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2007.9.25(火)更新
【動画・単独インタビュー】
ギレルモ・デル・トロ最新作「パンズ・ラビリンス」の美少女
イバナ・バケロは、まっすぐな眼差しが印象的な13歳!
【動画・単独インタビュー】ギレルモ・デル・トロ最新作「パンズ・ラビリンス」の美少女イバナ・バケロは、まっすぐな眼差しが印象的な13歳!
黒い髪と黒い瞳が印象的な13歳。受け応えもしっかりしてるし、すっかり大人のレディって感じ!
【動画・単独インタビュー】ギレルモ・デル・トロ最新作「パンズ・ラビリンス」の美少女イバナ・バケロは、まっすぐな眼差しが印象的な13歳!
1000人の候補者のなかからこの役を射止めたというシンデレラ・ガール。デル・トロ監督は当初、オフェリアを7〜8歳の少女と設定していたが、オーディションにやってきたイバナの黒い瞳に惚れ込み脚本を書き直したとか
【動画・単独インタビュー】ギレルモ・デル・トロ最新作「パンズ・ラビリンス」の美少女イバナ・バケロは、まっすぐな眼差しが印象的な13歳!
イバナが目標としているのはナタリー・ポートマン。そういえばどことなく雰囲気が似てる
【動画・単独インタビュー】ギレルモ・デル・トロ最新作「パンズ・ラビリンス」の美少女イバナ・バケロは、まっすぐな眼差しが印象的な13歳!
スペイン内戦を背景に、母親の再婚相手の元へ引き取られたひとりの少女が、逆境を克服しようと、現実とファンタジーの世界に立ち向かう
■「パンズ・ラビリンス」は10月6日(土)より恵比寿ガーデンシネマ他にて公開
[c]2006 ESTUDIOS PICASSO,TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJ
【イバナ・バケロ プロフィール】
1994年、バルセロナ生まれ。2004年にパコ・プラザ監督のホラー「Romasanta」で映画デビューし、ブライアン・ユズナ監督のSFホラー「ターミネーター2018」(2004日本未公開)やジャウマ・バラゲロ監督の「機械じかけの小児病棟」(05)に出演。「パンズ・ラビリンス」では1000人の候補者のなかからこの役を射止めた

STAFF&CAST
監督・プロデュース・脚本:ギレルモ・デル・トロ プロデュース:アルフォンソ・キュアロンほか 出演:セルジ・ロペス マリベル・ベルドゥ イバナ・バケロ ダグ・ジョーンズ(2006スペイン=メキシコ/CKエンタテインメント)119分・PG-12
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「デル・トロ監督は私を女優として見てくれた。
子どもとすぐ仲良しになれる素晴らしい人」


 スペイン語で撮影された外国語映画でありながら、第79回アカデミー賞では撮影賞・美術賞・メイクアップ賞の3部門を受賞した、ギレルモ・デル・トロ監督のダーク・ファンタジー「パンズ・ラビリンス」がいよいよ日本にも上陸、10月6日(土)より公開される。

 本作は、スペイン内戦を背景に、母親の再婚相手の元へ引き取られたひとりの少女が、目の前の不幸な境遇を克服しようと、現実とファンタジーの世界に立ち向かう物語。
 子どもの頃、誰もが体験したような、現実世界と空想世界の境界の危うさを見事に表現した作品で、同じくデル・トロ監督がスペイン内戦時代を舞台にした「デビルズ・バックボーン」(2001)のように子どもにしか見えない世界を描きながら、完成度をさらに高めた傑作だ。

 「パンズ・ラビリンス」で、次々と降りかかる恐怖と闘う美少女オフェリアを演じているのは、イバナ・バケロ。黒い瞳が印象的な13歳だ。
 映画で見るよりも大人びた感じだが、撮影からすでに2年経っているのだという。

 「撮影中も成長したので、最初に着ていた衣裳とか入らなくなったりしました」とイバナ。
「でも、2年前はそんなに昔のこととは思えないし、自分も子どもだったとは思っていません。ちゃんといろいろなことをわかっていたつもり」と、受け応えは実にしっかりしている。

