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2007年10月(第4号)
表ベスト
裏ベスト
選出作品一覧
加藤久徳's PROFILE
 かとうひさのり。映画ライター。東京都墨田区出身。A型。共著に「映画読本 伊藤大輔」「映画読本 千恵プロ時代」(フィルムアート社)。生涯の1本は洋画「自転車泥棒」('48)、邦画「七人の侍」('54)。好きな映画人は、(作曲家篇)エンニオ・モリコーネ、大野雄二、ディミトリー・ティオムキン、伊福部昭、眞鍋理一郎、ミシェル・ルグラン、ジェリー・ゴールドスミス、マイケル・ナイマン、エルマー・バーンスタイン、富田勲、ラロ・シフリン、リズ・オルトラーニ、バーナード・ハーマン、アントン・カラス、ヘンリー・マンシーニ、ニーノ・ロータ、ジョン・バリー、池野成、ジョン・ウィリアムス、早坂文雄…

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クリティック一覧
(50音順、敬称略)
秋本鉄次(映画評論家)
安藤智恵子(ライター)
稲垣都々世(映画評論家)
宇田川幸洋(映画評論家)
内海陽子(映画評論家)
馬場英美(ライター、エディター)
浦崎浩實(激評家=映画評・劇評)
江崎毅(MovieWalker編集長)
大森さわこ(映画評論家)
加藤久徳(映画ライター)
河原晶子(映画評論家)
黒田邦雄(映画評論家)
佐々木淳(フリーエディター&ライター)
塩田時敏(映画評論家)
品田雄吉(映画評論家)
ジャンクハンター吉田(文筆系会社経営者)
高崎俊夫(編集者)
高橋諭治(映画ライター)
高村英次(映画ライター)
滝本誠(評論家)
田中千世子(映画評論家)
暉峻創三(映画評論家)
轟夕起夫(文筆稼業)
永島浩(映画案内人)
永野寿彦(シネマ・イラストライター)
西脇英夫(映画評論家)
野村正昭(映画評論家)
増當竜也(映画文筆)
まつかわゆま(シネマアナリスト)
松島利行(映画評論家)
三留まゆみ(イラストライター)
皆川ちか(ライター)
みのわあつお(ポップ・カルチャー評論家)
宮城正樹(映画&音楽分析・評論家)
宮崎祐治(イラストレーター)
森直人(ライター)
山田宏一(映画評論家)
横森文(ライター&役者)
渡部実(映画評論家)
大森さわこ(映画評論家) 河原晶子(映画評論家)

[2007年10月]加藤久徳の試写室ランキング
※2007年9月15日(土)までに開催された試写室上映作品からクリティックが選出。
※おすすめコメントの中には、内容について核心に触れているものが含まれている場合があります。
加藤久徳の2007年9月ベスト 加藤久徳の2007年11月ベスト
表ベスト
僕がいない場所
10/13(土)公開

作品紹介&上映スケジュール
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この作品を選んだクリティック

加藤久徳  河原晶子  西脇英夫  まつかわゆま  松島利行

この作品のおすすめコメント
 親の愛情を受けられない孤独な少年の船上生活を描いたと言ったら怒られそうだが、これがポーランド映画でなく、イランやイタリア映画だったら、もっと逞しい結果自立の映画になったはずだ。しかし、かつてドイツや旧ソ連に挟まれ、侵害されてきた歴史の鬱屈とした軋轢が色濃く出るのが避けられないポーランド映画の世界観では、主人公は自分の都合だけでは生きられない。抵抗するしかないのが哀しい。
 資本主義の国日本で作られた是枝裕和監督の「誰も知らない」(2004)と雰囲気がどことなく似ているのも不気味で、僕はそこが怖かった。

白い馬の季節
10/6(土)公開
上映スケジュール
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この作品を選んだクリティック

安藤智恵子  加藤久徳  西脇英夫  野村正昭  増當竜也

この作品のおすすめコメント
 これまで、大地に逞しく生き続けるモンゴルの遊牧民を描く作品ばかりを見てきたせいか、これだけ徹底して“滅びゆく民族”と決定づける作品を見せられる意外さにゾッとした。アイデンティティの消滅でもある。タイトルにある白い馬はブレッソンのバルタザール(「バルタザールどこへ行く」('64))を思わせる。ラストシークエンスはなんとも言えぬ物悲しさが漂っていた。
 ところで、内モンゴル自治区出身の監督・主演者の夫婦コンビは遊牧民生活を送ってきたわけではない。彼ら自身は近代的なアーティストである。次回作はモンゴル版「華麗なる一族」のような都会的な作品を作ってほしい。朝青龍問題でクローズアップされたが、政経済界に影響を与える朝青龍ファミリーをモデルにした現実的なエンターテインメントな映画をそろそろ正直に作るべきではなかろうか。もう遊牧民の時代じゃないのだろうから。

