アジアカップ準々決勝、相手は1年前のW杯で逆転負けを喫したオーストラリア代表。W杯ベスト16という成績を引っさげてアジアサッカー連盟に加入。今大会では優勝候補の最有力に挙げられ、今大会での戦いぶりが注目されていた。しかし、グループリーグでは暑さからかまさかの大苦戦。1勝1分1敗の成績で何とか2位に滑り込み、決勝トーナメント進出を決めた。7/21、準決勝進出をかけた試合は、予想通り拮抗した試合に。互いに何度かゴール前までボールを運ぶものの、DFの健闘により決定的な場面を作り出せないまま試合は進んでいった。流れからチャンスが作り出せない中、得点はセットプレーから生まれた。後半24分、オーストラリアのCK。キッカーのキューウェルが早くて低いクロスを入れると、相手の高さを警戒していた日本は不意をつかれる。ボールをクリアできずにファーサイドで待ち構えていたアロイージに押し込まれ、先制点を奪われてしまう・・・。しかし、ここで下を向いてしまうほど今の日本代表はやわではない! 左サイドでボールを受けた中村俊輔(セルティック)があげたセンタリングはファーサイドで待ち構える巻誠一郎(千葉)へ。巻がDFと競り合いながらもヘディングで折り返すと、オーストラリアにクリアミスが生まれボールは高原直泰(フランクフルト)に渡る。受けた高原は、落ち着いてDFをかわしコースを狙いシュート! ボールはポストに当たりながらもゴールに吸い込まれ、先制からわずか3分後に同点弾をたたき込んだ。その後、危険行為でオーストラリアが退場者を出すと日本は試合を優勢に進める。が、決定的なチャンスを作り出すもゴールは奪えず、90分、延長戦でも決着はつかず勝負はPK戦に。「PK戦は運」と話すイビチャ・オシム監督が1人ロッカールームに引き上げる中、日本の守護神が魅せた。前回のアジアカップでもPK戦でスーパーセーブを連発したGK川口能活(磐田)。今回も1人目、2人目を完璧にコースを読みセーブ! 流れに乗った日本は5人中4人が決め見事勝利し、1年の時を経てオーストラリアにリベンジを果たした。
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 長身選手を多く擁するオーストラリア相手に、体を張り見事に抑えた中沢佑二(横浜FM)。相手のエース、FWビドゥカに仕事をさせなかった。 Photo:北村大樹/アフロスポーツ |