昨年3月ごろ、仕事帰りにモヤイ像の前を通ったとき、像の周りに花が植わっていることに気付いたんです。『あれ、こんなところに花、植わってたっけ』って。それでよく見てみると、シブハナの看板があって、面白そうだなと。これがシブハナに関わるようになったキッカケですね。僕は、高校が園芸科、大学は農学部と歩んできたので、専門分野ではあるんです。植物が好きで、花屋でバイトをしていた経験もあります。それと同時に、ボランティア活動にも興味があって、学生のころよく参加していたんですね。だから、シブハナを知ったときに、自分でも役立てるかもしれないと、興味を持ったわけです。
シブハナには、様々な目的で参加する人たちがいます。環境を良くしたい、社会を変えたい、街をきれいにしたい、ボランティア活動をやりたい、花を育てたい……。仲間や友達、恋人との出会いを求めている人だっているかもしれません。けれども、シブハナは参加者の目的を限定するつもりはありません。異なる目的で集まった仲間だけど、『花を育てること』を共通のキーワードにして、それぞれがやりたいことを仲間と一緒に伸び伸びとやれる場所。大げさに言えば、自己実現の場所にしたいなと思います。あまり難しく構えずに、誰でも参加できる場を提供したい。渋谷に来る選択肢の一つになれたらうれしいですね。
シブハナの参加者の内訳は、十代が2割、二十代が6割、三十代が2割程度ですが、最近特に、十代の人たちの意識の変化を感じますね。他の世代と違い、中学や高校などで環境問題について触れる機会が多かったせいだと思います。若者の街である渋谷で、最近エコ活動が盛んなのも、無関係ではないと思いますよ。
僕が二代目の代表となったのが、今年の8月。これまでのシブハナの3年間とは、土台作りだったと思いますが、これからは、人や活動地域を増やしていけたらと思います。渋谷というと、ゴミゴミしていて、せわしないという、ネガティブなイメージを持たれている方も多いと思いますが、街のエネルギーは誰もが認めるところですよね。情報の発信基地であるこの街から、新しい活動の形を徐々に広げていくことが目標です。渋谷に来た人たちに、『あっ、なんか緑が増えてない!?』って、思ってもらえるだけで、僕らのモチベーションは上がります。もちろん、作業の飛び入りも大歓迎です。『花』という存在は、さまざまな人を結びつけるキーワードとして、最適ですよね。花を育む活動を通じて、それぞれが成長できる場をシブハナは提供したいと思っています













