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2008.7.16(水)更新
【動画・インタビュー】
直木賞作家・重松清×廣木隆一監督が贈る青春群像劇
「きみの友だち」を“正統派&実力派”俳優・福士誠治が語る!
【動画・インタビュー】直木賞作家・重松清×廣木隆一監督が贈る青春群像劇「きみの友だち」を“正統派&実力派”俳優・福士誠治が語る!
6月3日に25歳を迎えた福士誠治。その感想をたずねると「20代前半は、まだまだ新人! という感じでしたが、25歳は30歳に近い20代なんだなと(笑)。というのは、これまでは現場とかで自分が一番年下だったけれど、いつの間にか年下の方も増えてきていたりするので…」 そういう時に少し大人になったと感じるのだそう
【動画・インタビュー】直木賞作家・重松清×廣木隆一監督が贈る青春群像劇「きみの友だち」を“正統派&実力派”俳優・福士誠治が語る!
登場人物を繋げていくアイテムのひとつに“もこもこ雲”があり、この映画を機に雲を撮影するようになったスタッフが続出。彼もよくブログで風景写真を載せているが…「風景写真はよく撮ります。景色も1つの出会いだと思うんです。同じ場所でも太陽の位置や雲の形によって変わりますからね」
【動画・インタビュー】直木賞作家・重松清×廣木隆一監督が贈る青春群像劇「きみの友だち」を“正統派&実力派”俳優・福士誠治が語る!
フリー・スクールでボランティアをしている20歳の恵美(石橋杏奈)。彼女は、ある日取材に来たジャーナリストの中原(福士誠治)に、学生時代を共に過ごした大切な友だちの話をし始める。ふたりのバックに貼ってあるのが“もこもこ雲”の写真
【動画・インタビュー】直木賞作家・重松清×廣木隆一監督が贈る青春群像劇「きみの友だち」を“正統派&実力派”俳優・福士誠治が語る!
交通事故の後遺症があるため、人との間に壁を作ってきた恵美と、体が弱くておっとりした由香(北浦愛)。ふたりはあることをきっかけに交流を深めていく。少女たちの演技のみずみずしさも本作の魅力のひとつ
【動画・インタビュー】直木賞作家・重松清×廣木隆一監督が贈る青春群像劇「きみの友だち」を“正統派&実力派”俳優・福士誠治が語る!
彼氏ができた親友から相手にされなくなったハナ役に「蛇にピアス」の吉高由里子
■「きみの友だち」は7月26日(土)より新宿武蔵野館、渋谷シネ・アミューズほか全国順次公開
[c]2008 映画「きみの友だち」製作委員会
【福士誠治 プロフィール】
ふくしせいじ 1983年神奈川県生まれ。「ロング・ラブレター 漂流教室」(2002)でドラマ・デビューし、「19borders」(2004)でドラマ初主演を果たす。その後、NHK朝の連続テレビ小説「純情きらり」(2006)で、ヒロイン(宮崎あおい)の相手役・松井達彦を演じて一躍脚光を浴びる。その後も「のだめカンタービレ」(2006)、「風の果て」(2007)に出演し、現在は主演ドラマ「オトコマエ!」が放映中。映画の主な出演作は、「スウィングガールズ」(2004)、「チルソクの夏」(2004)、「アインシュタインガール」(2005)、「タッチ」(2005)、「ワルボロ」(2007)、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007)など

【STAFF&CAST】
監督:廣木隆一 原作:重松清 脚本:斉藤ひろし 主題歌:一青窈 出演:石橋杏奈 北浦愛 吉高由里子 福士誠治 森田直幸 柄本時生 華恵 中村麻美 大森南朋 柄本明 田口トモロヲ 宮崎美子(2008ビターズ・エンド配給)125分
>> 公式サイト
予告編[きみの友だち]
福士誠治インタビュー(3分19秒) [きみの友だち]
>> 「きみの友だち」上映スケジュール
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「僕の14歳の頃ですか? 人には
言えないくらいおかしなヤツでした(笑)」


