ガツンと脳天に響くパンチ力!超濃厚カニ豚骨ラーメン現る

東京ウォーカー

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2018年6月11日に東京・人形町にオープンした「crab台風。」。東京・茗荷谷で創業し、その後香港に移転した「らーめん台風。」の逆上陸店で、香港の本店とは異なるラーメンで勝負する!

トータル50時間炊き上げるスープは旨味&コラーゲンたっぷり!


「蟹そば」(850円)。豚骨とワタリガニの旨味があふれ出した超濃厚スープ。チャーシューの上にのったホウレン草のペーストがアクセントに


店名の「crab」とはカニの意味。そこからもわかる通り、カニにフィーチャーしたオリジナルラーメンが味わえる。「(香港の)本店はいわゆる“魚介豚骨”がウリですが、東京では今や珍しくないので、何か別のインパクトのあるラーメンをということで“カニ豚骨”に行き着きました」と店長の山崎直樹さん。

看板メニューは「蟹そば」(850円)で、以前香港の店で限定メニューとして出して好評を博したメニューをブラッシュアップ。カニの中でも濃厚なダシが出るといわれるワタリガニと豚骨をかけ合わせている。

一番のこだわりは超濃厚スープ。豚のゲンコツと頭骨に、煮干しとカツオ節、そして主役となるワタリガニを加え、強火でガンガンに炊き上げている。ワタリガニはツメとウデのほか、味噌がたっぷり入った甲羅の部分も使用。その量もハンパではなく、スープ5㎏に対して2㎏ものワタリガニを惜しげもなく投入している。

また、その炊き時間も驚愕。スープができるまで3日間を要し、火入り時間はトータル50時間にも及ぶ。こうして出来上がったスープは豚骨とカニの旨味はもちろん、コラーゲンもたっぷりだ。

【ラーメンデータ】<麺>中細/角/ストレート <スープ>タレ:醬油 仕上油:カニ油 種類:豚骨・魚介(甲殻類)

【写真を見る】ワタリガニはツメとウデのほか、味噌も使用。スープ5kgに対して、2kgものカニを合わせ、贅沢にダシを取っている


まずは豚のゲンコツと頭骨のみを強火で炊き上げ、そこに煮干しとカツオ節、そしてワタリガニを加え、さらに煮込んだ超濃厚スープ


シメはご飯にスープをかけて、カニ豚骨雑炊に!


醤油ダレを合わせたスープはドロリと粘度があり、見るからに濃厚。自家製のカニ油も効いていて、その香り高さにうっとりさせられる。スープを一口すするとカニの芳醇な風味が最初に感じられ、そのあとを豚骨の力強い旨味が追いかけてくる。

麺は中細ストレート。加水率が低めでパツパツと歯切れがよい。ドロリとしたスープによく絡み、麺をすするほどにカニ豚骨の味わいが広がっていく。

具は穂先メンマやタマネギ、燻製のウズラの卵など。特に秀逸なのが肩ロースのチャーシュー。低温調理で丁寧に仕上げていて、しっとり柔らかな食感がたまらない。

お腹に余裕があれば、「雑炊セット」(130円)もぜひ。ご飯に刻み海苔と薬味が付いていて、残ったスープを最後の一滴まで楽しめる。

香港で成功を収めた「らーめん台風。」が放つ、魚介豚骨の進化版ともいえる“カニ豚骨”。その濃厚な味わいと豊かな風味をとくとご賞味あれ!

カニ豚骨スープに豊かな風味とコクをプラスするのが自家製カニ油。ワタリガニの旨味がギュッと詰まっている


麺は有名製麺所「カネジン食品」製。濃厚ドロ系スープには力強い太麺を合わせるのがセオリーだが、あえてのど越しのよい細ストレートを採用


塩やコショウなどで下味を付けて低温調理で仕上げたチャーシュー。生ハムのようなしっとりとした食感でほどよく脂ものっている


人形町駅からほど近いオフィス街の路地裏に佇む。店名とロゴが描かれた真っ赤なのぼりが目印


取材・文=河合哲治郎/撮影=岩堀和彦

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