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2008.5.20(火)更新
【来日合同インタビュー】
ロンドン発イケメン
「ラスベガスをぶっつぶせ」ジム・スタージェスの勝負強さ
【来日合同インタビュー】ロンドン発イケメン「ラスベガスをぶっつぶせ」ジム・スタージェスの勝負強さ
本作で大ブレイクした、ジム・スタージェス。全篇ビートルズが流れるミュージカル「アクロス・ザ・ユニバース」(8月公開)で注目され、本作の主演に大抜擢された
【来日合同インタビュー】ロンドン発イケメン「ラスベガスをぶっつぶせ」ジム・スタージェスの勝負強さ
本家イギリスでは“ネクスト、ジェームズ・マカボイ”とも言われている。個人的には、アシュトン・カッチャーの方が似てると思うんだけど
【来日合同インタビュー】ロンドン発イケメン「ラスベガスをぶっつぶせ」ジム・スタージェスの勝負強さ
ポスターのメイン・ビジュアルのポーズをまねてもらいました。キマってる?
【来日合同インタビュー】ロンドン発イケメン「ラスベガスをぶっつぶせ」ジム・スタージェスの勝負強さ
ジムが扮するのは、MIT(ボストンのマサチューセッツ工科大学)の優秀な学生、ベン・キャンベル。MIT卒業後にハーバード大学医学部へ進学するため、学費30万ドルを稼ごうと、ミッキー・ローザ教授(ケビン・スペイシー)の誘いによってラスベガスへ乗り込む。共演に「スーパーマン リターンズ」のケイト・ボスワース(左)
【来日合同インタビュー】ロンドン発イケメン「ラスベガスをぶっつぶせ」ジム・スタージェスの勝負強さ
ベンたちは週末を利用して、ラスベガスの超高級ホテルのスイート・ルームに集合。それぞれの役どころに扮してカジノに潜入し、ブラックジャックで次々と大金を稼いでゆく
【来日合同インタビュー】ロンドン発イケメン「ラスベガスをぶっつぶせ」ジム・スタージェスの勝負強さ
製作も兼ねているケビン・スペイシー(右)。小憎たらしいミッキー・ローザ教授役が絶妙にハマってる
■「ラスベガスをぶっつぶせ」は5月31日(土)より有楽座ほかにて全国公開
【ジム・スタージェス プロフィール】
1981年、イギリス・ロンドン生まれ。イギリスでテレビ俳優としてキャリアを積み、2007年アメリカでスマッシュヒットを記録したビートルズの楽曲による異色ミュージカル「アクロス・ザ・ユニバース(原題)」の主役を演じて注目される。俳優業の他に音楽活動もしており、アーティストとしても活躍。今後、ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンと共演の史劇「The Other Boleyn Girl」(2008)やローズ・マッゴーワン、ベン・キングスレー共演のスリラー「Fifty Dead Men Walking」(2008)、ハリソン・フォード、アシュリー・ジャッド、ショーン・ペンら共演作「Crossing Over」(2008)などの作品が待機中

【STAFF&CAST】
監督:ロバート・ルケティック原作:ベン・メズリック 製作・出演:ケビン・スペイシー 出演:ジム・スタージェス ケイト・ボスワース ローレンス・フィッシュバーン(2008米/ソニー)122分
>> 公式サイト
予告編[ラスベガスをぶっつぶせ]
ジム・スタージェス インタビュー(2分50秒) [ラスベガスをぶっつぶせ]
>> 「ラスベガスをぶっつぶせ」上映スケジュール
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「僕、本当は、文系なんです」

 勝負強い男はお好き? イケメン・アンテナがとがった皆様、「ラスベガスをぶっつぶせ」で、天才大学生を演じるジム・スタージェスは如何?
 全篇ビートルズが流れるミュージカル「アクロス・ザ・ユニバース」(8月公開)で鮮烈にスクリーン・デビューを果たし、本家イギリスでは“ネクスト、ジェームズ・マカボイ”ともささやかれる有望株。栗色のサラサラ・ヘアが、いかにもロンドンっ子といった風情の27歳だ。
 日本では、本作でお目見えとなるジム君が、はじめて日本へやってきた。

