eは魔女っ子ファンタジーの小品。吉行組のかつてのセンチメンタル路線と最近のドタバタコメディ路線双方の魅力が合致、1本で2度美味しい。Hもそうだが、薫桜子ははかない役が良く似合う。
Fは2006年絶好調だった渡邊組より。こちらはコメディではなくさらっとしたラブストーリ−の秀作。渡邊組のレギュラーアイドル・夏井亜美がキュートな印象を残す。
Gは久々に観た本格的メロ“エロ”ドラマ。特に前半のロケーション、撮影が素晴らし過ぎる。佐々木麻由子は最近観た中では最も美しく映っていた。監督はプロデューサーが本業の福原彰、渾身の1作。
Hは何と言っても脇役の悪女であり狂犬のような平沢里菜子(途中からノーメイク!)に脱帽。しかし彼女がぐいぐいと観ている側を引っ張ってゆくので、どうも最後が物足りなくなってしまったのが玉に傷。
IはFに続き、また助演の悪女・藍山みなみが素晴らしい。意外なミステリー的展開からどんでん返しも楽しい。そしてまさかのラスト、主演・華美月のにっこりVサインに唖然呆然。「なんてったってアイドル」な渡邊組に拍手。


 というわけで見逃している作品、観た中で優れた作品はありましたが、10本を選んでみました。今年は最も上映環境の良い上野オークラの封切りが1週間興行となったことでずいぶんと観るのに苦労しました。果たして今年は追いかけられるでしょうか・・・と、いきなり不安になっていたりするわけですが、弱気になってもいられません。こうしている間にもまだまだピンク映画は量産されております。何とか頑張って観てゆきたい、そしてみなさんに観る機会を作ってゆきたいと思います。
 また、<R18的映画>に枠を広げると、劇場公開作品では「卍」「おいら女蛮」の井口昇監督作品が、それから<重松清・愛妻日記シリーズ>の「ホワイトルーム」(監督:斉藤久志)が傑出していました。本編はもちろんカンパニー松尾の「ホワイトルーム」劇中AV映像が鮮烈でした。あのクラスになるとAVであれ劇場のスクリーンに耐えられるのだと。同じくアダルトビデオながら劇場公開された「セキ★ララ」(監督:松江哲明)も含め、久しぶりにAV=ドキュメントの魅力をスクリーンに放ってくれました。また、劇場未公開のオリジナル・ビデオではやはり城定秀夫。「くりいむレモン 夢のあとに」はシリーズを通じての最高傑作と言えるし、「新・高校教師 桃色の放課後」も低予算にも関わらず、思わぬ感動作でした。

 はてさて。そういうわけでして、今年も昨年以上にたくさんの良作・奇作に出会えることを祈っています。

(文・直井卓俊/SPOTTED PRODUCTIONS)

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