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2007.7.3(火)更新
【動画・インタビュー】
松山ケンイチがイルカと共演!沖縄の美ら海水族館で生まれた
感動の実話「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」
【動画・インタビュー】松山ケンイチがイルカと共演!沖縄の美ら海水族館で生まれた感動の実話「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」
撮影前に八景島シーパラダイスに行ったという松山ケンイチ。その時、イルカのショーを見て感動のあまり泣いてしまったのだとか。ということは撮影で泣きっぱなし!? と思いきや……「映画の撮影は感動よりも大変さの方が大きかったです」というのも実は泳ぎがあまり得意じゃないのだとか。お疲れさまでした!
【動画・インタビュー】松山ケンイチがイルカと共演!沖縄の美ら海水族館で生まれた感動の実話「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」
約1カ月の沖縄ロケ。オフの時は何をしていた?という質問に「1日だけ休みがあったので、ひめゆりの塔に行ってきました」と、松山ケンイチ。「男たちの大和 YAMATO」が彼の人生の羅針盤となったように、本作も動物との触れ合いや協力することの大切さなど学ぶことが多かったと語ってくれた
【動画・インタビュー】松山ケンイチがイルカと共演!沖縄の美ら海水族館で生まれた感動の実話「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」
舞台は沖縄の美ら海(ちゅらうみ)水族館。尾びれを失ったイルカのフジと、新米獣医の植村一也(松山ケンイチ)や飼育係たちとの交流を描く真実のドラマ
【動画・インタビュー】松山ケンイチがイルカと共演!沖縄の美ら海水族館で生まれた感動の実話「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」
イルカが元気いっぱいにジャンプするシーンも見せ場のひとつ。わくわくし、水族館に行きたくなる!
【動画・インタビュー】松山ケンイチがイルカと共演!沖縄の美ら海水族館で生まれた感動の実話「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」
こちらがフジのために用意された人工背びれ。さて、成功するのか!?
■「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」は7月7日(土)より、アミューズCQNほか全国ロードショー
(C)「ドルフィンブルー」製作委員会
【松山ケンイチ プロフィール】
1985年、青森県生まれ。2001年、ホリプロ×Boon×PARCOの共同企画 「New Style Audition」でグランプリを受賞し、本格的にモデル・デビュー。黒沢清監督作「アカルイミライ」(2002)で映画デビュー後、数々の映画に出演。佐藤純彌監督作「男たちの大和 YAMATO」(2005)で第30回日本アカデミー賞新人賞を、金子修介監督作「DEATH NOTE 前・後編」で同優秀助演男優賞を受賞。2007年は本作のほか、「ユメ十夜」の10夜目(山口雄大監督)、澤井信一郎監督作「蒼き狼 地果て海尽きるまで」、萩生田宏治監督作「神童」など、話題作への出演が相次いだ。また、テレビ・ドラマでも「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ)で連続ドラマ初主演を飾る。映画では、この後、森田芳光監督作「椿三十郎」、井口奈己監督監督作「人のセックスを笑うな」、中田秀夫監督作「スピンオフL」 など話題作が待機中

STAFF&CAST
監督・脚本:前田哲 原案:岩貞るみこ 主題歌:みつき 出演:松山ケンイチ 高畑充希 西山茉希 永作博美 山蕪w 池内博之 坂井真紀 利重剛 田中哲司 上間宗男(2007/松竹)105分
>> 公式サイト

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「フジは僕よりカメラ慣れしている(笑)。
求めているものを寸分くるわず演じてくれた」


 俳優、松山ケンイチが出演する2007年の公開映画はなんと5作品! 「ユメ十夜」、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」、「神童」に続く4作目が「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」である。沖縄の美ら海(ちゅらうみ)水族館で起きた実話をもとに作られた本作は、尾びれを失ったイルカのフジと、彼女を支えた人々の交流を描いた感動作。主人公・新米獣医の植村一也を演じた松山ケンイチに映画の魅力を語ってもらった。

