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2007.5.30(水)更新
【合同インタビュー】
長澤まさみ×山田孝之×塚本高史共演のラブ・ストーリー
「そのときは彼によろしく」を長澤&山田がアピール!
【合同インタビュー】長澤まさみ×山田孝之×塚本高史共演のラブ・ストーリー「そのときは彼によろしく」を長澤&山田がアピール!
写真左から智史役の山田孝之、花梨役の長澤まさみ、初メガホンを取った平川雄一朗監督
【合同インタビュー】長澤まさみ×山田孝之×塚本高史共演のラブ・ストーリー「そのときは彼によろしく」を長澤&山田がアピール!
観賞用の水草ショップを営む智史は、客として訪れた人気モデルの鈴音(花梨)と共同生活を始める。互いが離れ離れになっていた幼なじみだったことを知り再会を喜ぶ2人は、もうひとりの親友で音信不通だった佑司の行方を知る
【合同インタビュー】長澤まさみ×山田孝之×塚本高史共演のラブ・ストーリー「そのときは彼によろしく」を長澤&山田がアピール!
智史のもとに突如現れる元スーパーモデルの鈴音(花梨)を長澤まさみが好演。「芝居に対してひたむきで、何回も同じテンションで同じ芝居ができるのはスゴイ!」とは山田談
【合同インタビュー】長澤まさみ×山田孝之×塚本高史共演のラブ・ストーリー「そのときは彼によろしく」を長澤&山田がアピール!
アクアプランツ(水草)の店を営む智史を山田孝之が演じる。「山田さんは、自分が大好きな事の話になるとすごくテンションがあがるんです。そこは智史と相通ずる部分だなって思いました」とは長澤談
【合同インタビュー】長澤まさみ×山田孝之×塚本高史共演のラブ・ストーリー「そのときは彼によろしく」を長澤&山田がアピール!
智史と花梨の幼なじみで画家志望の佑司を塚本高史が演じる。また佑司の彼女役で北川景子が好演を見せる
【合同インタビュー】長澤まさみ×山田孝之×塚本高史共演のラブ・ストーリー「そのときは彼によろしく」を長澤&山田がアピール!
智史が営む「Trash」には美しい水草の水槽がいっぱい。実はこれ日本を代表するアクアリウム・アーティスト天野尚が手掛けているんだそう
(C)2007「そのときは彼によろしく」製作委員会

【長澤まさみ プロフィール】
1987年、静岡県生まれ。2000年に第5回「東宝シンデレラ」でグランプリを受賞。「クロスファイア」(2000)でスクリーンデビューを果たす。初主演作「ロボコン」(2003)でみずみずしい演技を披露し注目を集め、大ヒット作となった「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)では、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞ほか、各賞を受賞。「涙そうそう」(2006)の好演も記憶に新しい。近年では、テレビ・ドラマ、CMなど活躍の場を広げ、現在テレビ・ドラマ「プロポーズ大作戦」が放送中。先頃、スペシャル・ドラマ「ガンジス河でバタフライ(仮題)」(秋放送予定)に主演することが発表された

【山田孝之 プロフィール】
1983年、鹿児島県生まれ。99年テレビ・ドラマ「サイコメトラーEIJI2」で俳優デビュー。テレビ・ドラマ版「ウォーターボーイズ」(2003)で注目を集め、以後、「世界の中心で、愛を叫ぶ」(2004)、「H2 君といた日々」(2005)、「白夜行」「タイヨウのうた」(2006)など話題のテレビ・ドラマで主演を務める。映画では「電車男」(2005)、「手紙」(2006)に主演。今年は、本作のほか「舞妓 Haaaan!!!」(6月16日(土)公開予定)、「クローズ ZERO」(秋公開予定)の公開が控える

【平川雄一朗監督 プロフィール】
1972年、大分県生まれ。テレビ・ドラマの演出補やアシスタント・プロデューサーを経て、2003年「Stand Up!!」でディレクター・デビュー。以後、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)「あいくるしい」(2005)「白夜行」「セーラー服と機関銃」(2006)など、数々のテレビ・ドラマを演出。今回の作品で映画デビューを飾る

【STAFF&CAST】
監督:平川雄一朗 原作:市川拓司 音楽:松谷卓 歌:柴咲コウ 出演:長澤まさみ 山田孝之 塚本高史 国仲涼子 北川景子 黄川田将也 本多力 和久井映見 小日向文世(2007/東宝)114分
■6月2日(土)より、全国東宝系にてロードショー
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「小説と異なるラスト・シーンは
最後の最後まで悩みました」
(平川雄一朗監督)


 小さな湖畔の秘密基地、3人で遊んだ懐かしい記憶。離れ離れになっていた3人の幼なじみが、運命の糸に手繰り寄せられるかのように再会を果たすラブ・ストーリー「そのときは彼によろしく」。公開を前に、主演の長澤まさみ山田孝之と、本作で映画デビューを果たした平川雄一朗監督にインタビューを敢行! 運命論から幼き日の思い出までたっぷりと語ってくれた。

