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2008.3.12(水)更新
【合同インタビュー】
ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した
田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
【合同インタビュー】ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
「犬と私の10の約束」で主人公を演じるのは、テレビ・ドラマ「猟奇的な彼女」(4月スタート予定)も控える田中麗奈(写真左)、その恋人を加瀬亮(写真右)が演じている
【合同インタビュー】ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
田中麗奈演じる主人公のあかりは、ゴールデン・レトリーバーの“ソックス”とかけがえのない時間を過ごす。「劇中で『10年ってこんなに短いと思わなかったから、ありがとう』と言う台詞があるんですけど、うちの子(愛犬のチワワ)も今7歳で、一緒にいる時間に限りがあること、生には終りがくることを、改めて意識させられました。だからこそ一緒にいる時間を大切にしたいし輝かせたいなって思います」
【合同インタビュー】ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
あかりの恋人で、新進のクラシックギター奏者・星☆進に扮した加瀬亮は、この設定に相当苦労したのだとか。「(作品が重なっていて)練習になかなか時間がとれない時期だったので、設定を変えていただけないでしょうか? と提案してみました(笑)。でもプロデューサーの『僕が弾いてるところが見たい』の一言で決定したみたいで。やるからには中途半端なことはしたくないので練習しましたけど、ホント大変でした(苦笑)」
【合同インタビュー】ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
函館で暮らす少女、あかりの家に1匹の子犬がやって来る。その犬にソックスと名づけた彼女は、犬を飼う時は、“10の約束”をしなければならないと母親から教えられる。以後、あかりはソックスと共に人生を歩んでいく
【合同インタビュー】ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
あかりの少女時代を演じるのは「L change the WorLd」(公開中)の好演も光る、福田麻由子。ちなみに、成犬時代と違い、幼犬時代の“ソックス”たちはわんぱくで元気いっぱい。撮影中はいちばんの問題児(?)だったのだとか
【合同インタビュー】ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
美しい四季の中で“ソックス”で繋がる人々の悲喜こもごもが描かれる本作。「秋に撮影は始まったのですが、桜のシーンは、わざわざ桜がたくさん咲くのを待ってから撮ったんです。欲しい絵を撮るために、そこに足を運んだり、何時間も待ったり、いい環境でした」とは田中談
【合同インタビュー】ハートフル・ムービー「犬と私の10の約束」で共演した田中麗奈&加瀬亮が語る犬と私の素敵な関係
獣医を目指して大学で勉強中のあかりは7年ぶりに留学先から帰国した幼なじみの進に再会。それはやがて恋に発展する
(C)2008「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ

【田中麗奈 プロフィール】
1980年、福岡県生まれ。1998年に主演に抜擢された「がんばっていきまっしょい」で映画デビュー、その瑞々しい演技で数々の映画賞を受賞。その後も映画を中心に、ドラマ、CMなど様々な分野で活躍。主な代表作に「はつ恋」(2000)、「東京マリーゴールド」(2001)、「ドラッグストア・ガール」(2004)、「容疑者 室井慎次」(2005)、「暗いところで待ち合わせ」(2006)がある。2007年は「ゲゲゲの鬼太郎」ほか、「夕凪の街 桜の国」「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」「銀色のシーズン」(公開中)が公開。待機作に「築地魚河岸三代目」(6月7日公開)、「山桜」、「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」ある。4月に始まるテレビ・ドラマ「猟奇的な彼女」では“彼女役”として主演することが決まっている

【加瀬亮 プロフィール】
1974年、神奈川県生まれ。ワシントン州シアトル郊外で7歳まで育つ。1977年より演技を学び始め、俳優・浅野忠信の付き人となり数々の現場に参加。2000年に「五条霊戦記」でスクリーン・デビューを果たし、その後テレビ、CMと活躍の場を広げる。主演作「アンテナ」(2004)では2005年度日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞。主な作品に「カクト」(2002)、「ニワトリはハダシだ」(2004)、「スクラップ・ヘブン」(2005)、「ハチミツとクローバー」「硫黄島からの手紙」(2006)、「叫(さけび)」「オリオン座からの招待状」(2007)がある。2007年公開の「それでもボクはやってない」では数々の映画賞で主演男優賞を受賞した。公開待機作に「山のあなた 徳市の恋」(5月24日公開)、「ぐるりのこと。」、「パコと魔法の絵本」、「グーグーだって猫である」、「TOKYO!」「東南角部屋二階の女」「R246 STORY 〜224466〜」がある

【STAFF&CAST】
監督:本木克英 原作・脚本:澤本嘉光 川口晴 歌:BOA 出演:田中麗奈 加瀬亮 福田麻由子 高島礼子 豊川悦司 佐藤祥太 池脇千鶴 布施明 笹野高史(2008/松竹)117分
■3月15日(土)より、ミッドランド スクエア シネマほかで公開
>> 公式サイト
予告編[犬と私の10の約束]
完成披露舞台挨拶(5分28秒) [犬と私の10の約束]
>> 「犬と私の10の約束」上映スケジュール
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「『自分はいい飼い主だったかな?』と
犬を飼っている上で考えさせられる
そんな映画です」(田中麗奈)


 犬から飼い主へのささやかな願いをつづった作者不詳の短編詩“犬の10戒”をモチーフに少女と犬の心温まる絆を描いた「犬と私の10の約束」がいよいよ公開。1度でも犬を飼ったことがある人はもちろん、そうでない人の心をも和ませながら涙腺を刺激する1作に仕上がった。そこで本作の主人公・斉藤あかり役の田中麗奈と、恋人・星進役の加瀬亮にインタビューを敢行! もうひとりの主演女優であるソックス役のゴールデン・レトリーバーとのエピソードから、映画に対する思いまで、時間が許すまでたっぷり語ってもらった。