「泳ぐことを諦めたイルカが飼育員や獣医の協力で再び泳げるようになり、さらにジャンプまでできるようになるという事実に感動しました」と、原作を読んだときの心中を話す。映画「デスノート」(2006)シリーズのL(エル)、テレビ・ドラマ「セクシーボイスアンドロボ」(2007)のロボとは違い、今回は実在する獣医を演じたわけだが、意外にも「事前準備は特にしなかった」のだとか。
「美ら海水族館に行って、映画のモデルになっている獣医の植田(啓一)さんに話を聞いたり、イルカの体温の測り方や採血の仕方、精密機械の扱い方を習いました」
 頭で考えるよりも直接現場で覚えることが重要だったようだ。

 もちろん、イルカとの共演も大きな挑戦だった。
「僕、これまで動物に触れ合ったことがあまりなくて……イルカに対しても腰が引けていたんです。それをイルカが察知して最初はうまく距離感がとれなかったんです。でも、徐々に打ち解けて仲良くなりました。イルカのプールに入るシーンがあるんですが、彼らが寄ってきてくれた瞬間は本当に嬉しかったです」

 イルカは賢くて敏感な動物と言われているが、約1ヶ月にわたる撮影のなかでフジの凄さを目の当たりにしたという。
「あくまで僕たちの勝手な解釈で、実際は賢いのかどうか分からないですけど──フジに関していうと、たくさんの観客が自分を見に来ていて、しかもカメラを向けられていることが分かっているんです。だからカメラを構えている人の前でじっとしている。その姿を見て凄いなと思いました」

 共演の坂井真紀も「フジは誰よりも女優だった」と話していることからもフジの演技っぷりがどれほどのものだったのか伺える。
「フジは僕なんかより全然、カメラ慣れしているんです(笑)。すごく伸び伸び演じていました。飼育員の導き方のおかげでもあるんですけど、僕達の求めているものを寸分くるわずに演じてくれました」
 そして、フジはいつの間にか“お母さん”のような存在になっていたという。
「すべての女性に感じることなんですが、器の大きさを感じるんです。フジも同じですべてを受け入れる広さを持っているなと」イルカから多くのことを学んだようだ。

 2005年、「男たちの大和 YAMATO」に出演後、自身の考え方が大きく変わり、新しい役を演じるときは常にそこに立ち返るのだという松山ケンイチ。それは「必死に戦った人たちがいるからこそ今の平和がある。平和をおろそかにしてはいけないし、平和を常識にしてはいけない」という想い。今回の植村役も例外ではなく、「男たちの大和 YAMATO」で得たフィルターを通して植村を演じることで、新たな心境の変化があったと語る。
「大きく変わったのは動物に対する接し方。以前は犬が通り過ぎても見向きもしなかったのに、今では立ち止まってちょっかい出したりするんです(笑)」

 この彼の純粋さ、真っ直ぐさはモデルとなった植田獣医にも共通している。
「植田さんと自分が似てるなぁと思ったのは、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなるところです。でも、真っ直ぐで清々しく思える一方で実は自己満足や独りよがりという危険な面も持っているんです。みんなと協力することで、その危険な性格は解消されていくんですけど。この作品を通して協力することの大切さも学びました」

 また監督からは、植田先生をそのまま参考にするのではなく、あくまで植村一也という役を演じてほしいと言われたのだとか。
「実際の植田先生はとても立派な獣医。陽気で真面目な人なんです。ただ、映画では新米獣医というちょっと生意気な設定になっているので今の植田先生とは随分違う。クセを付けずに演じました」

 人と動物との触れ合い、決して諦めない心──そんなメッセージが込められた「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」。最後に、この映画を通じていちばん伝えたいことは何なのか訊いてみた。
「僕たちの言う“世界”というのは、人間界ではなく自然界なんだということです。人間もたくさんある生命の1つだし、そういう視野の広さを持ってもらえた嬉しいです」

 大人になるとなかなか足を運ぶ機会が少なくなる水族館だが、そこには多くの感動が詰まっている。映画を観て、そして沖縄の美ら海水族館へ行ってフジに会う──今年の夏休みは映画&水族館コースで決まり!

(取材・文/ライター新谷里映)



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