 スペインでは子役として数々の作品に出演しているが、映画界に入るきっかけは、学校で見た張り紙だったとか。
「学校に“髪の色の濃い、英語の喋れる女の子募集”という貼り紙があったんです。友だちみんなが『出よう!出よう!』って。私もお母さんに『出てもいい?』って聞いたら、『いいわよ〜』みたいな感じで行ったら合格してしまいました。その時の撮影で女優さんっていいかもしれないなあって思って、今も続けています」

 デビュー当時からホラー映画への出演が多かったイバナ。 「ホラーもファンタジーも撮影中と実際の出来上がりが変わるという意味で面白いですね」とハキハキ。

 今回も撮影中は和気あいあいとして、とても楽しい現場だったのだという。
「カメラが回っている間は、みんな役に没頭していて静かですが、デル・トロ監督が『カット!』と言うと、また和気あいあいに戻るんです」

 そのデル・トロ監督だが、ホラー映画など怖い作品が多いし、テレビや写真で見るご本人もヒゲもじゃで、失礼ながらなんとなく怖そうだが……。
「全然怖くないですよ! 素晴らしい人です。私たちはすぐ仲良しになりました。監督は私のことをちゃんと女優として見てくれるんです。その反面、監督としては、こだわりを持っていて、全部自分の思い通りに撮りたいという人なんですね。演技に関してすごく細かい指導をするし、同じシーンを何度も繰り返しさせられて、ウンザリすることもありました。でも、完成品を見たら、あ、こういう指導で正しかったんだなあって」

 イバナが言うには「監督は忍耐強く子どもと接してくれる人」。でも「監督としてのこだわりは譲らない」とも。うーむ。実に冷静かつ的確な分析ではないですか。13歳にしてこの洞察力。恐るべし。
「オフェリアは幻想の世界へ逃げたのではなく
現実を良くするために入っていったと思う」


 さて、凝り性のデル・トロ監督が生み出す、幻想的なラビリンス(迷宮)も本作の見どころのひとつ。
「大道具とか舞台背景は仮に作られたニセモノだったんですが、パンとペイルマンとヒキガエルはちゃんと目の前にいましたよ」と、イバナは楽しそうに語る。

 パン(オフェリアを迷宮へ導くヤギの顔をした牧神)とペイルマン(手の平に目玉を持つ怪物)は、いずれもアメリカ人俳優ダグ・ジョーンズが演じているが、ヒキガエルはアニマトロニクス手法で撮られている。アニマトロニクス手法というのは、CGではなく実際にクリーチャーをリアルに再現したロボットを作って撮影する技術のこと。

 オフェリアが最初の試練として、大きなヒキガエルに会う場面は、彼女の勇気が試されるとても重要なシーンだ。
「あのシーンは、オフェリアのスピリッツが現れていたところ。幻想の世界で試練を乗り越えようと努力するオフェリアは、とても勇気のある女の子だということが表現されていると思います。オフェリアがなぜ怖さを克服して試練に立ち向かっていくかというと、お母さんと生まれてくる弟のいる現実の世界を良くするんだという気持ちがあるからじゃないかな」

 こちらが思わず「オフェリアは幻想の世界へ“逃げた”」という言い方をしたところ、「オフェリアはファンタジーの世界を良くすることで、現実世界の助けにしようと考えたと思うの。だから“逃げた”ということではなくて、幻想世界に(自ら)入っていった──というふうに私は思います」と、イバナは力強く言い切った。

 最後に「あなたがオフェリアなら、どうする?」と聞くと、
「たぶん私もオフェリアと同じ行動をとったんじゃないかなあ。ただ、オフェリアほど勇敢になれるかどうかってのは疑問だけど」とニッコリ。

 インタビュー中もジーッとこちらを見つめるまっすぐな眼差しと、驚くほど利発な話しぶり、そしてその美貌から、どことなく子役時代のナタリー・ポートマンを彷彿とさせるなあと思っていたら、イバナ本人もナタリーに憧れ、目標としているとのこと。
 ちなみに取材中は、イバナのママがずっと後ろで見守っていて、取材が終わるや否や、イバナは真っ先にママに飛びつき、抱っこされていた。しっかりしていても、まだまだ子どもなんだなあ。

 こんなイバナちゃんが大人たちとクリーチャーに健気に立ち向かう「パンズ・ラビリンス」。あなたもオフェリアに導かれて、ダークなラビリンスに迷い込んでみては。

(取材・文/ライター清水千佳)



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