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2007.3.19(月)更新
【合同インタビュー】
日本中を震撼させた都市伝説「口裂け女」がスクリーンに登場!
加藤晴彦&白石晃士監督が明かす恐怖映画の裏側とは
【合同インタビュー】
日本中を震撼させた都市伝説「口裂け女」がスクリーンに登場!
加藤晴彦&白石晃士監督が明かす恐怖映画の裏側とは
白石晃士監督(写真左)とともに映画をアピールする名古屋出身の加藤晴彦(写真右)が「名古屋といえば“唐草おじさん”ですよね。車から着ているスーツまで全部唐草模様で、たまに名古屋駅に出没するらしいです」と都市伝説ネタを披露してくれた
【合同インタビュー】
日本中を震撼させた都市伝説「口裂け女」がスクリーンに登場!
加藤晴彦&白石晃士監督が明かす恐怖映画の裏側とは
70年代後半に日本中に突如広まった“口裂け女”伝説。大きなマスクをした女性が、マスクをとると耳下まで口が裂けているというモノ。本作では、背が高く、髪が長く、トレンチコートを着た白いマスク姿で子どもたちをさらうという設定で登場。より恐怖度が増している
【合同インタビュー】
日本中を震撼させた都市伝説「口裂け女」がスクリーンに登場!
加藤晴彦&白石晃士監督が明かす恐怖映画の裏側とは
「先日の記者会見時に知ったんですが、撮影前にお祓いの儀式が行われていたことを知らなくて、行っていないんですよ。今考えると、それがいちばんの恐怖です」とは加藤晴彦談
【合同インタビュー】
日本中を震撼させた都市伝説「口裂け女」がスクリーンに登場!
加藤晴彦&白石晃士監督が明かす恐怖映画の裏側とは
「キューティーハニー」(2004)の佐藤江梨子が子どもたちを守ろうとする小学校教師・京子を熱演。そのシリアスな演技に注目したい
【合同インタビュー】
日本中を震撼させた都市伝説「口裂け女」がスクリーンに登場!
加藤晴彦&白石晃士監督が明かす恐怖映画の裏側とは
本作で数奇な運命をたどる“口裂け女”に扮した水野美紀。特殊メイクを施した水野版“口裂け女”は迫力満点だ!
(C)2006「口裂け女」製作委員会

【STAFF&CAST】
監督・脚本:白石晃士 脚本:横田直幸 出演:佐藤江梨子 加藤晴彦 水野美紀 川合千春 入江紗綾 桑名里瑛 松澤一之 坂上香織 滝沢涼子 柳ユーレイ(2006トルネード・フィルム) 90分※PG-12
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「加藤晴彦は感情が出やすい生き物
今回はその感情を抑え気味にしたんです」
(加藤晴彦)


 「ワタシキレイ?」70年代後半に日本中を震撼させた都市伝説を「ノロイ」(2005)の白石晃士監督が映画化したホラー「口裂け女」。現在公開中の本作で、“口裂け女”出没のカギを握る小学校教師・松崎を演じた加藤晴彦白石晃士監督とともに地元・名古屋で映画をアピール。恐怖ムービーの裏側を語ってくれた。

 舞台は“口裂け女”の噂が広がる郊外の町。まことしやかにささやかれ始める“口裂け女”の噂とともに、次々と子どもたちが失踪。そんな中、自分の教え子(入江紗綾)を目の前でさらわれた小学校教師の京子(佐藤江梨子)は、教え子を救うべく同僚の松崎(加藤晴彦)とともに真相究明に乗り出していく。

 実はこの都市伝説、発祥は岐阜県なんだとか。
「美濃加茂市(岐阜県)が発祥の地ということは、この映画をきっかけに知ったんですけど、実は自分の母親が美濃加茂市近くの出身なんですね。僕が1975年に生まれていることもあって、時代もピッタリ。もしかしたら自分の母親が“口裂け女”だったりして・・・・・・なぁんて考えちゃいました(笑)」
とユーモアたっぷりに話してくれた加藤晴彦。映画では“口裂け女”の真相究明に乗りだす役どころを自然体に演じている。
「素の加藤晴彦は感情が出やすい生き物なんですが(笑)。今回は少しだけ感情を抑え気味にしたんです」

