「オンライン飲み会」もこだわりのお酒があれば、より楽しくなるというもの。せっかくなら飲食店の休業や蔵開きイベントの中止の影響で、販売量が落ち込む酒蔵やワイナリーを応援しよう。
今回は九州の日本酒編。良質な水と米がとれる九州は実は酒造りも盛ん。隠れた酒どころ・九州の名酒をお試しあれ。
石蔵酒造(福岡県・福岡市)
博多でただ一軒残る造り酒屋。最新機器を利用した通年醸造の造り方で、1年を通していつでもフレッシュな日本酒を味わえる。以下の商品はどちらも「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2020」を受賞。
非加熱処理・しぼりたての「しぼりたて純米酒」(720ml 1100円・税込)。これまで直販所のみでの販売だったが近頃、ネット販売が可能に。弾けるようなフレッシュな味わいが魅力。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2020」のメイン部門で最高金賞を受賞。
爽やかでほんのり甘いスパークリング清酒、「スパークリング清酒 あわゆら」(250ml 550円・税込)。アルコール度数は一般的な日本酒の半分程度で、お酒をあまり好まれない人にもぴったり。福岡県開発の「ふくおか夢酵母」を使用。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」のスパークリングSAKE部門で2年連続金賞受賞。
<購入方法>
・公式オンラインショップ
http://www.100nengura.com
・電話注文 あり
【石蔵酒造】
福岡県福岡市博多区堅粕1-30-1
大賀酒造(福岡県・筑紫野市)
1673年創業の福岡県下でもっとも古い歴史を誇る酒蔵。酒米には糸島産山田錦や夢一献を使い、仕込みには宝満山の清らかな伏流水を用いて、手造り製法を守っている。3月の酒蔵開きでお披露目予定だった限定酒3本を特別販売中。
蔵開きに訪れるお客さんが楽しみにしている定番のお酒が「樽酒(蔵開き限定酒)」(720ml 1000円・税込)。毎年、売り切れるほどの人気のお酒だ。すっきりした味わいで、ふんわり漂う樽の香りがたまらない。冷酒や燗つけ、どちらでも。
「玉出泉 純米吟醸原酒」(720ml 1782円・税込)も、今年の蔵開きで初出し予定だった限定酒。「今年は吟醸香がほどよくのった香り高い酒となった」とのこと。食中酒にはぴったりの1本で、魚料理によく合う。冷やして飲むのがおすすめ。
「純米大吟醸 新酒」(720ml 2200円・税込)は口の中でパッと開くような華やかで上品な香りと、優しい口あたり。お米のほのかな甘みも感じらえる。新酒ならではのすっきりした喉越しを味わいたい。料理は和食全般OK。冷やして飲むのがおすすめ。
<購入方法>
・公式オンラインショップ
http://ogashuzo.com/info/gentei/
・電話注文 あり
【大賀酒造】
福岡県筑紫野市二日市中央4-9-1
天吹酒造(佐賀県・みやき町)
300年の歴史を持つ酒蔵で、国産米と脊振山系の伏流水を使った酒造りを行う。いちばんの特徴は花から分離して生まれた、『花酵母』を使っていること。バラエティ豊かな酒を数多く造る、日本酒好きなら必見の酒蔵。
「純米大吟醸 夏色」(720ml 1650円・税込)は一般的な食米を磨いて使用した、お値打ち価格の純米大吟醸。酵母には、月下美人とオシロイ花酵母を使い、華やかな香りと甘さがほどよいバランスで仕上がっている。
昔からの定番商品で、特に日本酒ツウの方に評判なのが「天吹 超辛口特別純米酒 生」(720ml 1540円・税込)。ベコニア酵母を使用したさわやかな辛口の酒だ。飲み方は常温か冷や。肴は刺身や炙ったそら豆などがぴったり。
<購入方法>
・公式オンラインショップ
http://amabuki.net/
・電話注文 あり
【天吹酒造】
佐賀県三養基郡みやき町東尾2894
山村酒造(熊本県・高森町)
阿蘇五岳のひとつ、根子岳の南にある高森町にある酒蔵。創業は宝暦12年(1762年)。阿蘇の伏流水と阿蘇の米を使って醸す、喉ごしのよい、すっきりした味わいの酒が主流だ。阿蘇にちなんだ「れいざん」が主要な銘柄。
あえての穏やかな香りと、柔らかな飲み口にこだわった「れいざん純米吟醸(720ml 2200円・税込)」。阿蘇の清らかな山水で醸したキレの良さが魅力。さわやかな飲み口でどんなお料理でも合いやすく、食中酒にぴったり。
日本酒「れいざん」の十年古酒に、南阿蘇産の梅を漬けて造った梅酒。日本酒ベースならではのさわやかさな飲み口と、古酒らしい程よいコクが同居する、プレミアムな一本。
<購入方法>
・公式オンラインショップ
http://shop.reizan.com
・電話注文 あり
【山村酒造】
熊本県阿蘇郡高森町高森1645