鮨著述家 早川光さんが認めた鮨の新店
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鮨 久いち
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| ●東京・浅草 |

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| 銀座の名店・久兵衛で17年の修行を積んだ若き職人の店 |
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| 7350円の「おまかせ握り」。お通しに握り12貫、巻物1本とワカメの酢の物、お椀がつく。この日の12貫は上左から順に戸井鮪大トロの炙り、平目昆布締め、鮪中トロ、スミイカ、赤貝、淡路のシマアジ、新子サイズの小肌、細魚、車海老、イクラ、北海道浜中産のウニ、ふたつに切った穴子(塩、煮ツメ)。他にも握り10貫と巻物1本の「大島」(5250円)、握り8貫と巻物1本の「萩」(3675円)、穴子棒ずしに太巻きの「穴子づくし」(3675円)など各種のセットがある |
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ここ数年、独立して自分の店を構える若手が増えている。かつて鮨職人の独立と言えば40代後半からというのが当たり前だったが、最近は30代で“親方”と呼ばれる人も増えてきた。 そんな30代の親方の中でも、とびきりの実力派が「鮨 久いち」の出口威知郎(でぐちいちろう)さん。年は若いが、銀座の名店「久兵衛」で17年間も修業を積んたベテランだ。伝統の技を受け継いだ握りの腕も確かなら、使うタネも銀座の一流店とまったく遜色ない。 一本の穴子をふたつに切って煮ツメと塩で出すなど、基本的には「久兵衛」スタイルを守っているが、玉子焼に芝海老と蛤のダシを加えて味に深みを出すといった独自の創意工夫も忘れない。茹で加減をミディアムレアに調整して握る車海老のにぎりは、その際立つ甘味に目を瞠るほど。 とりわけ僕が魅力を感じるのは、出口さんのいかにも下町育ちらしい歯切れのいい口舌。その歌舞伎役者を思わせるルックスも相まって、カウンターの向こうは「出口劇場」の趣だ。 店は花柳界の面影を残す浅草観音裏にあり、周囲には料亭などがひしめくディープ下町だが、店舗は広尾や青山にあってもおかしくないほど垢抜けている。酢飯は小さく、小肌の〆加減も優しく、女性に好まれる味で、デートにもお薦めできる。デザートの自家製小豆白玉も女性には嬉しいはず。 |
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| ↑白木のカウンターが美しい店内は広く、まるで銀座の高級店のような贅沢な造り。丸い明り取りの窓がお洒落な印象 |
↑親方の出口威知郎さん、37歳。19歳から銀座の名店「久兵衛」で修業を積んだ |
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住所:東京都台東区浅草3-18-8 電話:03-3874-2921 営業時間:11時30分〜14時 17時30分〜23時(日祝17時〜22時30分) 夜は要予約 休み:水曜 席:カウンター8席、テーブル4人4卓 カード:取り扱いあり(ダイナース以外) 駐車場:なし 交通:つくばエクスプレス浅草駅徒歩6分 ※予算約1万〜1万5000円(つまみ数品におまかせの握り、お酒を飲んで1万円からというのが目安) |
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