 そんな加藤晴彦のナチュラルな存在感が役の決め手になったと白石晃士監督も語る。
「加藤さん演じる松崎という役は、見た感じはフラットで親しみがあるんだけど実は・・・という役なので、加藤さんならと思ってお願いしました。彼は親近感がわくお兄ちゃんという感じがするんですね」
「“口裂け女”のメイクをした水野美紀さんは
メイクにはない恐怖オーラが出ていました」
(白石晃士監督)


 松崎とともに“口裂け女”に挑む主人公・京子を演じたサトエリこと佐藤江梨子については、
「佐藤さんはプロポーションが良すぎる分、不器用な感じに見えるんですよね」と話す監督。あえて、普段は着ないだろう地味めの服を着て普通の女性を演じてもらったという。
「人間離れした格好でもよく似合うんですが、逆に普通の服を着せるとどこか窮屈そうなんですね。そこが役にピッタリと。彼女は、初めて会った時に『叫びには自信がありますよ。スクリーム女王狙っているんです』と話していたんです。そこでスクリームを担当してもらいました」

 心にトラウマを抱えつつ恐怖に立ち向かうサトエリのスクリームぶりもさながら、特筆したいのが水野美紀演じる“口裂け女”の恐怖ぶり。圧倒的な存在感で見るものを恐怖の渦に巻き込みながらも、次第に明らかになっていく誕生の秘密を絶妙に演じきった。
「“口裂け女”が生まれる原因となったエピソードに興味を持ったみたいで、水野さんのほうから演じてみたいとおっしゃったんです。“口裂け女”のメイクをした状態の彼女は、メイクにはない恐怖のオーラが出ていて、振り向いた時に後ろに立っていたりするとドキっとすることもありましたね」


 そして彼女とまさに身体をはったバトル(?)を繰り広げた加藤晴彦は、こんな裏話を明かしてくれた。
「殴られ、蹴られ、引きづりまわされと『どんだけ弱いんだ』というぐらいボコボコにされる役だったんですけど、必要以上にプロテクトするのも嫌だし、作り込むのも好きではないので、美紀ちゃんには『思いっきりやっていいよ』と言ったんです。そしたら何発かに一発は確実にヒットしていました(笑)」

 どうりでリアルな痛みがスクリーンから伝わってくるわけだ。さて、クライマックスの舞台となった廃屋での撮影は、雪降る春先の福島県で行われたのだそう。この廃屋、寒いのはもちろんのこと、随分とほこりっぽかったようで、周囲のスタッフはみなマスク姿だったんだとか。
「『そんなにすごいの?』みたいな。その中で演技をしていたってことです」と加藤晴彦も話していたが、マスクといえば劇中で“口裂け女”登場のカギを握るアイテムにもなっている。そこには監督のこんな思いが込められている。
「観終ったあと、マスクをしている人を見かけたらドキっとして欲しいというのがあって、ドッキリ感を残したラストにしています。なんかね、撮影していてもマスクをしている人を見かけると気になっちゃうんですよ。そういうイタズラ心はあるかもしれません。
 それに最後は『あぁ怖かった。スッキリ!』とはさせたくないというのもありました。幼児虐待というテーマを物語のベースにしているいる以上、綺麗ごととして逃げたくなかったんですよね」

 ひとつの都市伝説をもとに現代の物語として白石晃士監督が完成させた「口裂け女」は、連日テレビ・ニュースで報道される不穏な親子の関係がモチーフになっている。そのラストがどうなるかは、どうぞその目でお確かめあれ!

(取材・文/ライター 大西愛)

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