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| 「死生観や愛の意味が込められた脚本が素晴らしい」と大絶賛していた大沢たかお |
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| 「大好きな小説が映画化され、その作品に自分も出演できたことがうれしいです」という柴咲コウ |
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| 「キャストやスタッフとは確固たる信頼関係が築けていて、ベクトルの方向もいっしょになっている」と自信たっぷりに語る行定監督 |
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| 左から・山崎努、森山未來、長澤まさみ、柴咲コウ、大沢たかお、行定勲監督 |
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STAFF&CAST 原作:片山恭一 監督:行定勲 出演:大沢たかお 柴咲コウ 長澤まさみ 森山未來 山崎努(2004/東宝)
■2004年5月8日より全国東宝系にて公開予定

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「愛する人がこの世からいなくなった後の残された人々の痛烈な思いが僕の実感とつながりました」(行定監督)

今もっとも脂ののった映画監督のひとりである行定勲監督が、101万部という驚異の発行部数を誇る片山恭一の大ベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」を映画化。この小説はふたりの高校生サクとアキの純愛と、アキが他界した後の人々の喪失感に焦点を当てた切ないラブストーリーだが、映画版ではアレンジを加え、大人になったサクを主人公に、過去の回想と現在を巧みに織り交ぜたアンサンブル・ストーリーとなっている。 そんな本作の製作発表記者会見で、行定勲監督をはじめ、主演の大沢たかおに柴咲コウ、高校生時代の若いふたりを演じる森山末來に長澤まさみ、サクの祖父を演じる山崎努、そしてプロデューサーの市川南、春名慶らが一堂に顔を揃えた。
「GO」(2001)や「きょうのできごと」(2003)など、最近原作小説ありきの映画化が続く行定監督は、素材に新風を吹き込むのが得意である。そんな彼が心の底から共感したというのが本作の小説だ。 「自分が35年間生きてきた中でいちばん実感できる小説でした。愛することや、愛する人がこの世からいなくなった後の残された人々の痛烈な思いが僕の実感とつながりました。今回映画化することによって、たくさんの観客の方々とその思いを実感できたらいいと思いますし、そういう映画を目指したいです」
今回脚本の段階でもいろいろと意見を言い合ったという行定監督。プロデューサーの春名氏も「死生観というものが、死ぬ人自身の物というより、残された人にとっての物を打ち出しているところに感銘を受けました」と強調していたが、そんな思い入れの深さもあり、現場は台本どおりにはいかないと行定監督は語る。 「もちろん、愛する人や他界した人との距離感ってそれぞれに違うと思います。だから台本があっても、現場に入ったらキャストやスタッフの意見で変わったりしますし、それは迷宮の出口を見つけようとすることに近いです。ひとつずつ選んでいく作業であり、そういう意味で時間をかけて丁寧に撮っています」 |
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「僕の役柄は愛に疾走していく若者の恋愛観のなれの果て。それは生き延びてしまったロミオみたいなもの」(大沢たかお)

大人になった朔太郎を演じるのが、「天使の牙B.T.A.」「花」「荒神」「スカイハイ 劇場版」など、2003年は次々に出演作を放ってきた大沢たかおだ。 「愛に疾走していく若者の恋愛観のなれの果て、というのが僕の役どころであって、それは生き延びてしまったロミオみたいなもの。そこから生きていく意味、死んだ者の意味、愛の意味みたいなものを見直していきます。 日々の撮影では、スタッフとキャストのテンションがびっくりするくらいに高いんです。こんなに丁寧に撮ることはめったにないと思うし、自分も1シーン1カットに魂を込めて芝居をしているつもり。本当に素晴らしい作品になると思います」
この物語に心から惚れ込んだ柴咲コウ扮する現在の婚約者・律子役は、小説にはない役どころだとか。 「映画は今と過去が混ぜこぜに描かれていて、分割されてないところが難しくもあり素敵だとも思いながら律子役を演じています。この役を通じて、また大人になったサクを描くことで、私自身が希望を見出せたらいいと思っていますし、サクと共に成長できることを願っています」
また、若き日のサクとアキを演じるのは、映画初出演の森山末來と「ロボコン」(2003)の長澤まさみだ。 森山は「ひとりの女の子に初恋をして、その気持ちを真っ直ぐにつきとおすという経験は、きっと誰でも一度はあるのではないのでしょうか。すごく透明感のある原作だと思いました」と大人びたコメントをすると、長澤の方は「私はまだそんなに大きな恋愛をしたことがないので、わからない部分がたくさんありますが、自分の中で模索しながら、この先の撮影も頑張っていけたらと思っています」と初々しく語った。 そんなふたりを見守る朔太郎の祖父役の山崎努は「少年たちにとっては不可解な面もあれば、怖い面もあり、一方で妙に親近感を感じたりできるじじいを演じたいです」と貫禄たっぷりにコメント。
会見中、登壇者が口々に語った「ハイ・テンションな現場」という言葉が気になるところだ。行定監督、柴咲コウ、山崎努といえば、国内の映画賞を総なめした「GO」のトリオであるが、今回はそれに加え、「尋常じゃない集中力を費やしている」という大沢たかおやフレッシュな若手スター2人も加わって、また手ごたえのある1作となりそうな予感。公開は5月8日(土)とのことで、しばらくの熟成期間を置いて、どんな濃厚な作品に仕上がるのかが楽しみだ。
(取材・文/編集部・山崎伸子) |
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