アクアマリンふくしまを徹底ガイド!世界唯一のシーラカンス展示から子供向けの体験イベントまで

2020年7月15日 17:04更新

東京ウォーカー(全国版)

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福島県いわき市のアクアマリンふくしまは、小名浜(おなはま)港に面した東北地方最大級の水族館。展示では、福島の海の大きな特徴である太平洋の「潮目」をテーマに、自然や生態系を再現。屋外エリアも広大で、裸足で歩ける浜辺や干潟、日本固有の動物の展示、漁業に関わる体験コーナー、館内の寿司処などを通して、生き物とそれを取り巻く自然・文化を五感で感じることができる。また、「生きた化石」シーラカンスの標本2種の同時展示、飼育されたクラカケアザラシといった、世界的に貴重な展示や生き物も!そんなアクアマリンふくしまの見どころを一挙紹介する。

※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。

【見どころ1】日本でここだけ!2種のシーラカンス標本とクラカケアザラシ

貴重なシーラカンスの標本も展示画像提供:アクアマリンふくしま

本館は、化石と「生きた化石」を通して進化と絶滅の歴史を紹介する「海・生命の進化」エリアからスタート。ここでは、現在生息が確認されているシーラカンス2種の両方の標本が公開されている。2種を同時に見られるのは、世界中探してもここだけだ。

2階から4階にかけては、福島県内の川から沿岸、熱帯アジア、サンゴ礁の広がる南の海まで、生き物とともに水辺の環境を丸ごと再現した展示を行っている。なかでも人気なのが、3階の「北の海の海獣・海鳥」エリア。アザラシやトド、水中でエサを捕る鳥類のエトピリカやウミガラスを展示していて、フィーディングタイム(エサやりの時間)は迫力満点!

クラカケアザラシは黒と白のはっきりとした配色が特徴画像提供:アクアマリンふくしま

さらに、冬季から春季にかけては、黒い体に白い線が入った姿が特徴的なクラカケアザラシの「くらまる」を公開。同じ白黒のパンダよりも珍しい種といわれ、現在飼育されているのは、日本ではここアクアマリンふくしまだけとのこと。暑さに弱く、夏から秋にかけては公開を中止するため、くらまるの姿がひと目見たいなら、気温が下がった時期に行こう。

【見どころ2】太平洋の「潮目」を体感できる大水槽

親潮と黒潮の潮目をイメージした三角トンネル画像提供:アクアマリンふくしま

本館2階には、福島の海をさまざまな視点から体験できる2つの展示もある。「潮目の大水槽」は、福島県沖でぶつかる黒潮と親潮それぞれの特徴を再現した2つの大水槽。水槽の間を縫うように、三角のトンネルが走り、福島県以北の沿岸をイメージした「親潮水槽」と、黒潮流域の外洋を泳ぎ回る回遊魚を公開している同館最大の「黒潮水槽」を、まるで潮目の中を歩くように眺めることができる。

「ふくしまの海」のキアンコウ画像提供:アクアマリンふくしま

また、2018年に新オープンした「ふくしまの海~大陸棚への道」では、大陸棚にスポットをあて、大陸棚から深海につながる福島県浜通りの海の生き物たちを公開している。

【見どころ3】水族館の中で砂遊び・潮干狩り!裸足で遊べる広大ビーチ

蛇の目ビーチとBIOBIOかっぱの里画像提供:アクアマリンふくしま

広大な屋外エリアにも見どころがいっぱい。「蛇(じゃ)の目ビーチ」は、磯、干潟、浜という海辺の自然を再現した、世界最大級のタッチプール。ここでは、4500平方メートルの広大なエリアの中を裸足になって歩いて、ヒトデやナマコなどの生き物と触れ合える。また、季節によっては、砂遊びや潮干狩りといった、海ならではの体験も楽しめる。なお、水の中に入れる期間はゴールデンウィーク(GW)から11月末まで。

「わくわく里山・縄文の里」内部画像提供:アクアマリンふくしま

入館改札口付近の「わくわく里山・縄文の里」では、縄文時代の水辺を再現。通路では、アズマモグラなど日本で身近な動物が展示されている。国内有数の規模を誇るユーラシアカワウソの展示水槽も併設しており、自然に近い環境で暮らすカワウソをじっくりと観察できる。

【イベント】釣った魚をその場で調理!漁業に関する体験イベントを実施

水族館の中で釣り体験も画像提供:アクアマリンふくしま

子供連れなら、体験型施設「アクアマリンえっぐ」もぜひチェックしたい。ここでは、釣り場での魚釣りと、釣った魚をその場で調理する体験が楽しめるほか、製缶機を使った缶詰づくりや、ホタテなどの炭火焼き体験といった、漁業に関連した体験コーナーを用意。家族みんなでレアな体験ができるスペースだ。さらに、珍しいカニやエビに加えて、レッサースローロリスといった陸上の生き物の様子も見ることができる。

【回り方】施設の順路はぐるり一周。生き物たちのエサの時間は要チェック!

