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↑「ロック〜」でも怪演をみせたビニー・ジョーンズが今作でも熱演。不死身の殺し屋をニヒルに演じる
←予測不可能なストーリー展開をスタイリッシュな映像で見せるリッチー監督の手腕はさすが。音楽も要チェックだ!


ブラピも出演を熱望した
英国俊英監督第2作
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」で一躍スター監督の座についたガイ・リッチー。彼の待望の監督第2作は、ロンドンの暗黒街に巣くう悪党どもの姿を描いたギャング・コメディ。スピーディな展開、スタイリッシュな映像、毒気たっぷりのユーモアと、今回も全編にリッチー・テイストが満載。彼の手腕に惚れ込んだブラッド・ピットが、素手で殴り合うベアナックル・ファイター役で出演しているのも話題のひとつ。
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ロンドンの非合法ボクシングのプロモーター、ターキッシュ(J・ステイサム)と相棒のトミー(S・グレアム)は、ノミ屋を経営する大悪党に取り入るため八百長試合を仕込むことに。その頃ベルギーではフランキー(B・デル・トロ)ら強盗団が、大粒ダイヤの奪取に成功。NYに住むボスのアビー(D・ファリーナ)へ届ける前にロンドンへと立ち寄ったフランキーは、とんでもない災難に見舞われる。
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監督・脚本:ガイ・リッチー 製作:マシュー・ボーン 出演:ブラッド・ピット ベネチオ・デル・トロ ジェーソン・ステイサム ビニー・ジョーンズ デニス・ファリーナ アラン・フォード
(2000英/ソニー)102分・PG-12指定
●日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にて公開

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ブラピも虜にした暴走展開
乗り遅れに注意せよ!
 おいおいどこ行くんだ、待ってくれ〜って叫んでる間にどんどん転がって行ってしまう。「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のガイ・リッチー監督が再び放った、予測不可能なクライム・サスペンスだ。86カラットというバカデカいダイヤと、非合法ボクシングの掛け金を巡ってうさんくさいヤツらの争奪戦が展開。ブラピさえもフィーチャーせずにあくまでそれぞれのエピソードの積み重ねで進んでいく。ひとつひとつは単純なんだけど、偶然から複雑な絡み合いが生まれ、それがスピーディに繰り広げられるもんだからぐいぐい引き込まれてしまう。おまけにそろいも揃ってクセモノばっかなんだもん、もう目が離せないのだ。

 そんなもつれ合いのなか、爆発的なオカシさを生むのがオドロキから笑いに変わる瞬間だ。ちょっとした手違いからとんでもないことへ発展してしまうたたみかけがスゴイ。さらにスローモーションを使ったりイメージ映像を挿入したり、インパクトをドカンと与えるセンスは抜群。監督自身がちょっとやりすぎちゃったかなと漏らしてるらしく、かなりのハジケっぷりなのだ。「ロック、ストック〜」より勢いづいた暴走にキミはついてこれるか!?

入江奈々●「プレミア」や「エムテレパル」、「オズマガジン」など情報誌で執筆中


時代の寵児ガイ・リッチー監督
彼の動きから目が離せない
ロンドン下町が舞台の「ロック、ストック〜」はトム・クルーズがリメイク権を獲得するなど、時代の寵児となったガイ・リッチー監督。トムだけでなくガイはあのマドンナも夢中にさせ、昨年末に古城ホテル“スキボ・キャッスル”で挙式したのは記憶に新しい。披露宴には縁結びのきっかけとなったスティング夫妻やグウィネス・パルトロウらが出席して豪華に行われた。これからも何かと話題を振りまいてくれそうだ。
PROFILE
'64年米生まれ。「テルマ&ルイーズ」('91)で脚光を浴び、「セブン」('95)で一躍スターに。昨年人気女優ジェニファー・アニストンと結婚。代表作は「ファイト・クラブ」('99)ほか
ブラッド・ピット
(ミッキー・オニール役)
破格のギャラで出演!
さすがの存在感に満足
自ら監督にアプローチして、破格の安値ギャラでも出演を熱望したというブラピ。アイルランド系流浪民役とあって異質で、ロンドンっ子も理解できない訛でしゃべくる彼はいちばん侮れないキャラだ。しかも、全身イレズミを入れ、ボクシングで凄腕を発揮する彼はさすが存在感あり。群像劇のなかのひとりで登場時間は特別長くはないけど、ファンも満足するハズだ。
 


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