1勝1敗(PK戦による)の成績で、3大陸トーナメント優勝を収めた日本代表。今回の遠征は実り多いものとなった。
初戦のオーストリア戦は4-4-2のフォーメーションで臨んだ日本。結果スコアレスドローでPK戦の末に敗れたが、内容的には悪いものではなかった。相手が格下ということもあり、終始試合を支配し、多くのゴールチャンスを作り出した。しかし、相手の懸命な守りに加え日本のシュートミスも重なり、得点は奪えず・・・。チャンスはあるがゴールが決まらないいつもの決定力不足がここでも出てしまった。
そんな反省をふまえて挑んだスイス戦では、いきなり出鼻を挫かれてしまう。スイスの熟練された連携攻撃の前にたまらず自陣でファールを犯す日本。これが原因で失点をすると、立て続けに追加点も奪われ窮地に立たされてしまう。
しかし、ハーフタイムにイビチャ・オシム監督から「相手をリスペクトするな!」という指示を受けた日本は、前半とは見違えるような動きを見せる。後半に入り、自分で相手に仕掛けていく動きが増え、チャンスを作り出していく。その結果、日本は後半だけで4ゴールを奪いスイス相手に見事な逆転あげる。オシム監督も「ここまで前半と後半の差が激しい試合は10年に1度」と驚きを見せた。
アジアカップで露呈された「個」の力不足。あれからわずか2ヶ月の期間で、オーストリア戦での怒涛の攻撃、スイス戦での逆転勝利と日本代表は確かな進化を見せた。もちろん肝心な場面で得点が奪えないところや、スイス相手に3失点を喫するなど課題はあるが成長を感じさせてくれる遠征だった。来年に控えるW杯アジア予選に向けて、欧州の強豪相手にも劣らないという確かな自信を掴むことができた。
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 今回オシムジャパン初召集となったル・マンの松井大輔。スイス戦では積極的に1対1を仕掛け、PKを獲得するなど日本代表に「個」の力を吹き込んだ。サイドからのドリブル突破は今後も大きな武器になる! |