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映画 |
2008/05/01 |
| チョコレート |
| ◎2001アメリカ |
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| 人は誰しも神に背いた罪を負い、死すべき運命を避けられない・・ |
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私にとってこの映画全編を通して感じられたのは、クリスチャンとしての倫理観・・『神に対する・・信仰を持っていない人は,より良い将来に対する確固とした希望(を)持ち合わせていません。・・・「ただ食べたり飲んだりしよう。明日は死ぬのだから」というのが,その人生観です。』・・でした。 『イギリスでは、死刑執行前夜にパーティを開く。それはMonsters’ Ball(化け物の夜会)と呼ばれる。今夜は弁護士も牧師もいない。俺たち二人だけだよ。』・・という、ハンクのセリフをテーマにして、人種偏見、暴力、虐待、自殺、殺人などなどの出来事がまるでジグソーパズルのピースのように、この映画の中に、ちりばめられているように思えました。 人種偏見も、暴力も、虐待も、それらは、ひとつひとつとりあげてみれば、どれも日常にあってはならないものばかりなのに、私達の日常はいつもそうした事柄であふれています。毎日のようにニュースになる、悲惨な殺人事件や世界各地でおきている紛争ですら、次の日になれば、“ああ、そんなこともあったね”・・のように、済まされてしまう・・私達は、そんな不条理な社会の中で、生きる事を余儀なくされているのです。 もし、確固とした希望を見出せないまま、この不条理な現代社会を生きていこうとするのであれば、私達にできることは、ただ今のために生きるだけ・・Monsters’ Ballを楽しむしか他に手段はない・・弁護士(法と秩序)も、牧師(信仰)も、私達を守ってはくれないのだから・・それがハンクのだした結論だったのではないでしょうか。 人種偏見の塊のような父。自殺した母。自殺した妻。自殺した息子・・。大切な人や大切なものをたくさん失ってきたハンク。そんなハンクが、自分の残りの人生を生きていくよりどころに決めたのは、法でも秩序でもなく、信仰でもなく、自分の父が忌み嫌い続けた黒人の女性・レティシアでした。 映画の最後。“俺たちきっとうまくいくよ”というハンク。アイスクリームを口にしながら、ハンクをみつめるレティシア。 『たった一匙のアイスクリームの甘さで、ほんの一瞬でも生きにくい現実を忘れられるなら、それはそれで幸せかもしれない』・・彼女の複雑な表情が意味していたのは本当は何だったのでしょうか。 ひとそれぞれに違った感じ方がある・・そんな映画だったように思えました。
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映画 |
2007/11/20 |
| ブロークバック・マウンテン |
| ◎2005アメリカ |
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| 主演がヒースでなければ、うけつけられなかったかも・・ |
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なんて理解しにくい映画だったことか! 雄大すぎるアメリカの自然(ロケ地はカナダだったそうですが)、カウボーイという職業、1960年代、男性同士の恋愛感情・・すべて私の想像力の限界を超えていました。・・にもかかわらず、なぜか胸をうたれてしまった私って、なんなんだろう・・よくわからない! 実際のところ、私はイニスの妻・アルマの心情よりも、イニスの娘のアルマ・ジュニアの心情のほうが受け入れやすかったです。 寡黙で、生きることにも不器用なイニス・・決して良き夫ではなく(20年にも渡って不倫をし、しかもその相手は男性なのだし)良き父とも言い難い(結局離婚して、親権は妻にゆだねてしまったし)。そんなイニスを、小さい頃からずっと慕ってきた娘のアルマ・ジュニア。父同様に寡黙だけれども、現実を受け入れて強く生きている彼女は、偉い・・と思いました。 ストーリー終盤で、彼女がイニスに、”結婚式にはパパにも出席してほしいの”と頼むシーンは、前編を通して重苦しいストーリのなかで、唯一心温まるシーンでした。 加えて、理解はできないですが、ジャックに対する愛情をおさえることのできないイニスの苦悩と悲しみが、痛いほど伝わってくるストーリーではありました。 当時、若干25才(26才?)だったとは思えないほど、”渋すぎる”ヒース・レジャーの演技が驚き! オーストラリア人の彼が、何を言っているのかわからない、ごもごもとした”セリフまわし”で、アメリカン・カウボーイを演じきったのにも脱帽しちゃいました。
