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白鵬、13連勝最速V/名古屋場所(07/26)
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大相撲名古屋場所13日目(25日、愛知県体育館、観衆=9000)全6場所制覇だ! 後続に3差をつけて独走していた西横綱白鵬(23)が千秋楽を待たずに3場所ぶり7度目の優勝を決めた。白鵬の名古屋場所での優勝は初めて。横綱朝青龍が途中休場した今場所、白鵬は安定した取り口で勝ち続け、この日は大関魁皇(36)を寄り切って13戦全勝。自己最速、平成17年初場所の朝青龍以来、19度目となる13日目での優勝。「青白時代」から一気に「白鵬時代」を築き上げる。
表情はかわらない。呼吸も乱れない。優勝がかかった結びの一番。会場には対戦した「魁皇コール」が沸き上がっていたが、白鵬の気持ちは少しも揺れなかった。
何度か左四つになりかけながら白鵬が突き放すなど、激しい差し手争いが続いたが、右を差して万全の寄り。自身7度目の優勝は、自己最速の13日目で決めた。
「プレッシャーはあったけど、3場所ぶりの優勝を意識してやってきた。絶対、この一番というのがあった」
前夜は午後11時には就寝し、この日は朝6時に起床。しこやてっぽうで調整し、いつもより30分以上早い“出陣”で気を引き締めた。
名古屋入りしてから同じ立浪一門の元関取と、酒を酌み交わす機会があった。相撲談義に花が咲き、69連勝を達成した名横綱双葉山の「木鶏」の逸話に及ぶと目を輝かせた。「(双葉山は)いいことを言いますよね」。尊敬してやまない先人が“泰然自若”を言い表した言葉に、改めて責任の重さを自覚した。
新横綱として臨んだのが、1年前の名古屋場所。その翌場所から土俵入りを変えた。頭上に掲げた両腕を静止させず、かしわ手を打つようにした。「実は双葉山関がそうだったんです。DVDを見て、参考にさせていただきたいなと。自分もあんなふうに冷静な横綱になりたい」。
5月の夏場所千秋楽結びの一番では、朝青龍とにらみ合う失態をさらした。「だから『白鵬はまだだめ』といわれるんですよね」。失いかけた“品格”を取り戻すため、感情に流されない心を磨くことに努めている。
肉体への気配りも忘れない。今場所から日本オリンピック委員会(JOC)強化トレーナーを務める執行(しぎょう)稔氏と契約。毎日、足の指の可動域を広げるマッサージを続け、土俵をつかむ感覚を養った。
史上10人目の全6場所制覇。場所前には鳴戸、境川、佐渡ケ嶽、八角の4つの部屋へ出げいこ。タイプの違う力士と胸を合わせ、予習を積んだ成果をみせつけた。8月には夫人の紗代子さん(24)が第2子を出産予定と、公私ともに充実のとき。8月下旬のモンゴル巡業に最高の土産を手にし、横綱になって初の全勝優勝で花を添える。「残り2日だね」。一人横綱の責任を果たし、平成19年夏場所以来の全勝Vで「白鵬時代」が幕を開ける。
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