バーレーン戦を相手に痛恨の1敗を屈した日本代表。その結果を受け、岡田武史監督はある決断を下した。それは、06年の就任以降、日本人の特性を生かした“走るサッカー”でチームを築いていった前日本代表監督・オシム氏のスタイルとの決別だった。
バーレーン戦では、これまでの4バックを急遽3バックへの変更や、不動の中盤に位置していた遠藤保仁(G大阪)をスタメンから外すなど大胆な作戦に出た。しかし、結果は点が取れないだけでなく、攻撃の形すら作ることができなかった。選手たちからも「この中盤でどう組み立てるのか迷いながらやっていた」という声が挙がるなどチームは迷走を始めていた。そこで岡田監督は「今までは前(オシム前監督)のやり方を踏襲している部分があったが、今後は自分の思い通りやらせてもらう」と自らのスタイルで行くことを明言!
岡田監督といえば、守備に重点をおくサッカーで結果を残してきた。これまで率いたチームでも札幌をJ1昇格、横浜FMはJリーグ連覇を遂げるなど輝かしい成績を持っている。経歴を見ても岡田監督の手腕に疑いがないのは明らかだが、ここに来てのスタイルの変更にはリスクが伴うのは明らか。“走るサッカー”が着実にチームに浸透し、少しずつ進歩を続けていた日本代表。岡田監督は、限られた時間でどのような判断を下すのだろうか。
|
 先日、無事退院したオシム氏(左)はバーレーン戦を見て「代表の方で問題があるとしても、選手はよくやっている」と、チームの現状に苦言を呈した |