
監督:スティーブン・スピルバーグ 原作:フィリップ・K・ディック 脚本:スコット・フランクほか 音楽:ジョン・ウィリアムズ 出演:トム・クルーズ コリン・ファレル サマンサ・モートン マックス・フォン・シドー('02米/FOX)145分


2054年のワシントンD.C.では予知能力者“プリコグ”の力によって、殺人事件を未然に防ぐことができるシステムが構築されていた。犯罪予防局の刑事アンダートン(T・クルーズ)はシステムに絶対的な自信を持っていたが、何者かの陰謀で殺人の容疑をかけられ、逃亡するはめになる。

| 綿密な調査で作り上げた未来世界 |
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スピルバーグ監督は、綿密なシミュレーションを重ね、観客が共感できるような50年後のビジュアルを作りだした。特に磁力による交通システムは、リニアモーターカーとして実際に研究されているものだ。
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(C)2002 TWENTIETH CENTURY FOX AND DREAMWORKS LLC. |
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いち早くチェックした映画ライターが激白!
『マイノリティ・リポート』編 |
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ノンストップで魅せるSF活劇
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フィリップ・K・ディック原作というだけでSFファンの注目を集めるのは必至だが、監督がスピルバーグ、主演がトム・クルーズともなれば、期待するなという方がムリ。まさに夢の顔合わせと呼びたいのが、このSFスリラー。 未来に起こる殺人を予見して未然に防ぐ、防犯システムが確立しつつある2054年。未来殺人捜査官が、逆にその容疑を向けられて追われる身となり、必死の逃避行を繰り広げる。磁力カー、網膜ID、ジェットパック式飛行装置などの未来社会のアイテムをビジュアル化したVFXはもちろん、連続する危機はスピルバーグ節のサエるところ。逃走する主人公を演じたトムの熱演も、「ミッション:インポッシブル」にも似たサバイバルの迫力をぞんぶんに伝える。 とにかく、全編にみなぎる緊張感は圧倒的。ノンストップのスリルに飛び乗って楽しんでしまいたい。

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有馬楽●情報誌を中心に、映画&ビデオ記事を執筆中のフリーライター。アクション好きです。今年のベストムービーは「少林サッカー」!
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