 “正統派”という言葉がよく似合う俳優、福士誠治。ドラマ「純情きらり」(2006)や「のだめカンタービレ」(2006)、映画「ワルボロ」(2007)など、これまで演じてきた役柄がそんな印象を与えているのかもしれないが、もちろん彼自身の人柄あってこそ。新作「きみの友だち」ではヒロインを支える優しさ溢れるジャーナリスト・中原を演じている。

「エピソード1つひとつが、誰もが持っている記憶や忘れかけている感情を思い出させてくれるんです。あの頃(学生の頃)は必死だったけれど、今思い返すといい思い出だな……とか、ジーンとさせられるんですよね。切なさ、温かさ、というフレーズが似合う映画だと思います」と、印象を語る。
 原作は直木賞作家・重松清の長編傑作。交通事故の後遺症がきっかけで壁を作って生きてきた恵美と、幼い頃から体が弱く学校を休みがちな由香を中心に “友情” と“絆”についてストーリーが綴られていく。
 そして、演じる中原という役についてこう続ける。
「壮大とまではいかなくても大きくて優しい男、その辺を自然に演じられたらと思いました。恵美は足が悪くて他人にツンケンした態度をとってしまうんです。でも、中原に対しては徐々に心を開いていく、そういう存在であることを常に意識して演じました」

 廣木監督とは「ガールフレンド」(2004)以来2度目の顔合わせとなるが、今回はどんな演出を受けたのだろうか。
「監督に前作の話をふってみたんですが、全然覚えていなかったんですよ(苦笑)。というのも、1作目の僕のシーンはわずかだったので……。ですから、今回が廣木監督作初参加という気持ちで挑みました。現場での監督ですか? 決して厳しくはないです。俳優が演技のコツや流れをつかむまで何度も繰り返しテストをする監督ですね。長回しのカットが多かったので緊張感はありましたけど、基本的には自由にやらせてもらいました」

 撮影はオール山梨ロケ。自然に囲まれた街の風景がまた懐かしさや温かさを運んできたのだという。
「僕は冒頭のタイトルが出るシーンが好きで、初めて見たときはジーンとさせられました。顔の表情までは見えないんですが、2人(恵美と由香)のその時の関係性が見えていいなと」
 そう話すように、美しい引きの映像が多いこともこの作品の特徴のひとつ。原作の舞台は山梨ではないが、いくつかロケハンをして山梨の街の中の公園を見たときに、描きたい世界観と重なったのだと監督は語っている。

 続いては14歳から20歳の恵美を演じた石橋杏奈との共演について。中原は20歳の恵美のエピソードで登場するが、撮影時の石橋杏奈は14歳だったのだとか!
「すごい女優さんですよ。髪型やメイクもあるのかもしれないけれど、年齢差は全然感じなかったです。ただ、休憩時間に学校の授業について話を聞いたりしていると、彼女の口から『算数』とか『理科』という言葉が出てきて……あ、やっぱり14歳なんだなと(笑)。
 僕の14歳の頃ですか? 人には言えないくらいおかしなヤツでしたよ(笑)。というのは冗談で、野球少年でした。で、その年の頃ってギターとかに興味を持つ時期でもあるんですよね。女の子にモテたいという理由ではなくて(笑)、先輩がやっているのを見て格好いいと思ったんです。安いギターを買って教えてもらったりしていました」

 そして、タイトルにもあるように、この映画のテーマは“友だち”。劇中、クラスメイトの「友だちってたくさんいた方が楽しいでしょ」という問いに「私は恵美ちゃんとたくさんいた方がいい」と答える由香の台詞が印象的だ。そこで、最後に聞いてみた「あなたにとっての友だちとは?」
「僕にも親友と呼べる友だちはいます。面と向かってお前は俺の友だちだよな、とか確認するようなことはないですけどね。でも、友だちになるための資格はいらないし、確認するものでもないと思うんですよね」
 確かに、いつの間にか友だちになっていた、いつの間にか心が通い合っていた──というのが、友だちなのかもしれない。メールやゲーム相手の孤独なコミュニケーションが当たり前の現代だからこそ、友情とは、絆とは何かを考えさせてくれるこの映画「きみの友だち」を観ることで、きっと大切な人に会いたくなる、人の温かさを感じたくなるはず。

(取材・文/ライター新谷里映)



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