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2008.6.17(火)更新
【動画・合同インタビュー】
チャウ・シンチーの新作「ミラクル7号」は、シンチーと
養女シュー・チャオの父子愛がテーマのSFコメディ!
【動画・合同インタビュー】チャウ・シンチーの新作「ミラクル7号」は、シンチーと養女シュー・チャオの父子愛がテーマのSFコメディ!
本作で父と息子を演じたチャウ・シンチーと子役のシュー・チャオ。本当は女の子なのに、男の子役を絶妙に好演! 彼女の才能を買ったチャウ・シンチーは、シューを養女として迎え入れた
【動画・合同インタビュー】チャウ・シンチーの新作「ミラクル7号」は、シンチーと養女シュー・チャオの父子愛がテーマのSFコメディ!
劇中さながら、とっても仲良し親子のふたり。シューが腕に抱いてるのは、劇中に登場する、地球外生命体ミラクル7号ことナナちゃんです
【動画・合同インタビュー】チャウ・シンチーの新作「ミラクル7号」は、シンチーと養女シュー・チャオの父子愛がテーマのSFコメディ!
小学生のディッキー(シュー・チャオ)と工事現場で働く父親のティー(チャウ・シンチー)は、超ビンボー親子。学はないけれど実直なティーは、息子を名門校に通わせるために必死で働いている。生活は貧しくてもふたりの心は決して貧しくなく、ディッキーは父親のことを尊敬している
【動画・合同インタビュー】チャウ・シンチーの新作「ミラクル7号」は、シンチーと養女シュー・チャオの父子愛がテーマのSFコメディ!
ある日、ティーが、ゴミ捨て場から謎の物体を拾ってくる。実はそれは、宇宙からやってきた地球外生命体だった! この生命体にディッキーは「ミラクル7号」と名前をつける
【動画・合同インタビュー】チャウ・シンチーの新作「ミラクル7号」は、シンチーと養女シュー・チャオの父子愛がテーマのSFコメディ!
ミラクル7号=ナナちゃんと交流をもっていくディッキー。ディッキーはナナちゃんに、いろんなお願いごとをしていく
■「ミラクル7号」は6月28日(土)シネマスクエアとうきゅう他全国ロードショー
【チャウ・シンチー プロフィール】
1962年、香港生まれ。ブルース・リーに憧れ、子どもの頃に通ったカンフー教室は、貧乏で月謝が払えず6週間で断念。大学受験失敗を機に、幼なじみのトニー・レオンと一緒にテレビ局の俳優養成学校に入学。「霹靂先鋒」(’88/日本未公開)で映画デビューし、「ゴッド・ギャンブラー 賭聖外伝」(’90/日本未公開)で、コメディ・スターの地位を確立。1996年には監督・脚本・主演を兼ねた「食神」で注目される。1999年には監督・脚本・主演を手がけた「喜劇王」で、ナンセンスなギャグと、泣けるラブコメを融合させて新境地を開拓。そして2002年、監督・脚本・主演を兼ねた「少林サッカー」が大ヒットし、香港映画史上4番目の興行収入を記録。さらに2005年公開の「カンフーハッスル」(監督・脚本・製作・主演)では香港で「タイタニック」に続く歴代2位の興行記録を樹立。現在は自らの映画製作会社スター・オーバーシーズを率い、監督・主演を務める次回作「西遊記」を準備中。本広克行監督、柴崎コウ主演作「少林少女」ではエグゼクティブ・プロデューサーを務め、日本のコミック「ドラゴンボール」のハリウッド実写版にプロデューサーとして参加するなど、ますます活躍の場を広げている

【シュー・チャオ プロフィール】
1997年、浙江省寧波市生まれ。1万人近くが参加した本作の子役オーディションで主人公ディッキー役に大抜擢。それ以前のキャリアはCM出演1本のみだった。チャウ・シンチーのスター・オーバーシーズ社と8年間の独占契約を交わし、同社の特待生となる。また、私生活でもチャウ・シンチーと養子縁組したことで話題に。現在は実父、実母と浙江省杭州市で暮らす。今後の活躍がもっとも期待される子役だ

【STAFF&CAST】
監督・製作・脚本・出演:チャウ・シンチー 脚本:ビンセント・コク 脚本:ツァン・カンチョンほか 出演:シュー・チャオ キティ・チャン リー・ションチン フォン・ミンハン(2008中/ソニー)88分
>> 公式サイト
予告編[ミラクル7号(字幕版)]
チャウ・シンチー&シュー・チャオ来日記者会見(6分57秒) [ミラクル7号(字幕版)]
チャウ・シンチー&シュー・チャオ インタビュー(5分42秒) [ミラクル7号(字幕版)]
>> チャウ・シンチー&シュー・チャオ 来日記者会見
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「ギャグ・シーンの撮影は簡単なんだよ。
僕はあまり気に入ってないけど(笑)」
(チャウ・シンチー)


