2月6日、W杯3次予選初戦、タイ代表を迎えての一戦は気温3度、雪の降る中行われた。日本としては絶対に勝たなければいけないこの試合。日本、タイともに4−4−2のダイヤモンド型の中盤で試合に臨んだ。
タイは攻めてくるのか、それとも守ってくるのか?そんな疑問が残る中キックオフされた試合は、序盤から日本が完全に試合を支配する。タイは、前日に主力2人が2次予選の警告の持ち越しで出られないという事実が判明。引いて勝ち点1を持ち帰る策に出た。日本は、ピッチを広く使ったパス回しから突破の糸口を探っていると、ゴール正面の絶好の位置でFKのチャンスを得る。
キッカー遠藤保仁(G大阪)の右足から放たれたボールは、DFの上を越えGKの逆を突いてネットに吸い込まれ、見事セットプレーのチャンスを生かし、日本代表が良い時間帯に先制ゴールをあげた! しかし、喜びもつかの間、わずか1分後に不意をついたタイのミドルシュートが決まり、瞬く間に同点とされてしまう。シュートは素晴らしかったが、相手への寄せが遅く、ゴール直後の気の緩みから失点してしまうという嫌な展開に。結局、前半は攻め急ぐ場面だけが目立ち、そのまま終了となった。
後半もメンバーの変更はなく、守りを固めるタイに攻め込んでいく日本。しかし、サイド攻撃から幾度となく上げられるアーリークロスは、精度を欠き決定機を作り出せずにいた。そんな、嫌な空気を振り払ったのは、岡田武史監督の下、新“10”番を背負う山瀬功治(横浜FM)。得点の匂いがしないクロスに業を煮やしてか、サイドをドリブルで仕掛けると、止められはしたものの相手のクリアボールのこぼれ球がゴール正面に待ち構えていた大久保嘉人(神戸)の下に。これを大久保が落ち着いて流し込み、日本が欲しかった勝ち越し点を奪取! パスやクロスを多用する中、個人技で勝負を仕掛けた姿勢が生んだゴールだった。
その後、タイの選手の退場で数的優位に立ったことで、中澤佑二(横浜FM)、途中出場の巻誠一郎(千葉)のゴールも生まれ、結果4−1で見事に大事な初戦を勝利で飾った岡田ジャパン。次のW杯予選は3月26日アウェイでのバーレーン戦。東アジア選手権などで連携を高め、チームの完成度をあげていきたい。
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 ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に引き続き、存在感を見せつけた山瀬 |