公開中作品  |  先取り作品  |  試写会&プレゼント  |  ニュース  |  レポート  |  イベント情報  |  興行成績  |  動画  |  映画館コラム  |  掲示板  |  キネ旬DB  |  DVD  |  映画TOP
2008年6月(第12号)
表ベスト
裏ベスト
選出作品一覧
轟夕起夫's PROFILE
 とどろきゆきお。文筆稼業。1963年5月8日、東京都蒲田出身。O型。著書に「映画監督になる15の方法」(洋泉社)、「轟夕起夫の映画あばれ火祭り」(河出書房新社)、共著に「三池崇史の仕事1991-2003」(太田出版)、編著に「清/順/映/画」(ワイズ出版)など。生涯の1本は勝新太郎監督の「顔役」('71)。

クリティック一覧
(50音順、敬称略)
秋本鉄次(映画評論家)
安藤智恵子(ライター)
稲垣都々世(映画評論家)
宇田川幸洋(映画評論家)
内海陽子(映画評論家)
馬場英美(ライター、エディター)
浦崎浩實(激評家=映画評・劇評)
大森さわこ(映画評論家)
加藤久徳(映画ライター)
河原晶子(映画評論家)
黒田邦雄(映画評論家)
佐々木淳(フリーエディター&ライター)
塩田時敏(映画評論家)
品田雄吉(映画評論家)
ジャンクハンター吉田(文筆系会社経営者)
高崎俊夫(編集者)
高橋諭治(映画ライター)
高村英次(映画ライター)
滝本誠(評論家)
田中千世子(映画評論家)
暉峻創三(映画評論家)
轟夕起夫(文筆稼業)
永島浩(映画案内人)
永野寿彦(シネマ・イラストライター)
西脇英夫(映画評論家)
野村正昭(映画評論家)
増當竜也(映画文筆)
まつかわゆま(シネマアナリスト)
松島利行(映画評論家)
三留まゆみ(イラストライター)
皆川ちか(ライター)
みのわあつお(ポップ・カルチャー評論家)
宮城正樹(映画&音楽分析・評論家)
宮崎祐治(イラストレーター)
森直人(ライター)
山田宏一(映画評論家)
横森文(ライター&役者)
渡部実(映画評論家)
暉峻創三(映画評論家) 永島浩(映画案内人)

[2008年6月]轟夕起夫の試写室ランキング
※2008年5月15日(木)までに試写が実施された作品からクリティックが選出。
※おすすめコメントの中には、内容について核心に触れているものが含まれている場合があります。
轟夕起夫の2008年5月ベスト 轟夕起夫の2008年7月ベスト
表ベスト
ぐるりのこと。
6/7(土)公開

作品紹介&上映スケジュール
ジブンウォーカーにブックマークする

この作品を選んだクリティック

秋本鉄次  稲垣都々世  浦崎浩實  大森さわこ  佐々木淳  品田雄吉  田中千世子  暉峻創三  轟夕起夫  野村正昭  まつかわゆま  松島利行  三留まゆみ  皆川ちか  宮城正樹  宮崎祐治  森直人  

この作品のおすすめコメント
 否応なく時代の空気に感応してしまう、巫女(神子)的な資質を持った橋口亮輔監督。待望の、6年ぶりとなる新作「ぐるりのこと。」では、清濁合わせて“日本の近世”を飲みほし、ある夫婦の軌跡とシンクロさせ、映画という形で口寄せしたかのよう。冒頭、カナオ役のリリー・フランキーが登場すると「あっ、リリーさん、まんまじゃん」と思う。が、いつの間にか、リリーさんはカナオに、カナオはリリーさんになっている。精神の均衡を崩し、心を病んでいく妻(木村多江)。悪意と善意が拮抗し、いや、もしかしたら悪意のほうがすっかりリードしてしまったこの世の中で、我々はどうやって、正気を保っていけばいいのか。途方に暮れる中、橋口監督は、主人公2人に、精神の均衡を崩していく日本に、カナオのように寄りそう。そう、カナオは横にいる。そばにいる。時には彼女を受け止めきれないのだが、横にいる。そばにいる。涙が出る。まるでジョン・カサヴェテスの映画みたいだ!

