
監督・脚本:ローマン・コッポラ 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラほか 出演:ジェレミー・デイビス アンジェラ・リンドバル エロディ・ブシェーズ ジェラール・ドパルデュー ジャンカルロ・ジャンニーニ('01米/東北新社)88分


'69年のパリ。B級SF映画「ドラゴンフライ」の編集マン、ポール(J・デイビス)は、恋人もそっちのけで、自主映画製作にいきがいを感じていた。彼は映画の主演女優ヴァレンタイン(A・リンドバル)にひかれていくが、監督の降板により「ドラゴンフライ」の監督に抜てきされる。
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いち早くチェックした映画ライターが激白!
『CQ』編 |
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独創的なビジュアル・センスはさすが |
巨匠フランシス・フォード・コッポラのファミリーから、「ヴァージン・スーサイズ」のソフィアに続き、兄のローマンが監督デビュー。数々の音楽クリップやCFを手がけてきた彼の独創的なビジュアル・センスが満喫できる作品だ。 '69年のパリで映画撮影に取り組む青年の物語。革新的な表現スタイルを探し求めるクリエイターたちの人間模様を描きつつ、主人公が作り出すSF映画「ドラゴンフライ」のキッチュな映像が随所に挿入される。 スーパーモデル、アンジェラ・リンドバル扮するヒロインの革コスチュームなどのコミック感覚の凝ったディテールや、若き映画監督の自分探しが展開する“現実”と劇中劇の“フィクション”の境界が次第に曖昧になっていく構成が面白い。新時代の幕開けを告げるラスト・シーンも、年末年始に観るにふさわしいポジティブな輝きに満ちている。

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下川秋男●ホラー&スリラー系の怪しい映画に目のないライター。12月公開作品ではイーストウッドの「ブラッド・ワーク」も必見ですよ!
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