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映画 |
2007/08/15 |
| ラスト サムライ |
| ◎2003アメリカ |
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映画『ラストサムライ』・・好きです。ずっと以前からファンである渡辺謙さんも素敵でしたし、ストイックな日本女性を演じた小雪さんも美しかったです。 とりわけ、戦いに赴くトム・クルーズが鎧をまとうのを、彼女が静かに手伝うシーンには胸をうたれました。 この映画のクライマックスで、”最後のサムライ”としての誇りを賭して、渡辺謙さん演じる勝元が率いる武士達と、近代兵器を駆使するアメリカ軍に援護された官軍が衝突します。この勝ち目のない戦いで、アメリカ人でありながらただ一人、トム・クルーズ演じるネイサンは勝元の援護をします。 ”運命を変えることができると思うのか”と問う勝元にネイサンは言うのです。”自分の運命が明らかにされる時まで、人は自分にできることをするのみだ”と。 そしてまた、ネイサンは勝元に告げるのです。 ”かつてテルモピュレーと呼ばれる地で、たった300人の勇敢なギリシア兵士が、100万人のペルシア軍を相手に戦った”・・ ”その戦いでギリシア兵士達はどうなったのだ?”と問う勝元にネイサンはこう答えます。 ”彼らはその戦いで玉砕した” その答えを聞いた直後、勝元は笑みを浮かべて、官軍に突撃していくのです。 戦いに勝つことが目的なのではなく、戦い抜くことこそ自らの目的・・『ラストサムライ』の勝元と、『300』のレオニダスが私の中では重なってみえます。 今この時、世界で戦っているのは、文字通り、戦地に赴いて戦う人たちだけではないかもしれません。この生きにくい世の中で、私達は誰でも、自分の人生を、あたかも戦うようにして生きていかなければならないことがあるからです。最後まで戦い抜く強さと勇気・・私もそれを手に入れることができるだろうか・・私は兵士ではないけれど、そんなことを考えながら、この映画を観ました。
*レビューで言及しているこの部分・・『最後まで戦い抜く強さと勇気・・私もそれを手に入れることができるだろうか・・私は兵士ではないけれど』・・はあくまでも、精神的な闘いにおいて示されるべき『強さと勇気』のことで、文字通りの戦争において命を懸けて戦う時に示される『強さと勇気』を称賛しているのではありません
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映画 |
2007/06/12 |
| ビューティフル・マインド |
| ◎2001アメリカ |
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| Russel Croweって肉体派でしょ、どちらかといえば。力は強いが、おつむはね・・ってタイプだから、数学者ってどうなの・・と思いつつ観ました。あら、なかなかはまってるかも・・と気づいたのはJennifer Connelly扮するAlicia に夜空の星を指し示す場面。天才であるがゆえに協調性や社会性に欠けていながら、星の輝きと同じくらい美しい心を持った男性なんだ、この人は・・と見事に思わせてくれました。一方でJohnは心の病に苦しみ、そんな彼を支えるAliciaの忍耐力には頭がさがりました。一般的に心の病で苦しむのは患者本人だけではなく、支える家族も同様だといいますが、やっぱり一番つらいのは病を抱える本人だと私は思うのです。だからこそ、映画の終盤でJohnが、入院せず、自分の力で病気に立ち向かっていくことを決意し、Aliciaにも別れを告げようとした時、自分が一番つらいはずなのに、心からAliciaを思いやる彼の愛情に強く心を動かされました。実際のところは(彼は実在の人物なので)このように美しいばかりの物語ではなかったようでしたが、それはそれ、映画は映画。とにかくじーんときました。でも、数学が得意だったらもっとJohnの心情を理解できたかも・・悔しい! |
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