[c]2008『ぐるりのこと。』プロデューサーズ
イースタン・プロミス
6/14(土)公開
上映スケジュール
ブックマークする

この作品を選んだクリティック

稲垣都々世  内海陽子  浦崎浩實  大森さわこ  河原晶子  黒田邦雄  品田雄吉  塩田時敏  高橋諭治  高崎俊夫  滝本誠  田中千世子  轟夕起夫  永島浩  西脇英夫  まつかわゆま  三留まゆみ  皆川ちか  宮城正樹  森直人  

この作品のおすすめコメント
 たとえば勝新太郎主演の「兵隊やくざ」('65)には、風呂場での男だらけの水泳大会ならぬ“フル○ン喧嘩大会”があったが、この「イースタン・プロミス」にはサウナでの、さらにド迫力の“フル○ン喧嘩大会”が! いやあ、これがすごい格闘シーン。ロシアン・マフィア“法の泥棒”の運転手役、ヴィゴ・モーテンセンが魅(見)せてくれますぞ〜。さすがクローネンバーグ、真に強い男は「フル○ンでもいかに強いか」を示す映画であり、合わせて現代の人身売買問題、ロシアン・マフィアの関係にも切り込んでいく。ロンドンの不法滞在者、移民のシビアな現実を描いた「堕天使のパスポート」(2002)の脚本家、スティーヴ・ナイトの功績も大。
告発のとき
6/28(土)公開
上映スケジュール
ブックマークする

この作品を選んだクリティック

秋本鉄次  安藤智恵子  稲垣都々世  浦崎浩實  加藤久徳  河原晶子  品田雄吉  高橋諭治  田中千世子  轟夕起夫  西脇英夫  増當竜也  まつかわゆま  松島利行  三留まゆみ  皆川ちか  みのわあつお  宮城正樹  森直人  

この作品のおすすめコメント
 かつて若きトミー・リー・ジョーンズは、「ローリング・サンダー」('77)という映画に出演した。これはベトナム戦争による後遺症とその苦しみを、苦いバイオレンスとともに描きだした傑作である。あれからおよそ30年を経て、トミー・リーが今度はイラク戦争の後遺症(と深い哀しみ)をめぐる映画「告発のとき」に主演しているというのは、時を超えて感動的であり、また同時にやるせなく、とても複雑な心境にもなる。アメリカは一体どこへ行くのか……本作はポール・ハギスの、「父親たちの星条旗」(2006)に続く、“星条旗”の存立を問う映画でもあるのだ。ラストが痛烈!
[c]2006 Elah Finance V.O.F.
リボルバー
6/7(土)公開
上映スケジュール
ブックマークする

この作品を選んだクリティック

轟夕起夫  西脇英夫  

この作品のおすすめコメント
 製作&脚色リュック・ベッソン。監督&脚本は、マドンナと結婚して以来、長いあいだ不調をかこっていたガイ・リッチー。そして主演はバカ映画大好きなジェイソン・ステイサム。近年の活動を眺めると“負のカード”(失礼!)ばかりが揃ったのに、これが嬉しいことに大方の予想をひっくり返しやがった。ジェイソン・ステイサムが長髪に髭をたくわえ、イメチェンに成功、出所後、自らを嵌めたカジノ王(レイ・リオッタ)にお礼参りする、のだが、そんな単純な作劇ではない。あるはずのないビルの“13階”に隠れていた“最大の敵”とは? 複雑怪奇、反則ギリギリのペテンムービー。
裏ベスト
コミュニストはSEXがお上手?
6/21(土)公開

