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| 左から・加瀬亮、市川実日子、小林聡美、もたいまさこ、荻上直子監督、光石研 |
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| 「かもめ食堂」に続いて主演を果たした小林聡美。与論島のマイナスイオンやα波で、役づくりどころではなかったと言っていた!? |
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| 今回も存在感ばっちりのもたいまさこ。劇中出てくる“メルシー体操”については、「ビリーズブートキャンプよりきついです」と言ってた。マジ!? |
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| 5人で食事するシーンが何度も登場する。「かもめ食堂」に続いて、フード・スタイリストの飯島奈美がプロデュースした料理が、素朴で超おいしそう |
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■「めがね」は9月22日(土)よりテアトルタイムズスクエアほか全国ロードショー (C)めがね商会 |
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STAFF&CAST 監督・脚本:荻上直子 出演:小林聡美 市川実日子 加瀬亮 光石研 もたいまさこ(2007日活)106分

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「考えるとか、思考するとか、そういったことを 根こそぎ奪われる映画となってます」 (荻上直子監督)

ご存知、2006年に公開されロングラン・ヒットした「かもめ食堂」の荻上直子監督らスタッフとキャストが、またまたとっても心地よいスロー・ライフ映画を作り上げた。題して「めがね」。
舞台は、ゆるやかな時間が流れる南の浜辺。海辺の町を訪れたひとりの女性が、そこで出会った人々との交流を通して何かを取り戻していく。 この主人公・タエコ役に、小林聡美。そして彼女とふれあっていくサクラ役にもたいまさこ。ご存知「かもめ食堂」からの続投メンバーだ。そのほかメイン・キャストとして、市川実日子、加瀬亮、光石研といった個性キャストらが顔を合わせた。 そこで、荻上直子監督をはじめ、上記主要キャスト5人による舞台挨拶が行われた。
まずは主演の小林聡美からご挨拶。 「緊張と期待が織り交ざった複雑な心境です。ぜひ、楽しんでいってほしいです」 与論島で行った本作のロケをとても満喫したという。 「台本を読んだら本当はリラックスできないような役柄でしたが、実際に島へ行ったら、マイナスイオンやα波の嵐で、台本も頭に入ってこないし、現場も和気あいあいとした雰囲気で(苦笑)。 まず、歓迎のお昼ご飯で、鶏飯(けいはん)という郷土料理をいただいて。海苔とかが入ってて鶏のスープをかけて食べるんですが、食べたら一気に島の細胞になっていきました」
続いて、小林、もたいらと共演した市川実日子は、その感想を尋ねられ、横目で彼女にプレッシャー光線を送る先輩陣の顔色をうかがいながら、
「与論島で1ヶ月間撮影しました。大先輩に引っ張っていただきました」と言うと、小林、もたいたちは「よしよし」と言わんばかりにうなずく(笑)。
加瀬亮も島ののほほんゆるゆるムードについてこう言った。 「今回の現場は、明らかに異質でした。最初はやる気十分で、僕はひとりで現場入りしたんですが、最初に目にした光景が、もたいさんがヤギといっしょに散歩をしてる風景で(会場・爆笑)。いわゆる通常の雰囲気とは全く違っていました。いいなと思ったのは、撮影前に食事をする時間、そういう空気を作る時間があったことです。本当にいやすかったですね」
また、今回料理にこだわりをもつ宿の主人という役柄の光石研は、ご自身も料理をするかどうかを聞かれたところ「一切できません(苦笑)」とのこと。 「フード・コーディネーターの飯島(奈美)さんが、箸の持ち方からすべてやってくれました」 彼は“たそがれ”上手という設定だが、こちらも実際のキャラクターとは真逆だったよう。 「僕は常に動いてないと気がおさまらないタイプなので、こういう過ごし方もあるんだ、僕もゆっくりしなきゃって思いました」
また、「かもめ食堂」に続いて、いい味を出している謎の中年女性を演じたもたいまさこ。 「役作りについては、あーでもない、こーでもないと考えてましたが、島へ1歩入った途端、すべては無駄なんだと分かりました(笑)。100均(100円ショップ)に行っていらないものを買い集めたりとか、無駄な時間を過ごし、何もやりませんでした」 また、強烈なのが、劇中みんなで踊る“メルシー体操”。この体操については 「簡単そうな体操ですが、意外と大変ですよ。実は、東京に帰ってきてから、増えた体重を戻そうと、“ビリー(ビリーズブートキャンプ)”に入隊しました。でも、“ビリー”よりもこの体操のほうがうんとハードです」 え!? マジっすか。
そして、監督も与論島についてこんなふうにコメント。 「みなさんがおっしゃるように、のんびりした映画です。考えるとか、思考するとか、そういったことを根こそぎ奪われる映画となっています。撮影中に考えなきゃいけないことも『ま、いっか』となりましたし。でも、そういうものがうまく作用し、のんびりとした作品になったのではないかと勝手に思いました(笑)」
そんなゆるゆるの心地よい空気感が最高の「めがね」。映画を見れば、今すぐにでも島へ遊びに行きたくなること請け合いだ。描かれているのは、人生における“ひと休み”。世知辛い日常の日々に追われている方、ぜひこののんびり癒し映画を見て、しばしの休息を。
(取材・文/MovieWalker編集部・山崎伸子) |
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