「売れている実感? ないですよ(笑)。そういう噂には、なるべく耳を貸さないようにしようと思ってるんです。僕、下積みが長かったから、今までどおり地に足をつけていきたいな、と。それでも今回は、初めて日本に来られてうれしいです。写真や映像で見た日本のアイコンを、実際に歩いて体験できるなんて!」
 と、純朴なリアクションの彼だが、スクリーンのなかで演じたのは、天才。本作は、ノーベル賞受賞者を数多く輩出することでも有名なマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生が、その天才的な数学のテクニックを駆使して、ギャンブルのメッカ、ラスベガスで荒稼ぎをする、というお話。なんと、実話を元にしている。

 一攫千金を狙うそのわけは、学費の30万ドルを捻出するため。この動機が、いかにも世界トップ・レベルの大学生の発想で面白い。勉強しかできない地味度100%の大学生だったジム君扮するベンが、カジノで大もうけして札びらで風を切って歩くにわかセレブへと変身する。映画では、その変身ぶりももちろん、天才ならではのロジカル・シンキングが見どころだ。ベンは、どんな感情にも押し流されない論理的思考の持ち主だからだ。
「僕自身は、どちらかというと文系(クリエイティブ・シンキング)で、まったく理系(ロジカル・シンキング)ではないんです。ただ、感情を押し殺すというのは、どんなタイプの人間にもあることだから、その延長で想像力を膨らませて役に近づきました。カジノでは基本的にはテーブルに座ったままの芝居なので動きはないし、表情も動かさないぶん、瞳の奥で、いろんな思惑が交錯するというところに気を使いましたね」

 劇中の彼は、スパイ映画のヒーローさえ彷彿とさせる。カジノという“敵の本拠地”に潜入しミッションを遂行する、クールな色香が立ち込める。
「でもね、これは監督のロバート・ルケティックが偉大なんですよ。監督は、ベンが頭のなかで考えていることを見事に映像にしているでしょう。できあがった映画を見たときは、その見事な手法に驚きましたよ」
 ベンがカジノで駆使するのは、カードカウンティングというテクニック。確率理論にもとづいたカジノ必勝法で、巧みなチーム・プレイと頭脳戦であっという間に大金を手にする。瞬きする間に、ベンの脳がフル回転し、すばやい状況判断がくだされる様子は、見てのお楽しみ。
「ラスベガスには
長く滞在するべきじゃないね(笑)」


 ジム君はじめ、キャスト、スタッフ一同は、リサーチと撮影を兼ねてラスベガスに1ヶ月半滞在したそうだ。
「ベガスに滞在していたときのことは、『6人の役者 は、いかにしてベガスでお金をすったか』というスピンオフ企画ができるくらいだよ」と、笑う。
「僕らは、当然、数学的な頭脳を持ち合わせていないから、リサーチをすればするほど、お金を失っていくんです。だんだんと、みんながオカシナ具合になっていくのがわかりましたよ(笑)。1ヶ月半の滞在期間中に、もしかしたら映画のなかで稼いだぶんくらいは損したんじゃないかな(笑)。というか、ラスベガスは1ヶ月しか滞在するべきではないというルールを作るべきだと思いましたよ(笑)」

 取材中、いちばんジム君の口調がなめらかになったのが、このベガス撮影時の話だった。ベガスでは、MITの元学生であり劇中にもワン・シーン登場する原作者とも寝食を共にしたという。さんざんお金をすったわりには、いかにも楽しげな口調が印象的だった。撮影が楽しかったということなのだろう。おだやかな口調とは裏腹に、ジム君の肝の太さも感じさせる。
 ベンは、カジノと出会うことで人生を180度変えてしまったが、そんな人間を演じたジム君自身はどうなのだろう?
「僕の人生のターニング・ポイントは、やっぱりデビュー作『アクロス・ザ・ユニバース』でしょうね。それまでは、あまり治安のよくない街角の地下室でバンドをしている、ただのロンドンの小僧に過ぎなかったんですから。将来の展望なんてあまり深く考えずにいた自分が、たまたまオーディションで受かって『アクロス・ザ・ユニバース』に出演したことから、想像もできない体験が始まって……。アメリカに行くこともできたし、普通の生活では会えない人々にも会えたんです。いちばんの驚きは、自分自身がかつてないほどクリエイティブになることができたっていうことでした」

 映画とカジノ、モノは違うが、ジム君と劇中のベンは、ひとつの出会いから人生を大きく変えてしまったところがそっくりだ。映画を興行として考えれば、当たるも八卦、当たらぬも八卦で、ギャンブルに似ていないこともない。
 そんな表裏一体の世界で、大きな“当たり”を手に入れたジム君、次回作も次々と控えており、スター街道まっしぐら。勝負強い男が、次に引き当てるものはナニ?

(取材・文 サイト−トモコ)
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