作品紹介&上映スケジュール
ジブンウォーカーにブックマークする

この作品を選んだクリティック

浦崎浩實  加藤久徳  轟夕起夫  皆川ちか  

この作品のおすすめコメント
 タイトルからしてイカしている。別名「東西ドイツのセックス対決!」。つまり、1989年の“ベルリンの壁”崩壊、そして翌90年の東西ドイツ統一により、それまで神秘に包まれていた東ドイツの生活スタイルをリサーチした結果、過去数10年、資本主義と共産主義とでは、とんでもなくセックス観が違っていたのだ。意外なのは、後者のほうが、結婚制度とセックスが切り離され、外でもベッドの中でもリベラルだったこと。それが「な〜んでか」をマジメに検証していくオモシロ科学ドキュメンタリーだ。ビートルズのハンブルグ初ライヴ後、記者会見でジョージが避妊用ピルについて答える映像や、「オルガスムスがマルクス・レーニン主義の原則と必ずしも矛盾しなかった」といった証言もナイス。勉強しませう。
★ごひいきポイント★'60年代、女性器を“戦略的箇所”と呼ぶ男性講師が登場する東ドイツのテレビ番組や、ニュース映像、性教育番組や映画('67年の西ドイツ映画「女体の神秘」!)ほか貴重なアーカイブ資料が盛り沢山。

REC レック
6/14(土)公開
上映スケジュール
ブックマークする

この作品を選んだクリティック

加藤久徳  ジャンクハンター吉田  滝本誠  高橋諭治  轟夕起夫  西脇英夫  三留まゆみ  

この作品のおすすめコメント
 アイディア一発! とはいえ、この手のカメラアイもの、取材中という手持ちによる主観カメラ映画は決して新しくはないのだが。ともかく、ここはひとつ、ローカルテレビ局の女性レポーター(マニュエラ・ヴェラスコなる女優さん。ちょっとカワイイ)が、どんどん窮地に立たされるのをサディスティックに眺めたい。封鎖されたアパートの内部で拡がっていく恐怖の感染、はたまた感染の恐怖。ハリウッドでリメイクが決まったというが、スペインホラーらしいエグさもあり。
★ごひいきポイント★恐怖の感染、はたまた感染の恐怖。

今月公開の作品ではないけれど…
シューテム・アップ
5/31(土)公開
作品紹介&上映スケジュール
ブックマークする

この作品を選んだクリティック

塩田時敏  永島浩  轟夕起夫  

この作品のおすすめコメント
 香港アクション好き、ジョン・ウー狂いのイギリス人監督(新鋭マイケル・デイヴィス←覚えやすい名前)が、やりたい放題やっちまった。まるで悪い注射でも打たれ、いままでのキャリアを見失ったかのように凶暴化、ブラック・レザーをまとったクライヴ・オーウェンが、ちょいワルなポール・ジアマッティ率いる悪党どもが、あらゆる銃を撃ちまくる。娼婦役でお付合いするモニカ・ベルッチ嬢も分かってるねえ。撮影が「狼 男たちの挽歌・最終章」('89)や「グリーン・デスティニー」(2000)のピーター・バウ。セックス合体撃ち、フランコ・ネロもびっくりの“捨て身のNEW十字架撃ち”などをお楽しみに。

世界で一番美しい夜
5/24(土)公開
作品紹介&上映スケジュール
ブックマークする

この作品を選んだクリティック

轟夕起夫  増當竜也  

この作品のおすすめコメント
 時折、夜中(というか夜明け)に、発作的に三上寛のアルバムを聴きたくなることがある。この映画には漁師に扮した三上寛が堂々、舟の上で激唱! 主題歌も! たまらんぜよ! 新潮社の「月刊」シリーズの名インタビュアー(つぐみや真木よう子のとき、最高でした)としても知られる天願大介監督が、元宝塚月組出身の月船さららで映画版「月刊 月船さらら」を作ったような。大人計画の舞台、はたまた松尾スズキの初のテレビドラマ脚本、大塚恭司演出の「演歌なアイツは夜ごと不条理な夢を見る」('92)もちょっと思いだしたが、あれよりずーっとラブ&ピースフル(スズキコージのアニメーションあり、(またも蛇になる)田口トモロヲを筆頭に、日本の怪優から美少女アイドルまで集めに集めた21世紀の「神々の深き欲望」('68)。

