【ポルトガル 1-0 オランダ】 イエローカード、実に16枚…!乱戦を制したのはポルトガルだった。ヨーロッパの強豪同士の激突となったこの試合。立ち上がりはオランダがペースをつかむ。1分、MFロッベンが得意のドリブルから中央のFWカイトへパス。カイトがワンタッチではたき、そこへ走り込んできたMFファン・ボメルがシュート!しかし、ボールはゴール左へそれる。14分にはゴールはならなかったものの、前線でこぼれ球を拾ったMFファン・ペルシーが中央へ切れ込んでミドルシュートを放つなど、ポルトガルのゴールを脅かした。対するポルトガルは、15分過ぎからエンジンかかかり、パスが回りはじめる。そして中盤での激しいボールの奪い合いが展開されるようになった23分、均衡が崩れた。ポルトガルは右サイドにいたC・ロナウドのパスに反応したデコが、ゴール中央へ低いセンタリングを送る。これをFWパウレタがくさびとなって落とし、そこへ走り込んできたMFマニシェがシュート!ボールはゴール右へ突き刺さり、ポルトガルが先制点を奪った。その後は、圧倒的にボールを支配するオランダが猛攻。ファン・ペルシーの強烈なシュートや、MFスナイデルの直接FKなどでポルトガル・ゴールに迫るが、点を挙げるに至らない…。そんななか、ポルトガルは34分、序盤にオランダのDFブーラルズと接触した際に右足太ももを負傷したC・ロナウドが、プレー続行不可能になり交替。ロスタイムには、MFコスティーニャがハンドを犯し、2枚目のイエローカードで退場になってしまう。1-0で迎えた後半、1人少ないポルトガルはFWパウレタを下げて、守備的MFペチを投入。守りを固めてカウンター重視に切り替える。これに対し、前半以上にポルトガル・ゴールへシュートを浴びせかけるオランダ。スナイデルが再三ミドルシュートを放つなど、1点のビハインドから追いつき、追い越すために20本以上のシュートを放ったが、どうしても得点が奪えない…。エキサイトする両チーム。終盤はラフプレーが続出し、イエローカードが乱れ飛ぶ。ポルトガルは78分にデコが退場、オランダは63分にDFブラールズ、ロスタイムにDFファン・ブロンクフォルストが退場となり、最後にはフィールドプレーヤーが両チームとも9人に…。そんな乱戦を、前半の虎の子の1点を守り切ってポルトガルが制した。ベスト8進出を果たしたものの、準々決勝にデコが出場停止、C・ロナウドも出場が微妙な状態と、ポルトガルは勝ちと引き換えに大きな代償を払ってしまった…。それにしても、イエローカード16枚、退場者4人を出すとは、何という試合か…。この試合のMIPは、黄色と赤色のカードを出血大サービスで出しまくった、バレンティン主審です。 |
 荒れに荒れたこの一戦。好勝負を期待していただけに、とにかく悲しい… |