FUCK
11/10(土)公開
公式サイト

この作品を選んだクリティック

加藤久徳  滝本誠  野村正昭  皆川ちか  三留まゆみ

この作品のおすすめコメント
 日本では平気で四文字言葉のデザインのTシャツを着て歩く人物を見たことがあるが、アメリカ本国ではそうはいくまい。そんな国でFUCK論議を公然と大まじめに知識人・有名人がインタビューに応じて語り続ける爆笑ドキュメンタリー!と言うべきか。アメリカを何かにつけて意識する人は見たほうがいい。それから、この映画は本にするべきだ。未公開部分も知りたい。
 順番みたいだが、日本人として、いわゆる「差別語」を公然と論議すべきときが来たと思う。臭いものにはフタのような言葉差別にウンザリしている昨今だから。
(11月公開作につきランキング集計は次号)

裏ベスト
0093 女王陛下の草刈正雄
10/13(土)公開

作品紹介&上映スケジュール
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この作品を選んだクリティック

加藤久徳  佐々木淳  ジャンクハンター吉田

この作品のおすすめコメント
 「忘れられぬ人々」(2000)を作った篠崎誠監督が、こんな和製パロディを作ったことが楽しいか、50の坂をとっくに通り越した往年の二枚目スターがロジャー・ムーアのコピーを大まじめに演じていることが楽しいかは別として、フィルムメーカー(デジタルだが)たちの一生懸命な製作姿勢は買える。本気度がビシバシ伝わってきて、奇妙に心を打った。ただし“バカ映画の迷匠”水野晴郎先生を登場させたのは間違い。それではパロディ映画ではなく、“ただのバカ映画”と認めているようなものだ。カットしたほうが身のためだろう。
★ごひいきポイント★出色の出来は、悪の怪人として登場する嶋田久作(部下を演じる唐橋充もいい)だ。ボンドシリーズの悪の象徴そのもので、彼だけはパロディでなく本物であった。そのたたずまいといい、口跡といい、ボンドシリーズにそのまま売り込める!と、僕は思った。

自虐の詩
10/27(土)公開
上映スケジュール
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この作品を選んだクリティック

秋本鉄次  内海陽子  馬場英美  江崎毅  加藤久徳  轟夕起夫  皆川ちか  宮城正樹  宮崎祐治  松島利行

この作品のおすすめコメント
 実は「0093 女王陛下の草刈正雄」の主役は阿部寛の方が適任!と思わせるのが本作の阿部。そのくらい「自虐の詩」の阿部寛は面白い。切れた半端なヤクザに似合っていた。
★ごひいきポント★映画が「嫌われ松子の一生」(2006)のパロディにならなかったのは阿部のパーソナリティによるところが大きい。

[c]2007「自虐の詩」フィルムパートナーズ
私の胸の思い出
10/6(土)公開
上映スケジュール
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この作品を選んだクリティック

浦崎浩實  加藤久徳  塩田時敏

この作品のおすすめコメント
 自己チューの見本のようにいけ好かない女性が乳ガンに遭遇する悲劇。ざまあみろと思いつつも、いつしかホロッとしてくる作劇法に感動。どこかベタつく下手くそな韓流とは違い、サラッと巧妙に流せる香港映画ならではの語り口だ。
★ごひいきポント★僕は香港映画が今も大好きだ。

2007年9月 表ベスト 2007年9月 裏ベスト 2007年9月 選出作品一覧
2007年8月 表ベスト 2007年8月 裏ベスト 2007年8月 選出作品一覧
2007年7月 表ベスト 2007年7月 裏ベスト 2007年7月 選出作品一覧
加藤久徳の2007年9月ベスト 加藤久徳の2007年11月ベスト
大森さわこ(映画評論家) 河原晶子(映画評論家)
制作協力 れがある
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「WALL・E ウォーリー」ぬいぐるみ(2個セット2名様) [11月2日(日)受付分まで有効]
「永遠のこどもたち」東京試写会(15組30名様) [11月16日(日)受付分まで有効]
<中国映画の全貌2008>劇場招待券(5組10名様) [10月20日(月)受付け分まで有効]
「秋深き」東京試写会(10組20名様) [10月23日(木)受付け分まで有効]
第9回宝塚映画祭「エリザベス:ゴールデン・エイジ」招待券(3組6名様) [10月26日(日)受付分まで有効]

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