やないづ町立斎藤清美術館

戦後間もない頃から欧米を中心に活躍し、日本現代版画の実力を世界に知らしめた画家、斎藤清の作品を展示する美術館。1907年福島県会津坂下町に生まれた斎藤は、1951年サンパウロ・ビエンナーレで戦後日本人初の国際展受賞を果たして以降、国内外で数多くの栄誉に輝き、1995年には国の文化功労者に選出。1997年に亡くなるまで精力的に制作に取り組んだ。逝去の年に開館した同館は、作品及び関連資料を含め約1000点を有し、年4回の企画展でその多彩な魅力を紹介している。展示室の他、ミニ企画展コーナーやワークショップなど様々なアートイベントを行うアートテラスも。只見川に面する多目的ホールからは、作品の題材となった柳津町の自然豊かなパノラマを楽しむことができる。