【イングランド 0-0(PK1-3) ポルトガル】 ポルトガルがPK戦を制し、40年ぶりのベスト4進出を決めた!まったくの互角。がっぷり四つに組んだイングランドとポルトガルの一戦は、両雄一歩も譲らず120分を戦い抜き、0-0でPK戦に突入、ポルトガルが3-1で制した。イングランドは4分、MFジェラードがペナルティエリア内に切れ込みセンタリング!8分には、右サイドのジェラードからパスを受けたFWルーニーが、ワントラップして半転、右足を振り抜く!しかし、GKリカルドが正面でキャッチし得点ならず。一方のポルトガルは、フィーゴ、C・ロナウドを中心に両サイドからイングランドDF陣を切り崩す。9分、C・ロナウドが得意のドリブル突破からミドルシュート!18分にも、右サイドのフィーゴから逆サイドのC・ロナウドへパスがつながり、再びミドルシュート。さらに39分、フィーゴは左サイドからジワリジワリとペナルティエリア内に進入。そこからループ気味にカーブをかけた技ありのシュートを放ったが、わずかに枠を捉えられず、ノーゴール…。前半最大の山場は44分。ポルトガル・ゴールななめ左45度、約30mの位置でFKを得たイングランドは、ベッカムに託す!ベッカムは直接ゴールをねらう!しかし、ポルトガルの壁に当たってゴールを割ることはできなかった。後半に入ると、イングランドに試練が訪れる。51分、一回戦から右足を痛めていた主将ベッカムが退き、19歳の新星レノンが参入。62分には熱くなったルーニーがリカルド・カルバーリョとの競り合いで股間を踏みつけてしまい、ファウル。そこへ駆け寄ってきたC・ロナウドを両手で突いて、なんと一発レッド…!98年大会のベッカムに続き、今大会ではルーニーのやんちゃぶりが祟って、イングランドは1人少ない10人で戦うことになってしまった…!数的優位に立ったポルトガルは、63分にFWシモン、74分にMFビアナを投入し、右サイドからDFミゲルが攻め上がってチャンスを作るも、守備に7〜8人を割くイングランドを崩せない…。対するイングランドは、64分にJ・コールを下げて201cmの長身FWクラウチを投入。クラウチをくさびに、カウンター攻撃をねらう。後半終了間際にはイングランド、ポルトガルともに勝利を求めてパワープレーを展開!ロスタイム、右CKを獲得したイングランドはDFテリーがシュートを放つも、バーの上…。ポルトガルはC・ロナウドが右サイドで切れ込み、センタリングを上げるが、ゴールを割れなかった。0-0、運命の延長戦。98分、イングランドはジェラードの右からのセンタリングをクラウチが頭で合わせて…と思われたが、DFミゲルがクリアし、ゴールならず。ポルトガルも120分、波状攻撃を仕掛けて左右からセンタリングを連発したが、フィニッシュをMFマニシュが決められず。試合は0-0のまま、今大会3度目のPK戦へ突入した。プレッシャーがかかるPK。先行のポルトガルは、1人目シモンが難なく決めたが、2人目ビアナ、3人目ペティが続けてはずしてしまう。イングランドもランパード、ジェラード、キャラガーの3人が失敗…。互いに4人が蹴って2-1となる。迎えたポルトガル5人目は、21歳のC・ロナウド。決めればベスト4進出という重圧がかかった局面において、若きエースは憎いほどに落ち着いていた。ゴール右へちょこ〜んと放ったシュートはみごとにイングランド・ゴールに吸い込まれ、3-1で勝負あり!ポルトガルが勝利を手に入れ、監督のスコラーリは、前回大会でブラジルを率いて以来続く連勝記録を12に伸ばした。それにしても、PK戦でイングランドのキッカー全員のシュートをすべて読み切ったリカルドの超人的洞察力&勘には脱帽…!ピリピリムード全開の極限状態でも、(リカルドから見ると)左、右(これは手で触れたがゴール)、左、右と交互に飛んでイングランドのボールを排除した。そんなポルトガルの守護神リカルドが、この試合の英雄…MIP! |
 4強入の立役者となったポルトガルの守護神リカルド。キッカー4人全員のコースを読み切り、3本のファインセーブを見せた |