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↑けなげな娘とキュートな恋人の両面を見せるヒロイン、パムにはテレビで活躍する新星テリー・ポロ
←究極の対決をコミカルに描き出す。次から次へと降りかかる災難がおかしいやら、気の毒やら…


彼女のパパは元CIA捜査官!
パパの妨害工作に勝てるか!?
「メリーに首ったけ」のベン・スティラーが、結婚許可を取り付けるべく恋人の父親を相手に大奮闘。娘を溺愛するロバート・デ・ニーロから、あの手この手のいびりを受けるというシチュエーション・コメディの快作だ。監督は「オースティン・パワーズ」シリーズを大ヒットさせたジェイ・ローチ。元CIA捜査官の頑固親父に振り回される平凡な男のアタフタぶりを、持ち前のおバカなパワーとセンスで一級のエンターテインメントに仕立て上げている。
看護士のグレッグ(B・スティラー)は、愛するパム(T・ポロ)の妹の結婚式に参列しようと決心。これを機に自分たちの仲も認めてもらおうと、胸踊らせて彼女の実家へと赴く。ところが元CIAという父親のジャック(R・デ・ニーロ)は、偏執的なほどのパムびいき。何とか彼に気に入られたいグレッグだが、すべての行動が裏目に出てしまう。
監督・製作:ジェイ・ローチ 製作:ナンシー・タネンバウム ジェーン・ローゼンタール 製作・出演:ロバート・デ・ニーロ 出演:ベン・スティラー テリー・ポロ ブライス・ダナー オーウェン・ウィルソン ニコール・ダハフ
(2000米/UIP)108分
●日比谷映画劇場ほか全国東宝洋画系にて公開

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未婚男性はとくに必見!?の
心の底から笑えるコメディ
 結婚前に相手方のご両親にあいさつにうかがう…。うー、考えただけで胃が痛くなってくる。初対面なら、なおさらだし、野郎の場合は大事な娘さんをいただいてしまうのだから、そのプレッシャーたるや相当なモンに決まってる。個人的な話で恐縮だけど、自分も最悪の場合、一発ぐらい殴られるかな、と思ってた。

 が、世の中にはもっとヒドい“最悪”もあると思わせるのが、このコメディ。結婚前提で相手の家に行ったら、お義父さんになるかもしれない相手が元CIA捜査官。娘かわいさに、男はビデオカメラで監視されるわ、ウソ発見機にかけられるわと、ほとんど重要参考人あつかいされる。オマケに男も小心者だから、必死に気に入られようとしても、やることなすこと裏目に出てドツボにはまる。もちろんコメディだから、そんな大失敗をコミカルな視点で描いているのは事実。しかし、男の不器用さが噛み合わない会話に見え隠れして妙にリアルにみえるから、こちらとしても胃の痛むような、あの時の体験を思い出してしまう。

 そういう意味では、未婚男性はぜひぜひ観ておくべし。心の底から思いっきり笑えるうえに、最悪を超えた最悪の場合をシミュレーションできるはずだから。

有馬楽●情報誌ライター。文化人への道は長く険しいオバカ映画ファン


ガンコ親父を演じるデ・ニーロほか
コミカルな笑いを誘う絶妙な配役
絶妙のキャスティングは要注目。娘を溺相する元CIA捜査官役の名優ロバート・デ・ ニーロは、威厳を発揮しつつ偏執的な行動を怪演。ウソ発見機で“エロビデオをみたことがあるか?”と意地悪な質問を仕掛けてくる姿は笑えるがコワい。一方、そんな彼に振り回されるのは「メリーに首ったけ」の等身大のダメ男演技が共感を呼んだベン・スティラー。一言多かったり、つい我を忘れたりなどの失敗の妙演は真に迫 り、同情を禁じ得ない。
PROFILE
'57年米生まれ。「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」('94)で原案とアソシエイト・プロデューサーを務めた後、「オ―スティン・パワーズ」('97)で監督デビュー。続編の「オースティン・パワーズ:デラックス」('99)でもメガホンをとり、2作とも大ヒットを記録した
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ジェイ・ローチ
(監督)
シチュエーションの
面白さを追及する俊英
監督は「オースティン・パワーズ」で脚光を浴びた俊英ジェイ・ローチ監督。コメディを得意とする彼だが、今回は「オースティン〜」的なオフザケは控え目。シチュエーションの面白さでたっぷり笑わせてくれる。主人公のキマらないプロポーズや、間の悪さを絶妙のテンポで描写。ちなみにローチの夫人は人気バンド、バングルスのメンバーだったスザンヌ・ホフスで、お義父様は学者だとか。彼の実体験が反映されている、かも!?
 


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