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「cinema!cinema!」 敏腕編集長 |
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映画 |
2008/08/12 |
| ダークナイト |
| ◎2008アメリカ |
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| どうせアメコミの映画化だと思って見に行ったがオオマチガイ、監督のクリストファー・ノーランは、性悪説から見た人間像を鮮やかに描いて見せてくれた。徒労の様なバットマンと悪との絶望的な戦い、対するジョーカーの心の自由を満喫している様な悪のエクスタシー、自己犠牲対自己陶酔、この対比がバットマンに現代版キリストの様な深い苦悩を与え、美化されて伝えられた十字軍の騎士の姿とオーバーラップしてくる。 しかし、欧米人のなかに未だに十字軍信仰の様なものがあり、アフガニスタン侵攻や湾岸戦争を肯定する要因の背景になっているとしたら恐ろしい事だ。 現代では、善と悪は合わせ鏡の様なよく似た双子、善の底知れない苦悩、悪の舞い上がるエクスタシー、人はこの映画からどちらをより強く感じるだろうか。ヒース・レジャーは死を早まった、次回作でバットマンを演らせてみたかった。いづれにしても、見終わって残ったものはやはり闇だった。 |
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[c]2008「闇の子供たち」製作委員会 |
映画 |
2008/08/04 |
| 闇の子供たち |
| ◎2008日本 |
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| この重いテーマから坂本順治監督は目を背けず、とても真面目に描いている、その事にとても好感が持てる。先日の四川大地震の時も中国人臓器密売グループが多数の子供を誘拐しようとして逮捕されたが、まだまだアジア諸国では子供を食い物にする輩が後を絶たない。日本人も含めてそれを求める人間達がいる事も事実だ。監督はこのやりきれない現実を、声高に叫ぶよりも静かに、しかしより深く言いたかったのではないだろうか。映画の中では佐藤浩市の演技が正にそれだった、抑えた表現の中に大きな悲しみ、やり場のない怒りが的確に演じられていた。それとタイ人俳優達のレベルの高さにも驚かされた、宮崎あおいのヒドイ芝居を随分救っていた。江口洋介にはもっと深みが欲しかった。闇とは、社会の闇であり、人の心の闇でもあるのだから。 |
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[c]Scion Premier(Third) Limited Partnership/UK Film Council/Closing The Ring Limited/CTR Canada Limited |
映画 |
2008/07/21 |
| あの日の指輪を待つきみへ |
| ◎2007イギリス.カナダ.アメリカ |
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| 圧倒的に大人の女性の支持を得る作品だが男も充分共感出来る作品。人は皆人生に忘れ物をし、それを悔やみながら生きている、「あの時違う決断をしていたら」と思わない人はいないだろう。しかし日々の生活の中に、ある人はそれを忘れようとし、ある人は償おうとしてみる。そんな過去への「思い」を、普通の人々へのオマージュとしてリチャード・アッテンボローが描いてみせた。シャーリー・マクレーンが最初ちょっとニクタラバーサンで出てきて過去のシーンと違和感を感じたのだが、映画が進むにつれて、成る程と思わせる、さすがに上手い。 |
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[c]2007 Warner Bros. All Rights Reserved. |
映画 |
2008/07/14 |
| 庭から昇ったロケット雲 |
| ◎2007アメリカ |
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| 結局は家族愛がテーマのハートウォーミングドラマなんだけど、企画が通らないんで目新しいとこ狙ってロケット持って来たって感じがする。お約束通り女房が途中でキレちゃって、でもあることをきっかけに、より強く家族が固まって夢に向かって突き進む。これは王道だし良いんだけど、いくらNASAにいたからって庭にロケット作っちゃうのはナイダロー、バットマンだったらアリだけど、牧場のオッサンでしょ。で有名どころも欲しいってんで、ブルース・ダーンちょっと出す、あまり強引にやるとロクなことないよって感じかな。 |
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