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2008.1.29(火)更新
【単独インタビュー】
19歳男子と年上女性の恋を描いた「人のセックスを笑うな」
主演・永作博美と井口奈己監督がオンナの本音を赤裸々に語る?!
【単独インタビュー】19歳男子と年上女性の恋を描いた「人のセックスを笑うな」主演・永作博美と井口奈己監督がオンナの本音を赤裸々に語る?!
井口組の現場はなんと7割が女性! 井口奈己監督いわく「男性スタッフよりも女性のほうがタフでした(笑)」
【単独インタビュー】19歳男子と年上女性の恋を描いた「人のセックスを笑うな」主演・永作博美と井口奈己監督がオンナの本音を赤裸々に語る?!
ユリを語るうえでハズせないキーワードとなっている“小悪魔”。しかし「最初はそんなキーワードはなかったんですよ。後になって井口監督がユリをちょっとかわいらしく“小悪魔”ってたとえてくれたんですけど…でも、よーく考えたら“小”が付いていても悪魔は悪魔なんじゃないかって思ったり(笑)」
【単独インタビュー】19歳男子と年上女性の恋を描いた「人のセックスを笑うな」主演・永作博美と井口奈己監督がオンナの本音を赤裸々に語る?!
松山ケンイチへの演技指導について「口を閉じたらカッコよく見えちゃうので“ポカーンと口を開けていてください”とずっと言ってました(笑)」
【単独インタビュー】19歳男子と年上女性の恋を描いた「人のセックスを笑うな」主演・永作博美と井口奈己監督がオンナの本音を赤裸々に語る?!
美術学校に通うみるめ(松山)は、39歳の非常勤講師ユリ(永作)と恋に落ちる。友人の堂本(忍成)に問いただされ、みるめはユリとの関係を告白するも、顔を曇らせてしまう女友達のえんちゃん(蒼井)。だが、やがてユリが既婚者だと知り、みるめは愕然とする。
【単独インタビュー】19歳男子と年上女性の恋を描いた「人のセックスを笑うな」主演・永作博美と井口奈己監督がオンナの本音を赤裸々に語る?!
みるめと関係を持った理由を“触ってみたかったんだもん”と言うユリの屈託のなさは、同性から見ても憎めない。また、本作で初めて本格的な恋愛映画に挑戦した松山ケンイチの初々しさが残るキスシーンも必見
■「人のセックスを笑うな」はシネセゾンにて上映中、2/2(土)テアトル梅田ほか全国順次公開

(C)2008「人のセックスを笑うな」製作委員会
【STAFF&CAST】
監督:井口奈己 原作:山崎ナオコーラ 出演:永作博美 松山ケンイチ 忍成修吾 市川実和子 藤田陽子 MariMari あがた森魚 温水洋一(2007/東京テアトル配給)137分

【永作博美 プロフィール】
1970年茨城県生まれ。1994年「陽のあたる場所」に始まり、数々のドラマや舞台で活躍。2002年に黒沢清監督作「ドッペルゲンガー」で映画デビュー。その後も「腑抜けども、悲しみの愛をみせろ」('07)や「クローズド・ノート」('07)など、話題作に続々と出演する。現在、初の著書「やうやう」(リトルモア刊)が発売中

【井口奈己 プロフィール】
「1967年東京都生まれ。映像学校で学び、自主映画の現場に録音助手として参加。その後、2001年には自らシナリオを書き下ろした初の自主映画「犬猫」で、日本映画プロフェッショナル大賞・新人賞などを受賞。そして、2004年に「犬猫」のリメイクで商業映画デビューし、女性初の日本映画監督協会新人賞に輝いた
>> 公式サイト
予告編[人のセックスを笑うな]
>> 「人のセックスを笑うな」上映スケジュール
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楽しさも滑稽さも
恋愛の醍醐味を教えてくれる


 女性作家、山崎ナオコーラの同名小説を「犬猫」('04)のまったり&のほほんな作風で高い評価を受けた井口奈己監督が映画化した「人のセックスを笑うな」(東京:シネセゾンにて上映中/大阪:テアトル梅田にて2/2(土)より公開)。一瞬、驚くようなタイトルだが、実は19歳の青年と39歳の女性の恋を通して、その楽しさや滑稽さを描き出した恋愛映画なのだ。今回、主演の永作博美と井口奈己監督にインタビューを敢行。仲良く談笑しながら、取材会場へとやって来た2人。女性視点から観た映画の見どころや年下男子の魅力など、女同士ならではの赤裸々トークをお届けします!
「小悪魔的なヒロインを女性にも
愛されるキャラにしたかった」(井口奈己監督)


