6/1に静岡・エコパスタジアムで開催されたキリンカップサッカー2007・モンテネグロ戦。高原直泰(フランクフルト)をはじめ海外組4人が合流する試合とあってキックオフ前から会場は異様な盛り上がりに。前日の会見で選手を試すと語っていた通り、オシム監督は楢崎正剛(名古屋)や矢野貴章(新潟)をオシムJAPAN初スタメンで起用。対するモンテネグロは若手中心のメンバーで来日。スタメンにはチーム平均身長184cmと大柄な選手をそろえてきた。そしてキックオフ…。序盤はオシムの構想通り日本が細かいパスをつなぎ攻撃を作るのに対し、モンテネグロはサイドを中心に攻撃を仕掛ける。一進一退の攻防が続いたが、ついに試合が動いた! 時間にして前半の23分。コーナーキックを得た日本はショートコーナーから遠藤保仁(G大阪)がファーサイドにクロスを蹴り込む。するとDFの死角となる背後から駆け上がった中澤佑二(横浜FM)がボンバーヘッドを炸裂。勢いよくたたき込まれたボールがネットを突き刺した。日本が得意のセットプレーから先制点を奪う。さらに前半38分、左サイドでボールを受けた中村憲剛(川崎)が、右サイドを駆け上がった駒野友一(広島)へパス。フリーで受けた駒野は間髪入れずセンタリング。ニアに走りこんだ高原直泰(フランクフルト)がDFを背負いながらも、上手く頭で合わせてゴール! ペルー戦に続く2試合連続ゴールでリードを広げた。後半に入るとモンテネグロに攻め込まれる場面も前半よりも多く見られたが、中澤を筆頭に日本の壁が失点を許さず欧州のガリバー軍団の猛攻をしのぎきる。結果は2-0で日本の完勝。セットプレー以外にも流れからの得点が生まれ、さぞかしオシム監督もゲーム内容にも満足していると思いきや、試合後のインタビューで「自分勝手なプレーをした選手が多い。内容に満足していない」と苦言を呈した。これは2点目が入った後に選手たちがパスをつながず、ロングシュートを放つなど個人プレーに走った選手が多く見られたことを指している。オシムの原点と言える“走るサッカー”。これが90分間続かなければ、決して満足しない。次の試合は5日のコロンビア戦。今日の反省点を生かしたい!
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 今季リーグ戦でも11ゴールを挙げ、チームのエースとして活躍した高原。代表でもゴールという結果を残し、存在感を示した。 Photo:北村大樹/アフロスポーツ |