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2008.10.20(月)更新
【動画・インタビュー】
クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか
殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
【動画・インタビュー】クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
孤独に生きてきた盲目の女剣士・市役で、切れのある殺陣を披露している綾瀬はるか。ほんわかした素顔の彼女と、劇中の市とのギャップも魅力的
【動画・インタビュー】クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
2008年は映画が豊作の年。「僕の彼女はサイボーグ」、「マジックアワー」、そして本作「ICHI」が公開された後、「ハッピーフライト」も待機中
スタイリスト/西真由美 ヘアメイク/清水恵美子(マロンブランド)
【動画・インタビュー】クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
殺陣の指導を受けている綾瀬。もともとバスケットをやっていた彼女は、腰の落とし方、右や左に行ったりする動作を、バスケットボールを使って練習したとか
【動画・インタビュー】クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
本作は「座頭市」の設定や世界観を、大胆なアイデアによって再創造した時代劇アクション
【動画・インタビュー】クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
仕込み杖の使い手である瞽女(ごぜ:三味線を携え転々としながら巡る盲目の女性芸人)の市(綾瀬はるか)が、とある町で十馬という侍(大沢たかお)と出会う。お互いに秘密を抱え、孤独な境遇の2人は少しずつ心を通わせていくようになるが、地元の無法者、万鬼との激闘に巻き込まれてしまう
【動画・インタビュー】クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
町を取り仕切る白河組の若き2代目虎次役に窪塚洋介
【動画・インタビュー】クールでカッコいい居合いの達人「ICHI」を演じた綾瀬はるか殺陣のコツを掴んだのは、得意のバスケットボールから!?
■「ICHI」は10月25日(土)より丸の内ルーブル系ほか全国ロードショー
[c]2008 映画「ICHI」製作委員会
【綾瀬はるか プロフィール】
1985年、広島県生まれ。2002年、行定勲監督の短編「JUSTICE」で映画デビュー。「僕の生きる道」(2003/KTV・CX系)など連続ドラマに出演後、2004年「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS)のヒロイン役で大ブレイク。同年、磯村一路監督作「雨鱒の川」での演技も高く評価される。その後、「白夜行」(2006/TBS)、初主演ドラマ「ホタルノヒカリ」(2007/NTV)など連ドラでヒット作を連発。2008年は、ドラマ「鹿男あをによし」(CX)を皮切りに、映画は本作に続き、三谷幸喜監作「ザ・マジックアワー」が公開。矢口史靖監督作「ハッピーフライト」が11月15日(土)公開予定

【STAFF&CAST】
監督:曽利文彦 脚本:浅野妙子 原作:子母沢寛 監督: 曽利文彦 音楽:リサ・ジェラルド 出演:綾瀬はるか 大沢たかお 中村獅童 窪塚洋介 柄本明 竹内力 利重剛 佐田真由美(2008ワーナー配給)120分
>> 公式サイト

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「『自分は何がしたいんだろう?』という
自分の過去の想いと重ねていきました」


 2008年の綾瀬はるかの活躍はスゴイ。ドラマ「鹿男あをによし」で幕を開け、「僕の彼女はサイボーグ」、「マジックアワー」と立て続けに大ヒット映画に出演。そして秋にも、「ICHI」、「ハッピーフライト」が公開されるという、いま旬まっさかりの女優である。

 今回、彼女が挑戦するのは、勝新太郎、北野武ら大御所がその地位を築き上げてきた傑作「座頭市」である。彼女が、女としてどのようにこの名作を生まれ変わらせるのか。そのプレッシャーの大きさは幾分だったのだろうと思い測っていたのだが、彼女からは意外な言葉が聞かれた。
「最初に台本を読んだときにすごく泣けて、『この役をやりたい!』って思いました。最初に女性版の『座頭市』と聞いてプレッシャーを感じていたのですが、今回のお話は瞽女(ごぜ:三味線を携え転々としながら巡る盲目の女性芸人)さんということもあり、勝さんのやられていた物語とは別モノという感じがしたんです。だから私が最初に台本から受け取った感動を忘れないように、人に伝えるための演技をするだけだと思いました」

 綾瀬演じる市は、瞽女の中でも集団では旅しない“離れ瞽女”だ。瞽女には厳しい戒律があり、男と関係を持ったものは、一座を追われることになる。市は自分に言い寄るものは仕込み杖で切り捨てる居合いの達人で、自分にこの技を教えてくれた男性を探し続けながら旅をしていた。そんな人の優しさを信じず、誰も愛さず生きてきた彼女の目の前に、刀は抜けないが優しくおせっかいな侍・十馬が現れる。やがて2人は、ある宿場町の戦いに巻き込まれていく。
「市は、すごく重いものを背負っている孤独な女の子。生きる希望がないと思っている市ほど、私は絶望しているわけではないんですけれど、『どうやっても未来が明るく思えない、自分は何がしたいんだろう?』って思うことがあります。実際には大丈夫なんですが、そのときは不安に思っていて。こういった感情のもっと重くて厳しいところに市は存在しているんだろうなって、自分の過去の想いと重ねていきました。
 でも市は、十馬に出会ったおかげで、その後もずっと光を探しながら生き続けようとするところは、本当に強い女性だなって思います」

