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| 左から・監督の犬童一心監督、小泉今日子&猫のグーグー、上野樹里、加瀬亮 |
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| 映画の主演は「空中庭園」以来、3年ぶりとなった小泉今日子。演じるのは天才漫画家・小島麻子役で、子猫のグーグーとじゃれあうシーンがたまらなく素敵 |
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| 小島麻子のアシスタント役に扮した上野樹里。現在放映中のドラマ「ラスト・フレンズ」でのシリアスな演技を監督たちから褒められ、ちょっとテレ気味だった |
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| 相変わらず映画に出まくってる加瀬亮は、小島麻子と交流を持つ好青年・青自(せいじ)役。犬童監督曰く「加瀬くんもシンプルにすごくいい。そこにぱっといるって感じで」 |
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吉祥寺に住む天才漫画家・小島麻子は、愛猫サバを亡くした悲しみで漫画を描けなくなっていた。ところがある日、新しい猫グーグーを飼うことになって、そこから日常の幸せを取り戻し、いろんなことがうまく回り始める ■「グーグーだって猫である」は秋シネマライズ他にて公開 |
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【STAFF&CAST】 監督:犬童一心 原作:大島弓子 出演:小泉今日子 上野樹里 加瀬亮 林直次郎(平川地一丁目) 伊阪達也 大島美幸(森三中) 村上知子(森三中) 黒沢かずこ(森三中) マーティ・フリードマン 大後寿々花(2008アスミック)

>> 公式サイト |
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予告編[グーグーだって猫である]
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完成披露舞台挨拶(7分09秒) [グーグーだって猫である]
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「不思議な味わいの映画で言葉にするのは難しいけど、感じることができる映画になってます」 (小泉今日子)

「ジョゼと虎と魚たち」(2003)や「眉山」(2005)の犬童一童監督が、小泉今日子を主演に迎えて、大島弓子の原作コミック「グーグーだって猫である」を映画化。原作は愛猫との生活を綴った自伝的エッセイだが、映画では子猫の可愛さはもちろん、ナイーブだけど魂に響く感じの人間ドラマ、すなわち大島ワールドが、非常に巧く映像化されている。そこで本作の完成披露試写会が行われ、主演の小泉今日子をはじめ、共演の上野樹里、加瀬亮、犬童一童監督らが登壇した。
映画の主演は「空中庭園」(2005)以来、3年ぶりとなった小泉今日子。演じるのは、天才漫画家・小島麻子役だ。 「私が子供の頃からいちばん憧れていた大島弓子さんという漫画家の作品をさせていただき、とっても幸福な日々でした。私も猫を飼っています。また、女がひとりで生きていく気楽さや、ちょっとしたさみしさもわかって生きていて、麻子という役にすんなりと入り込めたような気がしました。とても不思議な味わいの映画になってますが、言葉にするのは難しいけど、感じることができる映画になってると思います」
麻子のアシスタントのひとりナオミ役を演じた上野樹里。 「猫のことはあまりよくわかってなくて、犬しか飼ったことがなかったのですが、撮影が終わる頃には、自分も1匹の猫のような気持になった気がします。たくさんの人、女性に観ていただきたい映画です。先ほど小泉さんがおっしゃったように言葉では表しにくいんですが、すごく繊細でやさしくて暖かくて強くてすごくいい作品なので、ぜひ観てほしいです」
そして、麻子と恋の予感を感じさせる青自(せいじ)役の加瀬亮。 「本当に楽しい映画が出来上がったと思ってます。台本をいただいてから原作を読んだんですが、素晴らしい原作で夢中になって読みました。でも、気づいたら僕の役は原作になくて、監督がすくいあげた楽しさを表せられればなと。ゆっくりごらんになって、心をほぐしていってもらえたらと思ってます」
そして本作の監督・脚本を務めた犬童一心監督へ。 「言葉にしづらいとふたりに言われると、ちょっと心もとない感じがしますが(笑)。でも、作る前に、せっかく猫の映画だし、『子猫物語2』みたいな映画を作ってバシッと当てて印税をいっぱいもらおうかなと、一瞬頭をよぎったのですが、やはり脚本を書く立場で大島さんの書かれた原作を真剣に読むと、そういうイケない考えは自然に消えていきました。 大島さんの書かれたものを素直に、そしてできるだけシンプルに伝える映画にならないかなと思いました。本当に心あたたまるやさしい漫画なんですが、その奥にそれだけでは言い表せないものがあり、それも素直に映画化してしまいました。でも可愛い猫がいっぱい出てくる映画なので、ぜひ楽しんでもらえればと」
その監督の言葉を受けて小泉はこう語った。 「言葉にしづらいのは否定的な意味ではなく、吉祥寺の町を舞台にしながらも、その吉祥寺からぐっと引いていって、宇宙から吉祥寺を見るみたいな雰囲気を感じました。物語が広がっていくんですが、最後にひとつの方向に見えてくるような。観ていると胸がいっぱいになって、自分がもっている言葉では言い表せないというか。でも本当に胸の中はぱんぱんになるんです。個人的には、生きていくことの楽しさや大変さは、とてもいとおしいことなんだなと感じました。また、私も日々の生活のなかで自分の猫にものすごく助けられてます。私はよく猫のことを『おかあさん』と呼んでますね」 |
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その後犬童監督は、登壇した3人の演技をベタ褒め。特に小泉についてこう語った。 「小泉さんは女優としてすごい人だなと思いました。僕は、あまり小泉今日子ウォッチャーじゃなかったので、これまで深く接しないでずっときて、いきなりこの撮影現場だったんですが、『この人もしかしてすごい女優なんじゃないか』という変な発見をして。なんか妖精みたいな感じです。現場でもちょっと離れたところにいるけど、必要な時になると戻ってくる。でもまた自然に違う世界にひとりでいるってことができる。本当に妖精のようでした」
上野樹里は、小泉との共演についてこう語った。 「すごくたくさんいろんな話をしてて、何を話したかは覚えてないけど、ただ、楽しかったなという記憶があります。でも、撮影に入ると、切ないシーンでは本当に切なくなってしまったり、猫と遊ぶシーンでは癒されながら、小泉さんとグーグーの世界をいっしょに楽しませていただきました」
最後に、小泉が本作についてこうアピール。 「とにかくここにいる人だけではなく、本当にたくさんの人たちがこの映画のなかで生きています。猫も象さんも、森三中さんとか、若い人たちから大人まで。本当に可愛いんですよ、人って。だからこの映画を観てくださった方が、ちょっと心が元気になってくれたらいいかなと」
会見後、実際に映画に登場している猫のグーグーが舞台に登場。小泉今日子に抱かれ、健気にカメラ目線を送る姿を見てもうメロメロ。本作では、そんなグーグーはもちろん、登場人物の心のあやがとても丁寧に映し出されている。そして、観終わった後は、猫のもつぬくもりのようなものを与えてくれる秀作だ。
(取材・文/MovieWalker編集部・山崎伸子) |
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