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| 三流役者に扮して、コメディの主役に初挑戦ながらも見事に新境地を開拓した佐藤浩市(左)、メガホンをとった三谷幸喜監督(中央)、ずる賢いクラブの支配人・備後役を熱演した妻夫木聡 |
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| 三谷幸喜監督作はフル出演の戸田恵子(左)は厚化粧の謎の女役!? 三流役者のマネージャー役に小日向文世(中央)、妖艶なギャングのボスの女に扮した深津絵里 |
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| 備後に尽くす従業員役を好演した綾瀬はるか(左)、ギャングの腹心を演じた寺島進(中央)、三谷脚本の大河ドラマ「新選組!」での仕事が本作のオファーにつながったという伊吹吾郎は何事にも動じないバーテンダー役 |
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| 前列左から・深津絵里、佐藤浩市、三谷幸喜監督、妻夫木聡、綾瀬はるか 後列左から・戸田恵子、小日向文世、寺島進、伊吹吾郎 |
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ギャングのボス(西田敏行)の女(深津絵里)に手を出したクラブの支配人・備後(妻夫木聡)は、伝説の殺し屋、デラ富樫を探し出すよう命じられる。だが、デラ富樫の居場所を見つけられない備後は、仕方なく売れない三流役者の村田(佐藤浩市)を雇って、デラ富樫に仕立て上げる ■「ザ・マジックアワー」は6月7日(土)より全国東宝系でロードショー (C) 2008 フジテレビ 東宝 |
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【STAFF&CAST】 監督・製作:三谷幸喜 出演:佐藤浩市 妻夫木聡 深津絵里 綾瀬はるか 西田敏行 小日向文世 寺島進 戸田恵子 伊吹吾郎 浅野和之 香川照之(2008東宝)136分

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「僕自身こういう映画が観たかった、 観たいなと思って作った映画です」 (三谷幸喜監督)

待ってました! 人気脚本家・三谷幸喜の脚本・監督最新作「ザ・マジックアワー」が初お披露目。今や、人気脚本家・三谷幸喜は、人気映画監督でもあるのだ。というのも、監督デビュー作「ラヂオの時間」(’97)や、2作目「みんなのいえ」(2001)が好評を博し、3作目の「THE 有頂天ホテル」(2006)は、なんと興行収入60.8億円をはじき出すというメガ・ヒット。果たして、4作目「ザ・マジックアワー」では、どういう映画を見せてくれるのか!?
今作は、前作に引き続き、豪華キャスト競演によるコメディだが、とにかくプロットが巧み。映画監督と名乗るあやしい男から、伝説の殺し屋役をオファーされた売れない三流役者が、本物のギャング相手とは知らずに堂々とした風格で殺し屋役に扮していく。佐藤浩市扮するこの三流役者の勘違い男ぶりをはじめ、それぞれの登場人物がどこかへんてこキャラで最高!
