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| 「体重の増減は激しい方かも知れません(笑)」と語る石田卓也。撮影時からは随分と引き締まってイメージが違う |
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| パラレルワールドに迷い込んですぐ、自分の知っている洋(大東)とは様子が違う洋に出会った翼(石田)。そして訳もわからず鬼に追いかけられる! |
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| 黒い衣装に身をまとった赤目が不気味な“鬼”。「リアル鬼ごっこ始まりました。全国の佐藤さんは元気いっぱい鬼から逃げてください」というアナウンスと共に鬼が出動 |
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| 鬼に追われる途中、愛(谷村)の父親・輝彦(吹越)は翼たちをかばって、ある大胆な行動に出るが・・・ |
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| 「演じるのは主人公・翼ではなくて、洋でもよかったかも(笑)。実は、オーディションでは両方やったんです。洋もなかなかオイシイ役ですし」 |
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【石田卓也PROFILE】
1987年愛知県生まれ。2002年、第15回JUNON SUPER BOYコンテストでフォトジェニック賞を受賞して芸能界デビュー。2005年には時代劇「蝉しぐれ」で映画デビューを果たす。その後「ラフ」(2006)、「キトキト!」(2007)、「グミ・チョコレート・パイン」(2007)などで幅広い役柄をこなし、最も注目される若手俳優のひとりに。今後の待機作に「東京少年」(2008)、「死神の精度」(2008)、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」(2008)など
【STAFF&CAST】
監督・脚本:柴田一成 原作:山田悠介 VFXスーパーバイザー:小田一生 主題歌:KOTOKO 出演:石田卓也 谷村美月 大東俊介 松本莉緒 吹越満 柄本明(2007ファントム・フィルム)98分

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日本全国の“佐藤さん”だけが、鬼ごっこの標的となって、捕まったら殺される!という何とも奇抜でスリリング、そして佐藤さんには気分が悪い(?)設定で描かれるサスペンス「リアル鬼ごっこ」(2月2日(土)よりテアトル新宿ほかで公開)。累計100万部を超える作家・山田悠介のデビュー作を映画化した本作で、主人公“佐藤”翼を演じたのは、「蝉しぐれ」(2005)「キトキト!」(2007)など、次々と映画に出演している俳優・石田卓也だ。撮影時よりもキリリと男らしく、締まった表情で取材部屋に現れた彼へのインタビューは、完走後のマラソン・ランナーのようなコメントから始まった。 |
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「走るのが得意です、と即答したんです」

「とにかく走りました。体力的には今までで一番大変でした」。そんな体育会系の受け答えが印象的な彼に、「リアル鬼ごっこ」との出会いを尋ねると、それはオーディション以前にさかのぼるという。
「『夜のピクニック』の撮影をしていた時に、妹に『何かおもしろい本ない?』って電話で聞いたら、『“リアル鬼ごっこ”がおもしろいよ』って教えてくれたんですよ。それで読んでみるとおもしろくて。『次はどうなるんだ!?』って気になって一気に読んでしまったのを覚えています」。それからほどなくして映画化の話を知った彼は「マジかよ!」と思いながら、出演への意欲を燃やしたのだが「僕の俳優仲間が『リアル鬼ごっこ』のオーディションに出るっていう話を聞いて、何で俺のところには来ないんだ!って最初は思っていました(笑)。でも、その後にオーディションの話が来て、やっぱり燃えましたね」。 彼が演じる高校生の佐藤翼は、見た目は同じだが全く別の世界である“パラレルワールド”に迷い込み、王制が敷かれた日本で“リアル鬼ごっこ”をするハメになる。改めて言うが、彼が演じるのは“佐藤くん”なので、とにかく鬼から逃げるために走りまくっている。
「オーディションの時、監督に『走るの得意?』と聞かれて『得意です』と即答しました。マラソンとか結構好きで自信があったんですけど、正直短距離の連続はキツかったですね。カメラ・テストとかを含めると本編の3倍は走ってますから(笑)。逃げる時の表情なども監督はとても大事にされていて、『もっと全力で!もっとカッコ悪く!』なんて演出で言われていました」
黒ずくめの謎の鬼が、殺意むき出しで“佐藤さん”たちを猛スピードで追いかける鬼ごっこシーンは、石田の必死の形相と相まってハラハラドキドキを増幅させる。しかし、この黒ずくめの鬼はどうも不気味で夢にも出てきそうなのだが・・・
「あっ、それは全然なかったです(笑)。撮影が終わると疲れて知らない間に寝てしまっているような感じで。気持ちよーく寝ていました」と、まるで部活が終わった後の高校生のようなコメントは、実に爽やかで気持ちがいい。それほど彼は役者という仕事を全身全霊で挑んでいたということだろう。 |
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「役者の仕事が素直に楽しいと言える」

主人公・佐藤翼には病気の妹(谷村美月)や父親(吹越満)、対立している幼なじみの佐藤洋(大東俊介)らが周りにいた。しかし、パラレルワールドに移ってからは、“リアル鬼ごっこ”の謎に迫りながら、同じ顔をした別の家族や友達と関係を築いていくことになる。そんな時空を超えた愛と友情のドラマも、鬼ごっこを盛り上げるひとつの要素だ。
「妹役の谷村美月ちゃんは、実は僕の妹と同い年なんですよ。だから、兄役としては本当に妹みたいでやりやすかったですね。もう、妹を鬼から必死で守るという一心で撮影していました。撮影現場は、作品の内容と違って明るかったんです。ムードメーカーの大東くんや、美月ちゃんなど同年代の共演者が多かったですし、リハーサルの段階からすごくコミニュケーションもとれていましたね」 そんな現場から生まれた本作の一番の見どころを「家族愛や友情をも超えていく、スピード感とスリル」だと話してくれた俳優・石田卓也。彼は、本作の公開後も、「東京少年」(2008)、「死神の精度」(2008)など出演作が続々と待機している状況だ。まさに役者人生を突っ走る彼に、率直に「今、役者の仕事は楽しいですか?」と聞いてみた。
「今は楽しいです。でも始めたころは楽しくなかった。今は、演技についてもいろいろと考える余裕ができたからでしょうね。僕は映画の仕事が多いんですが、1つの作品をじっくり作り上げる映画は自分には合っていると思います。出来上がった作品を観ることはもちろん役者として嬉しいんですけど、それ以上に友達やファンの皆さんから『おもしろい!』って言ってもらえることが何よりも嬉しい。その反応があるから続けていられるというか、撮影中は辛いこともたくさんあるから、その“反応”がなかったら役者、辞めてますね」
役者として必ず付きまとう周囲の“反応”を、うまく自分のパワーに変える。そんな初期衝動を大切にする役者・石田卓也は、“鬼”であろうが何であろうが、誰にも追いつかれることなく2008年も突っ走っていくことだろう。
(取材・文/リワークス三宅敏行) |
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