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“文学”をモチーフに描く
老作家と少年の交流 |
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| 「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のガス・バン・サント監督と、「ザ・エージェント」「恋愛小説家」のプロデューサー、ローレンス・マークがタッグを組んだ感動作。晩春から初夏にかけてのNYを舞台に、偏屈な老作家と作家志望の少年の心の交流をあざやかに描き出す。主演のショーン・コネリーの渋みはもちろん、作品にすがすがしさを与えた少年役の新人ロブ・ブラウンと、その同級生役のアンナ・パキンの存在も価値が高い。
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| ジャマール(R・ブラウン)はプロのバスケ選手を夢見る高校生。文学少年でもある彼は仲間にそそのかされ、ある日双眼鏡で外を覗く謎の老人・フォレスターの部屋に忍び込むことになる。だが棚の文学書の山に圧倒されて主の帰還に気付かなかったジャマールは、自分の創作ノートが入ったリュックをその場に忘れて逃げ出してしまう。
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監督:ガズ・バン・サント 製作総指揮:ダニー・フルフ ジョナサン・キング 製作・出演:ショーン・コネリー 出演:ロブ・ブラウン F.マーリー・エイブラハム アンナ・パキン マット・デイモン バスタ・ライムス
(2000米/ソニー)136分
●みゆき座ほか全国東宝洋画系にて公開
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“文学”を媒介に控えめな
演出で描き出す感動ドラマ |
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“数学”を媒介に、男の友情、自立、再生を描いた「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」('97)のガス・バン・サント監督が、今度は“文学”を媒介に同じテーマを撮り上げた。両作品とも素直に感動できるが、それを導く起爆剤はまったく別物。前者は、心を閉ざした青年の苦しみだったが、今回は、純粋なまでの“書くこと”への情熱。ショーン・コネリーが伝説の作家に扮し、主人公の少年に“小説のイロハ”を伝授していく。
少年は、文才豊かな16歳の高校生。貧しいブルックリンで育った黒人ということで、転入したマンハッタンのエリート高校では差別を受ける。まわりは裕福な家庭に育った白人がほとんど。だが、少年はバスケットボールの才能にも恵まれていて、それを武器に校内のヒーローとなっていく。そんなとき、彼の文才を疑う教師の策略で、少年は学校を追放されそうな状況に追い込まれる。そこで、コネリー演じる老作家が…。
この後のストーリーは、容易に想像できるだろう。だからといって、感動が消え去ることはないと保証しよう。控え目な演出に、研ぎ澄まされた監督の鋭い才能が感じられる。マイルス・デイビスが奏でるジャズの、選曲とその控え目だが巧妙な使いかたにも注目!
杉森直行●ライター&エディター。媒体は問わず、幅広く映画記事を執筆。仕事募集中 |
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