そこで、本作のジャパン・プレミアが、六本木ヒルズで開催。ゴージャスなリムジンに乗って、三谷幸喜監督をはじめ、佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、戸田恵子、小日向文世、寺島進、伊吹吾郎らがアリーナに登場し、レッド・カーペットを歩いた後に舞台へ登壇。
まずは、三谷幸喜監督がご挨拶。レッド・カーペットを歩いて登壇した感想について 「どうも! ものすごく恥ずかしいです(会場・大爆笑)。こんなに集まっていただいて、ありがとうございます。最高の映画ができたと思ってます。ぜひ、劇場で観ていただきたいです」
愛すべき売れない俳優・村田役に扮した佐藤浩市。コメディの主役は本作が初だとか。 「レッド・カーペットを歩く気分は、本当に恥ずかしかったです(笑)。しかも、素晴らしいリムジンに乗せていただいて、感謝です」 完成した作品については 「すごく不思議な映画です。悪役も出るし、いい役も出るし、マヌケな僕も出てますが、最後は誰も憎めない、なんかゆるせちゃうという不思議な映画。笑えるし、観たらその日1日、不愉快な思いは絶対にしない作品です」 これまでのイメージをくつがえす、コメディアンぶりを発揮している佐藤だが、周りからの反響は? 「息子も大変楽しかったと申しておりました(笑)。台本をもらった時点で、字面で笑わせてくれたけど、それを自分が3次元にする時に、もっと増幅させて楽しいものにしないといけなかった。それで、腹は決まったというか、いろいろとやらせていただきました」 |
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村田とギャングのボスの両方を騙す、クラブ「赤い靴」の支配人・備後(ビンゴ)役の妻夫木聡。 「レッド・カーペットは意外と短いので、ゆっくり歩いてくださいって言われてましたが、やっぱり恥ずかしくて速く歩いてしまいました(笑)。映画は観終わった後、僕自身爽快感を感じたので、みなさんにもそれを味わってほしいです。映画って最高だな、元気がもらえるなっていう映画になってると思いました」 「今までは好青年役が多かったですが、今回うさんくさい役柄を演じています。本当の妻夫木さんはどっちに近いですか?」という質問に関しては 「できれば好青年でありたいですけど(笑)」とのこと。
ギャングのボスの女でありながら、備後と恋に落ちたマリを妖艶に演じた深津絵里。 「(今での清純な雰囲気を)かなぐり捨てて演じました(笑)。嫌なこともふっとんでしまうくらいに楽しい雰囲気になれる作品。ひとつひとつ丁寧に撮影されてて、三谷監督の映画に対する思いやエネルギーが熱かったなと」 今回はコケティッシュな衣装をまとい、主題歌にもトライしているが、「歌は自分的には何点くらいでしたか?」と聞かれると 「そんなことを聞かないでください(苦笑)」とコメント。
備後に尽くすクラブの従業員・夏子役に扮した綾瀬はるか。 「騙す人と騙される人がいまして。その対話が面白くて。最後には心あたたまる感じがして、本当に面白い映画だなと。現場は和やかな感じでした」
村田のマネージャー役に小日向文世。 「セットが素晴らしくて、ロケとセットが一体となって、どっちがどっちというのが今見てもわからない素晴らしい出来上がり。登場人物とセットも一体になってて、一体どこの国の人たちなんだろう? どこの町なんだろう?っていう不思議な気持ちに包まれます」 ちなみにマネージャー役についてはこんなエピソードも。 「フジテレビに初めて行った時に、マネージャーに間違えられまして。ドラマの仕事の衣装合わせで行ったんですけどね(苦笑)。で、そのマネージャー役がついに来たかと」
ギャングのひとり黒川役に寺島進。 「たぶんこの映画がフジテレビではなく日本テレビ系でしたら、来年のアカデミー賞はタイトル独占だと思います。そのくらいすごい映画だと思うんで観てください。よろしく!」というコメントに「おいっ!」と焦りまくる三谷幸喜の姿に会場は大ウケ。
強烈な厚化粧の謎の女、マダム蘭子役に戸田恵子。ちなみに戸田は、すべての三谷監督作に出演している。 「厚化粧の女ということですが、今日は比較的薄化粧で参りました(笑)。厚化粧ぶりをスクリーンの中で十分見ていただきたいです。出てくるたびに、衣装・メイク・ホクロの位置も変えております。1カットのところでも、変えなくてもいいのに変えてます(笑)」
何事にも動じないバーテンダー鹿間役に伊吹吾郎。 「初めての三谷作品ですが、全員が一丸となってやった作品で、本当に楽しい作品です! セットは本当に町の中にあるような感じで。三谷さんも、きめ細かく演出されてました。 また、はるかちゃんが娘役だったので、行く度に笑顔が見れてよかったなと思いました」と言うと、寺島から「オヤジっ!」というヤジが飛んだ。
その後、三谷監督は、完成した映画を観ての手ごたえを聞かれ、きっぱりとこう語った。 「僕自身こういう映画が観たかった、観たいなと思って作った映画ですので、今までの日本映画にはない新しいジャンルの映画になったなと思ってます」
(取材・文/MovieWalker編集部・山崎伸子) |
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