生き物が育つ環境を丸ごと再現した「ふくしまの川と沿岸」コーナー画像提供:アクアマリンふくしま

館内の観覧時間の目安は1時間30分から3時間ほど。体験コーナーやバックヤードツアーに参加する場合は、約2時間~半日程度となる。

基本的な順路は、メインゲートをくぐってすぐ、縄文時代の自然環境を再現した野外展示「わくわく里山・縄文の里」を巡り、本館へ。1階の「海・生命の進化」エリアからスタートし、直通エスカレーターでいったん4階に向かって、3階、2階の展示を順番に見た後、子供向けの体験型施設「アクアマリンえっぐ」や「蛇の目ビーチ」を巡って一周するコースだ。

また、フィーディングタイムが行われる時間を狙って各展示に向かうのもおすすめ。「北の海の海獣・海鳥」エリアでは毎日午前と午後の2回、「わくわく里山・縄文の里」内の「カワウソのふち」では毎日午後に1回、「潮目の大水槽」では火曜日以外の日に1回、生き物が活発に動く姿を見ることができる。

このほか、海鳥が飛来する「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」や、多種多様な金魚を展示する「金魚館」にもぜひ立ち寄りたい。

金魚館画像提供:アクアマリンふくしま


【グルメ】水族館の中で、水槽を眺めながらお寿司が食べられる!?

寿司処「潮目の海」画像提供:アクアマリンふくしま

館内グルメで見逃せないのが、本館2階の寿司処「潮目の海」。水族館で水槽を眺めながら本格的なお寿司が味わえるという驚きのお店だ。日本酒やビールも提供されており、大人も子供も楽しくお寿司ランチができる。また、寿司ネタの中心は、資源量が安定している魚介類で、グルメを通して環境や食育についても学べる。営業時間は11時から15時まで。

また、本館1階の「アクアクロス」は、小名浜の海を一望できる絶景のロケーション。「海の幸(くじらカツ)」(税込600円)や「海鮮塩焼きそば」(税込700円)といった、魚介類を中心としたメニューを提供している。軽食もあるので、昼食だけでなくちょっとした休憩でも気軽に活用できる。

【お土産】貴重なクラカケアザラシグッズは見逃すべからず!

クラカケアザラシの「くらまる」のグッズ画像提供:アクアマリンふくしま

アクアマリンふくしまでお土産が買えるショップは2カ所。メインゲート付近のアクアマリンショップ「JOHMON(じょうもん)」は、お菓子やぬいぐるみといったファミリー向けの商品を多く取りそろえたメインショップ。本館1階のミュージアムショップ「UMINOS(ウミノス)」は、大人も楽しめる学術的な書籍や、おもちゃ、シーラカンスグッズのほか、地元で仕入れた商品も取り扱っている。

なかでもショップ担当の加澤さんのイチ押しは、クラカケアザラシ「くらまる」のグッズ。「クラカケアザラシぬいぐるみ」(税込2600円)や「クラカケアザラシマグカップ」(税込990円)など、特徴的なしま模様をデザインしたグッズは、ほかでは見られないものばかりだ。

【おすすめの回り方・持ち物】開館直後の入館で楽しさ倍増!雨具やタオルの準備も忘れずに

ユーラシアカワウソのフィーディングタイム画像提供:アクアマリンふくしま

生き物の様子をより楽しみたい人には、午前中の早い時間の来館がおすすめ。「10時30分からトド、アザラシ、海鳥のフィーディングタイムなどが見られ、釣り体験も10時から行われます。また、開館直後のほうが生き物が活発に動いている様子を見ることができます」(広報担当・金成さん)