 「少林サッカー」(2001)、「カンフーハッスル」(2004)でおなじみ、香港映画界いやアジア映画界・最大級のヒット・メーカー、チャウ・シンチーが監督・主演を兼ねた新作「ミラクル7号」がついに日本上陸!
 シンチーと本作で息子役を演じるシュー・チャオが揃って来日した。映画では男の子役だが、実はシュー・チャオ自身れっきとした女の子。そして実生活でも養女に迎えたほど、シンチーが演技の才能に惚れ込んだ逸材でもある。

「(キャスティングのため)たくさんの子どもに会ったけど、男の子役としてよかったのは、みんな女の子。これは偶然なんだ」とシンチー。

 そう、本作ではチャオをはじめ、女の子が男の子の役を演じている例がいくつもある。シンチーならではの自由な発想のキャスティングが興味深い映画なのだ。

 映画では巨漢の女子から積極的にアプローチされてしまうチャオ。自身が女の子でありながら、女子から好かれた感想を聞かれると、
「これこそまさにコメディですね。ある種、別なジャンルのコメディですが」とニッコリ。
 若干11歳にしてウィットに富んだこの発言。このコメディ・センスの良さに、隣に座るパパ、シンチーも満足そう。

 さて、シンチー映画といえば、元々はナンセンスなセリフや早口で相手を煙に巻く芸風がウリだった。しかし、日本でも大ヒットした「少林サッカー」あたりから、口ばかりではなく、セリフに頼らない動きで表現するギャグにも磨きがかかり、「ミラクル7号」でも抜群のタイミングで繰り出されるギャグの数々は健在だ。

 あれほど絶妙なギャグ・シーンを撮るのには、さぞかし多くの苦労があるのだろう……と身を乗り出し興味津々で質問する記者に対して、シンチーはクールに一言。

「あんなの簡単なんだよ。僕は気に入ってないけどね(笑)」とバッサリ!
 ほ、ほんとですか!? 本当だとしたら、シンチー、あなたはやっぱり天才です!
「ナナちゃんとの共通点?
人助けをするところかな(笑)」
(チャウ・シンチー)


 本作の見どころのひとつは、CGで作られた宇宙人“ナナちゃん”のかわいさ、愛らしさ。このナナちゃん、ゆるキャラでかわいいのはいいけれど、どうにも“使えねー”宇宙人。主人公ディッキーから「(役に立つものを)何か出せ!」と追い詰められ、ウ○チを機関銃のように浴びせてしまったりする役立たずっぷり。

「ナナちゃんの表情は自分やチャオからとってCGにしたんだよ。昔、自分が飼っていた北京犬がモデルだけど、“地球上にはいない犬”のようなものかな」とシンチー。

 なるほど、スクリーンに映るナナちゃんの豊かな表情を見て、シンチーやシューちゃんの顔を想像するのも楽しいかもしれない。
 シンチー監督の分身(?)ともいえるナナちゃんだが、シンチーとの共通点は?と聞いたところ、
「人助けをするところかな?(笑)」と即答。
「……ほ、ほんとですか?」
 大変失礼ながら、監督が言うとどうも胡散臭いので確認すると、シンチーはグッッ!と親指を立ててキラリと光る確信に満ちた笑顔を見せてくれた。
 実際、先日起こった中国・四川大地震のために募金をしたりコメントを発表したり、本当に人助けをしているシンチーだから、謙虚なのか照れ隠しなのか、ちょっと茶化した答え方にますます好感度アップ!

 なお、ナナちゃんの“機関銃シーン”における監督との共通点はないかと尋ねると、
「女性記者ばかりのところで、そんなことは言えないよ(笑)」とサラリと質問をかわしつつ、下を向いてしまった。
 監督! 下品な質問で申し訳ありません!

 インタビュー中も映画の楽しいイメージそのままながら、誠実な受け答えから人柄の良さがうかがえるシンチー監督。
 撮影現場では監督として、私生活では義理の父親として、シンチーの素顔を知るチャオに言わせると、 「今までのお義父さん(シンチーのこと)の映画を見た時は、変な人だと思っていたの。でも(撮影現場では)役者を怒鳴ったりしないし、映画で見るほど変な人ではなかったわ(笑)」とのこと。

「これからも、撮りたい映画の基本はコメディ。喜びと悲しみは背中合わせで一体。それがあるからこそコメディ」とシンチーは語る。

 サッカーからカンフー、そしてSFと扱う題材は変われど、いつもシンチー監督が私たちに見せてくれるのは、何も考えずに大笑いできる極上のコメディだ。
 シンチー監督、今は新たに監督・主演を務める「西遊記」映画化の話が進行中だそうで、それは以前に自ら主演した「チャイニーズ・オデッセイ」(’95)とは違う、原作に忠実な話だと教えてくれた。
 映画監督として、喜劇俳優として、ますます進化するチャウ・シンチーから目が離せない。「ミラクル7号」は6/28(土)からロードショー。

(取材・文/ライター清水千佳)



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