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| 本国タイでは、甘いルックスも手伝って雑誌カバーや携帯電話の広告モデルに起用されるなど俳優さながらの活躍 |
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| 日本には友達も多くいるというプラープダー。知的芸術的センスはもちろん、こんなおちゃめなキャラも好かれる要因だろう |
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| 小説はソニーマガジンズから好評発売中 定価1365円 (税込) |
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| ■「地球で最後のふたり」は7/31(土)より渋谷シネ・アミューズほかにて公開 |
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STAFF&CAST 監督・脚本:ペンエーグ・ラッタナルアーン 出演:浅野忠信 シニター・ブンヤサック ライラ・ブンヤサック 松重豊 竹内力(2003タイ・日本・オランダ・フランス・シンガポール/クロックワークス配給)107分
【プロフィール】 1973年、バンコク生まれ。約10年間米国でアートを学び、99年に帰国。翌2000年に短編小説集「直角の都市」「あり得た可能性」でタイ文学界に彗星のごとくデビュー。2002年には「あり得た〜」で東南アジア文学賞を受賞。作家らしからぬファッションや言動、音楽やアートにまで及ぶ幅広い創作活動は、タイの若者たちの間で知的なカリスマとして人気を博している。

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「最も興味を持ったのは、インターナショナルなコラボレート作品だった点」

浅野忠信がベネチア国際映画際コントロコレンテ部門で主演男優賞を受賞した「地球で最後のふたり」。監督・脚本に「わすれな歌」(2002)のペンエーグ・ラッタナルアーン、美術に「天使の涙」(’96)はじめ、ウォン・カーウァイ監督とのタッグで有名なクリストファー・ドイルという異例の顔合わせが注目を集めた。 そして、浅野の魅力を最大に引き出すべく、この作品をより洗練されたラブストーリーにしたのが、共同脚本のプラープダー・ユンだ。作家でありながらアートや音楽もこなし、タイの若者にとってカリスマ的な存在だという。直撃インタビューでその魅力を探った。
2002年、短編小説「存在のあり得た可能性」でタイの最も権威ある文学賞である「東南アジア文学賞」を受賞。新進作家といわれる彼と今作はどのように結びついたのだろう。 「最も興味を持ったのは、インターナショナルなコラボレート作品だった点。また僕自身、もともと映画には興味があったし、映画のために作品を書くことは、初めてのチャレンジだったので、やってみようと思いました。それにペンエーグは、タイの中で数少ない新進気鋭の監督。おもしろいと思う要素がいっぱいあったんです」
バンコクで生まれ、中学を卒業後すぐに単身、渡米。約10年間アートを中心に学び、英語も堪能(この取材も英語で行われた)だ。とはいえ、タイ人らしいというか、物静かでシャイな人柄のよさがにじみでている彼。国境を越えた初めてのコラボレーションはうまくいったのだろうか。 「正直、最初はどうコミュニケーションをとっていいのかとまどいました。2人とも僕よりもずっと年上だし。でも、一緒にいる時間をかさねていくことで、それは解決しました。クリス(トファー・ドイル)は常に頭の中にビジュアルがあるんですね。イメージが次から次へとでてきちゃう。自分で整理ができないくらい(笑)。驚いたよ」 |
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「人は究極的な場所におかれたとき、たとえバックグランドが違おうと、言葉が通じなくても、理解し合おうとするものだと思う」

作品のテーマは、出会いの可能性と男女の調和。性格も生きてきた環境もまったく異なる、日本人青年ケンジとタイ人女性ノイが偶然に出会い、奇妙にも同じ時間をひとつ屋根の下で過ごす。お互い日本語もタイ語も英語もうまく話せないため、コミュニケーションが取れない。にもかかわらず、2人は惹かれあっていく。 「人は究極的な場所におかれたとき、たとえバックグランドが違おうと、言葉が通じなくても、理解し合おうとするものだと思う。ケンジとノイはその部分に共通点があったんだよ」
そして、映画はその惹かれあう様子を、とても穏やかに、そして自然に描いていく。「ナンナーク」(’99)などに代表される従来のタイ映画の印象とは大きく異なるのが印象的だ。 「タイの伝統的な映画はオーバーな物語が多い。僕は、それを壊したかったんです。でも、タイで映画を公開したとき、難しいというお客さんが多かった。壁は厚いな、と思っていたんだけど、(映画のあとに)僕の本が出て、みんながそれを読んだら、よくわかったって。だから、ペンエーグには、映画より本のほうが売れたんじゃないか、と冗談を言われたよ(笑)」
今作で見事なハーモニーを生んだペンエーグ監督、クリストファー・ドイルとのコラボレーションは、すでに次の作品に進んでいるという。 「第1稿を書き終えたところで、ペンエーグに送って、そこでクリスとおち合って、ロケ現場をみて、そこでまた変わって、僕は書き直して・・・という作業を繰り返してます。だから、よりクリスや僕の考えが反映された形になっているはずです。作家という仕事は基本1人の作業。それが映画では3人のアイデアで作っていける。とても刺激的でおもしろいよ」
小説本の発売はもとより、アートや音楽などでも日本での活躍がめざましいプラープダー。ゆくゆくは日本を舞台にした映画を自身が監督として撮ってみたいともいう。最後に日本の女性について聞いてみた。 「とてもいいよね。友達もいっぱいいるけど、みんなそれぞれにいい。でも(タイでは芸能記事にもされやすいので)危険な質問だな(笑)」 ぜひとも初監督作品は、日本の女性をメインにしたものとなることに期待したい。
(取材・文/編集部・栗本直彦) |
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