気温38℃の過酷な条件の中、日本は3次予選突破をかけ、オマーンとの決戦に臨んだ。2位日本と3位オマーンの勝ち点差は3。ここで勝利を収めれば最終予選進出に大きく近づくだけあって、アウェイといえども勝利が欲しい一戦。
岡田武史監督は、2日にホームでオマーンに快勝していることもあり、負傷の長友佑都(FC東京)以外はメンバーを代えずにスターティングイレブンとして送り込んだ。
異常な暑さの中での試合とあって、先制点を奪って主導権を握りたい日本だったが、オマーンがチャンスを迎える。左サイドからの中へ上げられたボールを、1度はクリアするもこぼれ球を拾われシュートを許すと、これがゴールに吸い込まれホームのオマーンに先制を許す厳しい展開に。リードされてからから、日本は大久保嘉人(神戸)などが決定機を迎えるが、相手GKの好守もあってゴールをこじ開けることができない。攻めているものの得点を奪えない、そんな嫌な展開を払拭したのはFW玉田圭司(名古屋)だった。後半8分、得意のドリブルでペナルティエリアに侵入すると、相手のファウルを誘いPKを奪う。そのチャンスを、PKのスペシャリスト遠藤保仁(G大阪)が落ち着いて決め、ようやく同点に追いつく! しかし、そのわずか4分後、今度は自陣ペナルティエリアで田中マルクス闘莉王がオマーン選手を倒してしまいPKを献上してしまう。この絶体絶命のピンチを楢崎正剛(名古屋)が救う。「相手を見てから動いた」と語るように、コースを狙った相手のシュートを止め、最大の危機を防いだ。
その後、暑さから両チーム運動量が減りカウンターの応酬となる。途中、大久保がGKへのラフプレーで退場になるなど予想外の展開に苦しむが、日本は勝ち点1を手に入れた。
最低限の結果を残した日本。2位を確保していくためには負けられない試合が続いていく。
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 プレッシャーの掛かる場面でも落ち着いてPKを決めた“PK職人”遠藤 |