 原作は「いま、会いにゆきます」などで知られる恋愛小説の旗手・市川拓司の同名小説。平川雄一朗監督は、タイトルにもなっている「その時は彼によろしく」というアイデアに感銘を受けたという。
「対峙して言えない事を、大事な人を通して大事な人に伝えるというアイデアに感銘して、この感銘した気持ちを映像化したいと思いました。中でも大事にしたのが、原作の持ち味でもある“優しさ”。特に、小説と異なるラスト・シーンは、最後の最後まで悩みながら作ったんです」

 “優しさ”を表現するため、ロケ地選びからセットまで相当こだわったという監督は、枯葉舞う真冬の湖畔を緑生い茂る新緑の湖畔へと変え、廃バスを利用した素敵な秘密基地のセットを構築。物語の鍵を握る幼き日の世界観を見事に演出している。
「“大人っぽい”演技って難しいです(苦笑)」
(長澤まさみ)


 3人の幼なじみのひとり、元スーパーモデルの鈴音(花梨)を演じたのは、現在放送中のテレビ・ドラマ「プロポーズ大作戦」での好演も記憶に新しい長澤まさみ。6月3日には20歳の誕生日を迎え、ますます輝きを増す彼女が今回トライしたのは大人の女性。革のジャケットをはおり、ピンヒールのブーツスタイルが新鮮だ。
「中学生の時に子ども向けのファッション誌でモデルをやらせていただいたことがあるんです。そこで出会ったモデルの方々は、凛としていて、自分を持っている方が多いなという印象を受けたんですけど、花梨はどちらかというと淡々としていて、我関せずというイメージだったので、そのイメージのまま演じました。監督やプロデューサーからは“大人っぽい”演技を求められましたが、これが“大人っぽい”という明確なものはないので、実は苦戦していました(苦笑)」

 一方、花梨が思いを寄せる幼なじみの智史に扮するのは「電車男」(2005)や「手紙」(2006)など話題作への主演が相次ぐ若手実力派俳優の山田孝之。「運命とかは全く信じない!」と語る彼にとって今回の役がらはかなりチャレンジだった様子。
「目に見えないものはあまり信じないタイプなんです。奇跡を望むこともなければ、神頼みもしない。だから智史の行動にも違和感を感じることはありますよ。でも、もともと自分と違う人間を演じることの方が多いので、そこは自分なりに演じたつもりです」

 そんな彼が、今回いちばん苦戦したのが、ラスト・シーンで見せる笑顔。台本には“満面の笑み”と記してあったそうで、普段はあまり笑わないという彼にとってはちょっとした試練だったよう。
「1度やってみたんですけど笑えなくて、この口角の筋肉が衰えてるんですよね。本番までずっと彼女(長澤)につきあってもらって、笑顔の練習をしていました。『今のは良かった』とか『今のはチョット』とかね」
 すると撮影時を思い出したのか、長澤が思いだし笑いをしながらこう続ける。
「ほっぺたがピクピクしてましたよね(笑)」
「そうそう、あとは『目が笑ってない』とか」
と、絶妙のタイミングでエピソードを明かしてくれたふたりのやりとりは、ちょっぴり微笑ましかった。
「探検して新しい道を開拓していました」
(山田孝之)


 微笑ましいと言えば、幼き日の3人のエピソードの数々。一緒に誕生日を祝い、友情を確かめ合い、夢を語りあうキラキラした日々。そこで、3人に幼き日の思い出を語ってもらった。

まずは監督が、
「僕は小さい頃、年上の女の子が好きでした。秘密基地もありましたよ。よく近所の子と闘ってましたね」
と語ると、長澤も、
「私もよく外で遊ぶ子でした。クリスマスに一輪車を買ってもらったことがあって、たくさん練習したのを覚えています。あと、おままごともしました。結構凝ってて、プラスティックのおわんを使ってお医者さんごっことか。だから女優になった時に幼なじみからは『ままごとやってたから大丈夫じゃない』って言われちゃいました(笑)」
と明かす。そして山田は幼き日のことをこう振り返った。
「知らない道を見つけては入っていって、知っている道に出たら、こう繋がってるのかと、よく探検していました。新しい道を見つけるのはやっぱり楽しかったですね」

 長澤まさみの“おままごと”は女優という形で花開き、山田孝之の“新しい道への好奇心”は、役者道開拓に繋がっている。そして平川雄一朗監督の“闘い”は作品作りの場で役に立っているに違いない。それにしても、本作のテーマ“目に見えない強い力”をこんなところで発見(?)するとは!

 最後に「大きな愛で包まれた温かい映画になっています」と長澤が言えば、「絵本のような感覚で楽しめる作品になっているので、ぜひ映画館でどうぞ」と山田が続けてアピールする「そのときは彼によろしく」。公開した時は映画館でよろしく!

(取材・文/ライター 大西愛)
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