2008年5月 表ベスト 2008年5月 裏ベスト 2008年5月 選出作品一覧
2008年4月 表ベスト 2008年4月 裏ベスト 2008年4月 選出作品一覧
2008年3月 表ベスト 2008年3月 裏ベスト 2008年3月 選出作品一覧
2008年2月 表ベスト 2008年2月 裏ベスト 2008年2月 選出作品一覧
2008年1月 表ベスト 2008年1月 裏ベスト 2008年1月 選出作品一覧
2007年年間 表ベスト 2007年年間 裏ベスト 2007年年間 選出作品一覧
2007年12月 表ベスト 2007年12月 裏ベスト 2007年12月 選出作品一覧
2007年11月 表ベスト 2007年11月 裏ベスト 2007年11月 選出作品一覧
2007年10月 表ベスト 2007年10月 裏ベスト 2007年10月 選出作品一覧
2007年9月 表ベスト 2007年9月 裏ベスト 2007年9月 選出作品一覧
2007年8月 表ベスト 2007年8月 裏ベスト 2007年8月 選出作品一覧
2007年7月 表ベスト 2007年7月 裏ベスト 2007年7月 選出作品一覧
轟夕起夫の2008年5月ベスト 轟夕起夫の2008年7月ベスト
暉峻創三(映画評論家) 永島浩(映画案内人)
制作協力 れがある
もっと見る
「余命」特製 乳がんチェック型QUOカード(3名様) [1月31日(日)受付分まで有効]
「ヘブンズ・ドア」舞台挨拶つきプレミア試写会(5組10名様) [1月18日(日)受付分まで有効]
「悲夢」東京試写会(15組30名様) [1月18日(日)受付分まで有効]
「ミーアキャット」特製ストラップ(5名様) [1月19日(月)受付分まで有効]
関西ウォーカー2号「シャッフル」試写会(30組60名様) [1月16日(金)受付分まで有効]

もっと見る
1/24(土)公開の「007 慰めの報酬」。映画をより楽しむための作品紹介や人物紹介を公開前にチェック! [1/7(水)更新]
MovieWalkerユーザーの投票で大賞が決まる恒例のシネマ大賞。投票受付中! [12/5(金)更新]
「チェ28歳の革命」「チェ39歳 別れの手紙」のベニチオ・デル・トロの情熱に感動! [1/7(水)更新]
キアヌや「007」など正月映画はイイ男が勢揃い。気になる男をチェック! [12/19(金)更新]
「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」角川グループ連合試写会に全国5都市合計1100組2200名様をご招待! [1/1(木)更新]
コミカル要素も盛りだくさん!「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」金城武の素顔とは? [12/25(木)更新]
大好評上映中の「エグザイル/絆」。続々と集まっているレビューをチェックしよう [11/18(火)更新]
伝説の英雄チェ・ゲバラの伝記ドラマのほか話題作のチケットを手数料タダで! [11/16(日)更新]

もっと見る
【動画・単独インタビュー】※動画は近日UP予定「地球が静止する日」で宇宙人に扮したキアヌ・リーブスその役作りと作品選びのこだわりをたっぷり語る! [12/18(木)更新]
【動画・完成披露舞台挨拶】「ハルフウェイ」で監督デビューした人気脚本家・北川悦吏子が北乃きいと岡田将生のアドリブの演技と主題歌に感涙! [12/16(火)更新]
【動画・インタビュー】「空へ 救いの翼 RESCUE WINGS」で映画初出演&初主演!高山侑子が、亡き父に導かれた本作への思いを激白 [12/11(木)更新]
【動画・インタビュー】松田龍平&塚本晋也監督が語る「悪夢探偵2」超ネガティブ・ヒーローのトラウマとは!? [12/11(木)更新]
【完成披露舞台挨拶】観客が全員マスク着用で開催された「感染列島」の試写会で妻夫木聡、檀れいらが、映画にちなんだ“除菌式”に参加! [12/8(月)更新]

(C)KADOKAWA X MEDIA ALL RIGHTS RESERVED.