 本作は正統派時代劇でもあり、5人斬り、10人斬りという見応えある殺陣シーンの連続だ。インタビュー時やバラエティなどで見せる綾瀬は、フンワリとした柔らかい女性というイメージだが、この作品ではクールなまでにカッコいい。
「久世先生、(「たそがれ清兵衛」(2002)などの殺陣師の久世浩)という殺陣の先生にスポーツの経験を聞かれたので、『バスケット』って答えたんです。そうしたら『それはちょうどいい!』って先生がおっしゃって。次の殺陣の練習からバスケットボールが用意されたんです。腰の落とし方、右や左に行ったりする動作に、バスケットボールを使ってみると、コツをつかむことができました。おかげで殺陣はスムーズにいったと思います。合わせ稽古に入るまでに、型を覚えたり、見なくても納刀がすっとできるようにしたり、基礎練習をすごく行いました。基礎ができあがって、応用が利くようになってくると、すごく楽しくなりましたね」
 相手の動きを目で追ってしまうために、あえて殺陣のシーンは、目をつぶったという。「ICHI」がシリーズ化されたら、「もっと殺陣のシーンを増やしたい」と、活き活きと語る。

 「僕の彼女はサイボーグ」では、サイボーグだからこそまばたきができないという苦労をした。そして今回は盲目の女性であり、心に闇を抱えるため、目や顔に表情がない。しかし振り向いた表情、凛とした横顔は、ハッとするほど美しい。
「目の表情が変えられないので、顔は常に“無”を意識していました。盲目の方の学校で、見えない方の目の動きを勉強させていただいたんです。でも実際撮影でカメラが目の前にあると、何かを見ているように見えてしまう。だから見なくてはいけないポイントの下部分を見たり、音に反応するときも、目も顔と一緒に動かすのか、それとも目だけ残しつつ顔を動かすのかと、手探りで話し合いながら撮影をしました」
「22歳だった自分が頑張った作品だから
納得できるし、後悔はない」


 共演には、市を守り抜こうとするが刀は抜けない侍に大沢たかお、宿場町を仕切る2代目を窪塚洋介、元は高名な武士だが今は町を荒らす悪党に中村獅童と、個性的な男優陣が揃った。
「窪塚さんは、セリフの言い回しがイマドキというか、彼独特というかで、すごく個性的でした。獅童さんは、時代劇が慣れていらっしゃる感じがして、ドーンとした迫力がありましたね。大沢さん演じた十馬は、悲しい過去を持っているにも関わらず、前向きで市をしつこく救おうとしてくれる人(笑)。こういう人と一緒にいると、安心できるし、明るく生きられるんじゃないかなと思います」

 女優の仕事を始めて7年。幅広い役柄をこなせるようになり、スタッフとのコミュニケーションの仕方も変わってきたという。しかし周囲の期待が大きくなるにつれて、不安感も募ってくる。
「以前は、スタッフの方や共演者の方とあまり仲良くなると、お芝居に差支えがあるんじゃないかと思って、しゃべらなかったんです。でもいろんな専門部署の方が、良いものを作りたいっていう信念に向かって全力を尽くしたんだということがわかってきて。終わった後に『良いものができたね、楽しかったね』って言えたらサイコーだなって感じるようになりました。
 監督に『前の作品を観たよ』って言われると、自分も経験している分、成長していなくてはいけないから、変化がなかったり、ましてやそれ以下だったらダメだというように、自分にプレッシャーをかけてしまいます。でもそう考えると苦しくなってしまうので、原点となる、役の感情だけを一杯想像して、気持ちで演じようという原点に帰るようにしています」

 今後はワガママな性格の女の子のラブ・ストーリーやアクションにもチャレンジしていきたいと語る。彼女にとっての理想の強い女性、女優像を聞いた。
「私は、自分の信じた道がすぐにブレちゃって、何が正しいかわからなくなるんです。だから、やると決めて一歩踏み出したことを信じて頑張っている人を見ると、強いなって思います。この世界に長年いると、演じるということに慣れてしまうかもしれない。でも私は毎回その作品で演じる人を愛して、後悔しない女優になりたいです。
 この『ICHI』という作品も今観たら全然ダメだなって思うところもあるけれど、22歳(撮影当時)だった自分が全力で頑張って作った作品なのだから、納得できるし、後悔はない。そのときそのときを一生懸命に演じて生きるということを、いつも忘れないようにしたいと思います」

 「女優という仕事は人の気持ちを動かせる素晴らしい仕事」と話す綾瀬。その柔らかい面差しからは、想像つかないような凛とした芯を持つ女優に育ってきたことが伺いしれる。おそらく誰もが「ICHI」で魅せる冷たい表情、そして一粒の涙に、圧倒されるだろう。
(取材・文/筧 みゆき)
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市の最大の武器は?
a. 弓 b. 仕込杖の剣 c. 手裏剣
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