世界最強、ぶっちぎりの優勝候補だった欧州王者バルセロナ(スペイン)、惜敗!クラブチーム世界一を決めるTOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ JAPAN2006の決勝戦が、12月17日に横浜国際総合競技場で行われた。ロナウジーニョ(ブラジル代表)やデコ(ポルトガル代表)などを擁し、最強軍団の呼び声高いバルセロナに挑んだのは、南米王者のSCインテルナシオナル(ブラジル)。前半、攻め立てるバルサに対して、周囲を「あっ!」と思わせるカウンターをインテルナシオナルが見せ、0-0のまま試合を折り返す健闘ぶり。控え室に引き上げるバルサのライカールト監督の憮然とした表情が物語るように、世界最強と謳われた軍団に焦りを招く。後半、バルサは中盤でデコとロナウジーニョを中心に攻撃を展開し、左サイドのファン・ブロンクホルストや前線のアイスランド代表・グジョンセンに絶妙のパスを供給。その一方で、デコが60分に強烈なミドルを放つなど怒濤の攻めを見せるが、インテルナシオナルの守りは崩れない。そして迎えた82分、バルサの攻撃を耐え忍んできた南米王者が、ついに爆発…!カウンターからイアルレイがDFプジョルをかわすと、ペナルティエリアの左へボールをはたく。これを走り込んできた途中出場のアドリアーノが右アウトサイドでシュート!ボールはGKバルデスの手をはじき、そのままバルサのゴールに吸い込まれた。なんとなんと、周囲の予想を大きく裏切ってインテルナシオナルが先制!その後、バルサは83分にデコがミドル、ロナウジーニョが絶好の位置からFK、22歳の新鋭イニエスタがゴールに迫ったがゴールを割ることができず、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。昨年のサンパウロに続き、ブラジルのクラブチームが2連覇を達成。振り返ってみると、リッキーな動きで会場を沸かせた17歳のアレッシャンドレなど将来のスター候補が登場。世界最強と言われたバルセロナを撃破するなど、改めてブラジルの層の厚さを実感させられた大会だったといえる。
|
 値千金のゴールを決め、咆哮するアドリアーノ(写真中央)。最強軍団の息の根を止める決勝ゴールになった |