有馬温泉の「金泉」「銀泉」をドライブスルー!収益金は医療従事者の応援に

関西ウォーカー

「有馬温泉 太閤の湯」では、余剰温泉を活用し、門外不出の有馬温泉の「金泉」「銀泉」を販売。療養泉としても名高い、日本三名泉の一つが自宅で楽しめ、しかも収益金は全額寄付され、新型コロナウイルスと闘う医療従事者の応援もできる仕組みだ。

源泉100%の「金泉」「銀泉」を期間限定で販売

有馬唯一の温泉テーマパーク「有馬温泉 太閤の湯」が、休業要請や入館制限などによって余ってしまった源泉100%の「金泉」と「銀泉」を、7月31日(金)まで20ℓ各500円で販売。

5月30日(土)から営業再開する「有馬温泉 太閤の湯」


また収益金は、新型コロナウイルス感染症患者の治療や予防の最前線で、昼夜を問わず働いている医療従事者の支援のために設立された「こうべ医療者応援ファンド」に寄付。「金泉」や「銀泉」を購入することで、募金もできるようになっている。

茶褐色「金泉」と無色透明「銀泉」の効能について

有馬温泉は「日本を代表する三つの温泉」の一つとして知られ、環境省が療養泉として指定する単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、放射能泉の7つの主成分を含有。茶褐色の「金泉」と無色透明の「銀泉」の2種がある。

有馬温泉といえば茶褐色の「金泉」が有名。海水よりも塩分濃度が高いため、その塩分が肌に薄い皮膜を作り、体を芯から温めて湯冷めしにくいのが特徴。殺菌力も高く、皮膚疾患にも効果があるといわれている。

【金泉の効能】
炎症性および非炎症性のリウマチ疾患、外傷、手術後のリハビリテーション、慢性附属器炎、機能性不妊症、自律神経系障害、乾癬など。

【写真】有馬温泉古来の鉄分と塩分を含んだ温泉「金泉」


無味無臭で無色透明の「銀泉」は、二酸化炭酸泉とラジウム泉の2種がある。どちらもサラサラとした柔らかな湯ざわり。新陳代謝を促進し、自然治癒力と免疫力アップに効果的だ。

【銀泉の効能】
硬直性脊椎症、関節の退行性症状、慢性多発性関節症、脊椎の退行性疾患、慢性痛風、関節、筋肉リウマチ、軽度の末梢性動脈血行障害、更年期障害、気管支性ぜんそくなど。

ラドン泉を含む温泉「銀泉」


利用の方法と注意点

購入した「金泉」「銀泉」の利用方法は、まず浴槽に 45℃前後の熱め湯を約180ℓはり、「金泉」または「銀泉」のどちらかを20ℓ入れ、よくかきまぜる。すると約43℃の希釈泉が完成。個人差はあるが、5分も浸かればポカポカに!

注意点としては、成分含有量の多い源泉100%を使用するので、浴槽設備が適合しているか確認し、保温や追い焚きで循環設備を使用するのはNG。入浴後は速やかに温泉を排水し、十分浴槽などを洗浄。使用期限は持ち帰った当日中となっている。

完全予約制のドライブスルー方式で安全・安心に

感染拡大防止のため「3密」にならないよう、「有馬温泉 太閤の湯」の駐車場を利用して、完全予約制のドライブスルー方式で販売している。

前日までに予約をし、ポリタンクは要持参


車で行くなら阪神高速や中央自動車が便利

車の場合は、阪神高速7号北神戸線「西宮山口南IC」より県道98号線を南へ約8分。または「有馬口IC」より県道51号線を東へ約10分。中国自動車道なら「西宮北IC」より県道82号線を南へ約15分。

電車の場合は、JR・地下鉄・北神急行電鉄「新神戸駅」から北神急行電鉄・神戸電鉄「谷上駅」へ行き、神戸電鉄「有馬口駅」へ。「有馬口駅」から神戸電鉄有馬線に乗り換え「有馬温泉駅」で下車、徒歩10分。

「金泉」「銀泉」を購入する場合は、持参した20ℓのポリタンクに入れてもらうので、車で行くのが便利だ。

■販売期間:~7月31日(金)※土日祝日を除く
■販売時間:11:00~16:00(前日までの完全予約制)
■問い合わせ先:078-904-2291(有馬温泉 太閤の湯)
■販売場所:「有馬温泉 太閤の湯」玄関前駐車場
■販売方法:ドライブスルー方式※ポリタンク要持参
■料金:金泉、銀泉 20ℓ各500円

※価格はすべて税込です。

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