また、アクアマリンふくしまは当日の再入館が可能。周辺には大型商業施設や海を間近で見られる親水テラスもあるので、時間を柔軟に活用できるのも特徴だ。

クウェート・ふくしま友好記念日本庭園画像提供:アクアマリンふくしま

持ち物としては、折り畳み傘やレインコートを用意するといい。入館口から本館までの通路は屋根がなく、屋外エリアも広いが、雨具を携帯していれば突然の雨でも気にせず館内を楽しめる(荒天時は蛇の目ビーチやBIOBIOかっぱの里などの屋外エリアを閉鎖する場合あり)。忘れてしまった場合でも、館内で傘の販売は行っているのでご安心を。また、蛇の目ビーチで遊びたいなら、濡れたときのためにタオルや着替え、ビーチサンダルがあると便利だ。

さらに館内では、屋内だけでなく屋外の一部でも持ち込んだお弁当の飲食が可能。豊かな海と自然の中でピクニック気分を味わえる。撮影も原則自由なので、カメラを持ってきて、お気に入りの場所で思い出の一枚を写そう。

【混雑情報】空いている時間を狙うなら朝一がオススメ!

広報担当の千野さんによると、来場者が多い傾向にあるのは11時から14時にかけて。だが、開館直後の9時は比較的空いている時間帯なので、人気の展示をじっくり眺めたい人は朝一番に足を運ぶのがよさそうだ。また、夕方になり閉館が近づいた時間も空き始めるとのこと。

ただし、年間のうち特に混雑するGWや夏休み期間は、上記の時間帯も多くの人が訪れるそうなのでご注意を。

【アクセス・料金】共用駐車場は無料!鉄道でも特急で東京から日帰り可

車でのアクセスは、常磐自動車道いわき湯本ICから約20分、いわき勿来ICから約30分。駐車場は無料だが、小名浜港の親水エリア「アクアマリンパーク」内の複数施設で共用のため、大型連休や夏季は駐車しづらいことも。駐車場の混雑状況はアクアマリンふくしまの公式Twitterで案内している。

公共交通機関なら、JR常磐線・泉駅から路線バスでバス停「イオンモールいわき小名浜」まで約15分、下車後に徒歩約5分で到着する。時間帯によって「イオンモールいわき小名浜」に停車しない場合は、「支所入口」下車後、徒歩約10分となる。

アクアマリンふくしまの外観画像提供:アクアマリンふくしま


入館料は、大人が税込1850円、小学生~高校生が税込900円、未就学児は無料。スマートフォンやコンビニで購入できる前売り券も価格は同じだ。

見どころだらけのこの施設、何度も足を運びたいという人は、年間入館券「アクアマリンパスポート」をゲットしよう。施設のチケットカウンターにて、大人は税込4250円、小学生~高校生は税込2100円で購入すると、発行日から1年間の間、通常入館料の約2.4回分の料金で何回でも入場できる。また、パスポートを持っていると、同伴した入館者が5人まで、大人は税込1650円、小学生~高校生は税込800円の割引料金となるので、グループで来館する人は要チェックだ。

このほか、提携する「新潟市水族館 マリンピア日本海」の年間パスポートを提示すると、入館料が大人は税込1550円、小~高校生は税込750円と割引になるサービスも。

開館時間は通常期(3月21日~11月30日)が9時~17時30分、冬期(12月1日~3月20日)が9時~17時。いずれも入館は閉館時間の1時間前まで。特定の休館日はなく、年中無休で開館している。なお、年によって通常期と冬期の期間が異なる場合があるため、公式サイトで事前に確認しよう。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・入館時にはマスクをご着用ください。
・水槽のガラスや展示物に手を触れることはご遠慮ください。
・入館口及び各トイレなど館内各所にアルコール消毒液を設置しています。
・館内空調機による換気に加え、定期的な扉の開閉による換気の強化をしています。
・館内手すりやドアノブ等の除菌剤を使用しての定期清掃をしています。
・入館前にサーモグラフィーで体温測定を実施しています。
・発熱やせき、喉の痛みなどの症状がある場合は入館できません。
・入館口、及び水族館内の混雑が予測される際は、当日のチケット販売が中止となる場合があります。また、混雑の状況によっては一時的に入館受付が停止となる場合があります。

取材・文=国分洋平

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※情報は7月11日時点のものです。内容には変動の可能性がありますのでご了承ください。また、施設・店舗の最新の営業状況については公式サイト等をご確認ください。

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