| 25日(日本時間26日午前4:00)に行われたワールドカップ決勝トーナメント一回戦、ポルトガル×オランダ。ともに優勝候補に名を連ねる強豪国同士のガチンコ勝負は、序盤、得点が動かないなかにも激しい駆け引きがあり、スーパープレーの雨あられと、期待どおりの戦いになった。予選では、勝ち点計算など独特の打算が試合を左右することがよくあって、強豪国同士の対戦は真剣勝負ではあっても“ガチンコ勝負”とまでは言えないことが多いのだが、決勝トーナメントはさにあらず。めざすは勝利あるのみで、引き分けねらいや温存などは存在しない。優勝候補同士のガチンコ勝負こそ、ワールドカップの醍醐味なのだ!…と、ポルトガル×オランダを見ていて思った人や興奮していた人も多かったことでしょう。前半までは。ところが後半に入って、エキサイトした両チームは、見る者が夢を見るプレーとは程遠い、ラフプレーの応酬をやってのけた。突き飛ばしあり、肘打ちありで、別の意味でガチンコに…。この試合、合計16枚のイエローカードが乱れ飛び、最後にはポルトガルもオランダも9人でプレーしていた。ポルトガルの若きエース、C・ロナウドはケガでプレー続行不可能になり、ボランチのコスティーニャとデコが累積2枚のイエローで退場した…。これでは、ポルトガルは勝利を得たとはいえ、準々決勝でイングランドとまともに戦えるかどうか疑わしい。ラフプレーは、試合の内容を低下させることはもちろん、スター選手をケガや出場停止で欠くことにつながる。世界のスーパープレーを見て楽しもうというサッカーファンの心を挫くことにもなる。代理戦争と言われるほど、サッカーはプレーする者と見る者を熱狂させるスポーツだが、それはフェアプレーを前提にして成り立つもの。残り12試合。ラフプレーで乱れることなく、サッカーの“ガチンコ”勝負が繰り広げられることを、みんなで祈りましょう…! |
 ラフプレーから生まれるものなんてない。一回戦屈指の好カードが台無しになって、残念… |