小柄なフォルムにふっくらとした丸顔、こじんまりとした耳にクリクリと愛らしい瞳。思わず頬がゆるんでしまうほど可愛い、8匹のネザーランドドワーフに囲まれて暮らすnao〜☆(@evo3183)さん。うさぎたちの“わちゃわちゃ”な日常や、四季折々の自然の中で過ごす姿を撮影した美麗フォトで注目を集め、今ではTwitterで6.7万人のファンから愛される人気アカウントに。今回は飼い主のnao~☆さんに話を伺い、個性豊かな8匹のうさぎたち、そして夢のような多頭飼い生活の魅力に迫る!
――8匹のうさぎさんたちについて、お迎えした順にそれぞれの名前や性格、チャームポイントを教えてください。
「まずは、くるみ(5歳・♀)。何でも食べる大食いで、体が大きいわりに小心者。食べ物をくれる人には好意的ですが、他のうさぎのことは大嫌いで、唯一だいずにだけ心を許しています。2番目は、まろん(5歳・♂)。顔が丸くてデカい。人もうさぎも大好きで、一番の甘えん坊ですね。3番目は、こいし(5歳・♀)。お行儀よく、上品でおしとやかな性格の持ち主。飼い主の手の上で“うたっち(=うさぎが立ち上がる姿のこと)”する特技があります」
「続いて4番目は、ぽてと(7歳・♂)。2歳を過ぎて我が家にやってきました。もふもふのぷっくりほっぺがトレードマーク。うさぎに対しては強気な態度をとりますが、人間に対しては甘えん坊で、飼い主と一番の仲良しです。5番目は、どんぐり(4歳・♂)。ツンデレな性格で、こいしの特技である手乗り“うたっち”を継承しています。6番目は、ぽてこ(4歳・♀)。食べ物を横取りするほど食い意地が張っていて、超が付くほど生意気な性格。ケージの中では威張り散らしているくせに、外に出されると借りてきた猫状態になってしまいます」
「7番目は、だいず(4歳・♂)。好奇心旺盛のいたずらっ子。淡い毛色の中性的な顔立ちで、一番写真映えするうさぎですね。綺麗好きでケージが全く汚れないので、手が掛かりません。ラスト8番目は、おうじ(7歳・♂)。お世話になっているお店の看板うさぎをしていた子で、我が家の最年長。年の割にはベビーフェイスですが、行動は“おっさん”そのものですね」
――すごい大家族!なかには、自宅で生まれた子もいて、こいしちゃんとぽてとくんの間に生まれたのが、どんぐりくんとぽてこちゃんなんですね。そもそもどうして、うさぎさんを飼い始めたのでしょうか?
「昔から動物が好きだったのと、実家で犬を飼っていたこともあって、ペットがいる生活を理想としていました。さまざまな動物がいてそれぞれの可愛さがありますが、(自分にとっては)うさぎが一番だったということです」
――犬や猫とはまた違う、うさぎならではの魅力や飼育の面白さがありますよね。たくさんの子たちと暮らしていて、楽しいことや幸せだと感じること、その一方で、大変なことなどあれば教えてください
。
「性格も個性も違うので、行動ひとつ見ていても面白いです!人間味があふれていて笑わせてくれます。日々の生活で大変だと感じることはありませんが、定期的に毛が抜けるので、日々のお手入れくらいでしょうか。あとは、うさぎも病気になることがありますので、そうなった時には病院へ連れて行ったり、看病をしなければなりません。将来は介護など細やかなお世話も必要になりますね」。
――確かに、“可愛い”だけではペットは飼えないですよね。うさぎさんを飼い始めてから起こった変化や、印象的なエピソードなどはありますか?
「元々、趣味の範囲でのペット飼育というイメージだったのですが、色々と調べていく中で、うさぎを取り巻くさまざまな業界を知り興味を持ちました。そこで、少しでもうさぎに関わっていたいと思い、当時18年間務めていた会社を辞め、うさぎに関わる仕事に転職しました」
――人生に大きな影響を与えるほどの出会いだったんですね。nao~☆さんのアカウントといえば、うさぎさんたちの可愛さをより引き立てた、美しい写真の数々も見どころのひとつです。撮影するときに意識していることやこだわりなどはありますか?
「飼っている人はすでにうさぎの魅力を分かっているので、興味がない人に『うさぎって可愛い』と思ってもらえるような写真を撮るのが目標です」
キュートすぎる姿が収められた写真を見れば、一度ハマったら抜け出せない、底なし沼のようなうさぎの魅力に気付いてしまうかも!飼い主さんのファインダーを通して、“うさぎ大家族”の多幸感あふれる日常をのぞいてみよう!
※うさぎの年齢は4/10時点のもの
取材・文 佐藤理沙子