【ドイツ 0-2 イタリア】 試合終了間際のゴールラッシュで、イタリアが決勝進出!立ち上がり、中盤で激しくボールを奪い合ったドイツとイタリア。ともに守備から攻撃への切り替えが早く、一進一退の展開に。4分、FKのチャンスをつかんだイタリアは、MFトッティが強烈なシュート!さらに17分、中央をドリブルで突破したMFカモラネージが、ペナルティエリア右のトニへパス。これをFWトニが中央へ折り返すと、走り込んできたのは、またもトッティ!シュートを放つも、ドイツDFにブロックされてしまった…。その後もイタリアは、左SBグロッソのドリブル突破やセットプレーでチャンスをつかんだものの、ゴールを割れず。一方のドイツは、21分に左サイドのラームから出た縦のスルーパスにMFケールが走り込み、絶妙なクロス!これをゴール前で待ち構えていたFWポドルスキーが豪快なミドルシュートを放ったが、ボールはクロスバーの上へ…。ドイツは34分にも、パスカットからすばやく前線へつなぎ、FWクローゼがフリーのMFシュナイダーへスルーパス。が、シュナイダーのシュートは枠を捉えず、得点に結び付けられない。前半は、互いに幾度かのチャンスを作ったものの、スコアレスのまま折り返した。後半戦。序盤は、ダイレクトパスを主体に攻めるドイツがペースをつかむ。50分、シュナイダーからパスを受けたクローゼが、中央のドリブル突破を図るなど、イタリア陣内深くに切れ込んだが、膠着状態が続く…。流れを変えるために、先に動いたのはドイツだった。73分にMFボロウスキーに替え、MFシュバインシュタイガー。83分にはMFシュナイダーに替えてMFオドンコルを投入。両サイドをチェンジすることで、攻撃に勢いを付けようとする。対するイタリアは、74分に1トップのトニをジラルディーノに替えただけで、中盤の布陣はそのまま。相手DFの裏をねらう攻撃を見せるが、得点には結びつかず、試合は0-0のまま延長戦に突入した。イタリアは91分にジラルディーノ、93分にザンブロッタがゴール前でシュートを放つが、ポストとクロスバーに阻まれる…。ドイツも延長前半ロスタイム、右サイドを突破したオドンコルからのクロスがゴール前フリーのポドルスキーへ!頭で合わせたが、ボールは大きく枠を外れた。しかし、ついに、ついに均衡が破れる時が来た。118分、CKのチャンスを得たイタリアは、途中出場のFWデルピエロが放ったクロスが一度はクリアされたものの、こぼれ球をMFピルロがカット!ペナルティエリア手前で粘って、絶妙なノールック・パス!詰めていたグロッソがダイレクトシュートを放つと、ボールはゴール左隅へ突き刺さった!試合終了間際の劇的弾!先制したイタリアは、延長後半ロスタイムにも、カウンターからデル・ピエーロがドイツに引導を渡す追加点。イタリアが94年大会以来の決勝進出を果たした。ところでこの試合、値千金の先制点を奪ったグロッソのシュートはインパクト大だった。「ここしかない」というわずかな隙間に、ドンピシャのタイミングで放ってチームを勝利に導いた決勝弾。イタリアにとっては、かつて3大会連続でPK戦敗退を経験しているだけに、それをみごとに回避したグロッソのチーム貢献度は絶大!この試合のMIPは、グロッソで間違いないでしょう。 |
 誰もがPK戦を予想した終了間際…グロッソのゴール!この瞬間、ホスト国ドイツの夢は打ち破られた |