「この映画で、初めて“犬の10戒”を知ったのですが、脚本を読んだ時は、涙が止まらなくて。心が洗われるような作品に出会えて嬉しかったですね。読み終わった後は、私自身もチワワを2匹飼っているので『自分はいい飼い主だったかな?』『ちゃんと“犬の10戒”を守れてるかな?』と、犬を飼っている上で考えさせられることが多くて、犬の接し方に対する気持ちは変わったと思います」
と語るのは、本作に主演した田中麗奈。

 だが、ピュアでキレイな物語だけに、彼女が最初にした役作りは、自分自身が素直に愛せるあかり像を見つけることだったという。
「登場人物がみんないい人で、台詞もキレイな言葉でつづられている、あかりもいい子だと、逆に嘘っぽくなってしまう気がしたんです。だからあかりのいい子だけじゃない一面を見つけるところから始めました。あんなに“ソックス”“ソックス”って言っていたのに、就職が決まったら、さっさとお父さんに預けて『じゃあね!』と言ったり、進くんとの恋愛に夢中になったり、服を汚されて怒ったり、キレイ事だけではない部分に共感したところもあって、そこは大切に演じたつもりです」
「本木克英監督の遊び心ある演出に
随分助けられました」(加瀬亮)


 そんな彼女の言葉を受け、あかりの幼なじみで、恋人の・星進役を演じた加瀬亮もうなづきながら、言葉を続ける。
「悪い人しか出てきませんと言われると『面白そう』と思うんだけど(笑)、いい人しか出てきませんと言われると……なんだか危機感を感じるんですよね。でも田中麗奈さんが主演と聞いて安心しました。以前にもCMでご一緒させていただいたことがあって、その空気感が心地よかったんですよね。あとは、劇中であかりに『絶望的に素直だね』と言われるようなキャラですから、その進の“天然キャラ”に寄りかかって役作りをしていきました。素だと恥ずかしいことでも“天然”だとOKみたいな。それに、本木克英監督は、とてもユーモアのある監督なんですよ。僕がギターを弾くと、ソックスがうなずいていたり、メトロノームのテンポに合わせてソックスがしっぽをふっていたりして、その遊び心にも随分助けられました」

 少女から大人になる多感な時期のあかりを時になぐさめ、父親が開業した病院では患者たちの心を和ませる看板犬として活躍するソックスは、スクリーンを越えて観るものの心まで和ませてしまうのだが、どうやら撮影現場でも大活躍だったようで。
「撮影が続いて疲れてきた時に、ソックスに触ったり、抱きつくと、スーッと疲れが流れ落ちてゆくんですよ。ホントにセラピー犬でした」
と、田中麗奈。

 一方、中学生の時に犬を飼った経験がある加瀬亮は、ソックスとの共演は驚きの連続だったと明かす。
「動物だから予想通りには動いてくれないだろうなと覚悟して撮影現場に入ったんですけど、あまりに脚本通りというか、カメラの動きに合わせてソックスが動いたり、人間っぽい動きをするので、それに僕がビックリして、もう1度撮りなおしということが多かったんです。もちろん僕のNGで(苦笑)。ドッグトレーナーの宮忠臣さんは、僕が子どもの頃好きだった『南極物語』(’83)でも犬の訓練をしていたそうなんですけど、宮さんの犬に対する愛情とか、訓練の仕方を、一度見てみたい! と思うほど、ソックスは優秀でした」
「たった数秒のために全身全霊をかける
現場に流れるそのパワーが心地よいんです」
(田中麗奈)


 映画をベースに活動するふたりに、映画の魅力を語ってもらった。
「映画って、すごく世界観を大切にして作品を撮るので、天気や自然の力だったり、光とか、それと人の力が合わさって、キレイな映像や人の心に響くような映像が撮れたりする。それって瞬間瞬間に生まれる奇跡を撮っているような気がするんですね。たった数秒のために全身全霊をかける。そのパワーがとても心地よいんです。カチンコがトーンと鳴ったあとの、ツーンと張りつめた緊張感や、パーッと変わる空気感。そういう環境の中だと、いいものをまとわせてくれるし、感覚が磨かれていく。回数を重ねる度に貴重な体験だなと実感する。今はそれに負けないよう自分を磨いている最中で、末永くつきあっていきたい存在です」(田中)
「僕は、映画も映画に集まってくる人も好きなんです。こう言うと語弊があるかもしれないんですけど、映画に集まってくる人たちって、社会にうまく適応できなかった人が多いような気がするんです。立派な建物に入ろうとしたら、蹴られて追い出されるような。でも、そういう人たちとの仕事が、刺激的で面白いんですよね。だから続けていられるんだと思います」(加瀬)

「出会って良かったと思える作品。ぜひたくさんの方に観ていただいて、犬との関係を見直すきっかけになれば嬉しいです」と田中麗奈がPRする「犬と私の10の約束」は一匹のゴールデン・レトリーバーがつなぐ人々の絆を優しいまなざしで見つめた感動作。犬好きにはたまらな〜いサービス・シーンもてんこ盛りでワンだふる。ぜひ劇場でご堪能あれ!

(取材・文/ライター大西愛)

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