 今回、年上女性・ユリを演じることとなった永作。実はダンナ持ちで、自由奔放な性格という“小悪魔的な魅力”で、松山ケンイチ演じる青年みるめを翻弄する。今回の役について「ユリは結婚しているのに、みるめと恋をしたり自分の好きなことをして、人生を楽しんでいるんですよ。そんなフラットな性格の彼女を自分がどう演じられるのか、すごく興味を持ったんです」と、彼女。ユリとみるめの関係は世間的に見れば“不倫”だが、ここではそれをまったく感じさせない。それは永作の魅力によるところも大きいと井口監督は話す。
「ユリがただ色気で年下の男子を惑わすみたいな、女性に嫌われるキャラクターになるのだけは嫌だったので、この役を演じるのは難しいだろうなと思ったんです。だけど永作さんはサバサバとした性格で、見た目もすごくかわいい。ユリを女性からも好かれるキャラクターにしてくれたと思います」
 確かにユリがリードしてみるめを脱がせるシーンは、女性から見ても大胆だけどかわいい。さらに、みるめと会って朝帰りをしたユリが自宅で一気に服を脱ぎ捨てるシーンは、まさに男性の知らない“女性の真の姿”?!
「一気に脱いだ後、服が体の形のまんま、脱皮したような状態をイメージしたんですよ(笑)」と、井口監督。永作も「そうなんですよね。監督に一枚ずつじゃなく一気に脱いでくれ!って言われたんです。女の人も本当はそうしたいんですよね(笑)」と、オンナの本音を笑いながら話してくれた。
「葛藤することのステキさは若さの特権。
若いってすばらしいなと思いました」
(永作博美)


 劇中でみるめはユリに振り回されっぱなしだが、ユリのアトリエでエアベッドを膨らましながらじゃれるシーンなど、2人が交わす会話がナチュラルで、永作と松山も本当の恋人同士のよう。「井口監督からはとにかく“フレッシュに”って言われてたんですが、最終的には“脚本も忘れちゃってもいいですよ”って言われて驚きました(笑)。だけど、私は恋愛って一見何でもない日常の積み重ねでできていると思っているんです。なので脚本にはないしぐさやセリフを入れたことが、リアルな空気感につながったんじゃないかな」と、永作は振り返る。だからこそ、本作の舞台挨拶で松山に“映画のなかで僕は本当に永作さんに恋をしていました”と言わせたに違いない! ところが、実際の現場では井口監督いわく「女性スタッフは、近距離で目を見て話す彼にメロメロでした(笑)」と、立場逆転!? 永作も「ヤツもオトコですからねぇ(笑)。松山さんはみるめに起こることを自分のことのように悩んでましたね。葛藤することのステキさは若さゆえだなと思うと、若さってすばらしいなと感じました」と、年下男子の魅力を実感したようだ。ちなみに、映画「デスノート」シリーズでのLの謎めいたイメージが強い松山ケンイチだが、そんな彼をキャスティングした理由について井口監督に聞いてみた。
「スラッと背が高くてヤセていて、おまけに色白でちょっと猫背な感じが、私のイメージしていた“みるめ”だったんです。それにダッフルコートがすごく似合うし学生っぽさがあって、ぴったりでした(笑)」
「ユリみたいに生きればいいって思ったら
きっと、風通しのいい自分になれるはず」(永作)


「胸キュンな青春映画を作りたかった」と語る井口監督だが、みるめはユリに旦那がいること、そして同級生のえんちゃん(蒼井)は彼への片思いに悩むなど、物語は恋する切なさや滑稽さも映し出す。「男女の関係より“個”にスポットを当てたんです。それに彼らの姿を見て、悲惨な時ほどポジティブになれるんだっていうことも伝わると思いますね」という井口監督の言葉に、永作もうなずく。
「恋愛だけでなく、登場人物たちが何かに迷っている姿がきちんと描かれていて、人間くさいなあって。だから私にとってこんなタイプの恋愛映画は新鮮でした。ユリたちを見て“好きなように生きればいいんだ”って、風通しのいい自分になれると思いますよ。私もユリの雲みたいなふわふわとした生き方にあこがれます(笑)」

   幸せも切なさも、まさに恋愛の醍醐味がたくさん詰まったこの作品。観終わった後、きっと恋がしたくなるはず!


(取材・文/リワークス・橋本真衣 撮影/吉岡三兵 スタイリスト/安野ともこ 衣装/ベージュコートワンピース/\59,850/VOUSETES/ヴゼット こげ茶ハーフパンツ/\25,200/VOUSETES/ヴゼット ゴールドネックレス/\102,900/CASUCA/cuerpo ゴールドピアス/\38,850/CASUCA/cuerpo)

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