新型コロナウイルスの影響で4月14日から休館していた金沢21世紀美術館が、6月27日(土)に全館再開されることが決定した。また同時に、延期されていた展覧会「de-sport : 芸術によるスポーツの解体と再構築」の開幕も発表され、話題を呼んでいる。
今回再開が決定したのは、展覧会ゾーン、カフェレストラン、ミュージアムショップ、アートライブラリー、キッズスタジオ等、館内のすべての施設。実に2カ月以上ぶりの全館再開となる。延期後の開幕日程が発表された展覧会「de-sport : 芸術によるスポーツの解体と再構築」は、来年行われる予定の東京オリンピック・パラリンピックを控えた今だからこそ、芸術の視点からスポーツの意味を問い直すという内容。9カ国から10人の作家が参加しており、国際色豊かな展示が楽しめる。
広報担当者によると、「見どころは、アーティストが作り出した新しいスポーツを鑑賞できるところ」だそう。金沢21世紀美術館所蔵の人気作品である、ガブリエル・オロスコによる卓球台をモチーフにしたユニークな作品《ピン=ポンド・テーブル》を展示するほか、自らが作品の一部になるエルヴィン・ヴルムの《1分間の彫刻》の体験時の写真も展示される。
もちろん、ほかにも魅力的な作品がたくさん。中でも広報担当者のおすすめは、ガラスの廊下をまたぐように作られた緑豊かな作品、パトリック・ブランの《緑の橋》。金沢の天候に適した約100種類の植物が植えられており、さまざまな植物を1年中楽しむことができるそうだ。
今回紹介した作品のほかにも、注目の作品がそろう金沢21世紀博物館。全館再開を機に、ぜひ足を運んでみよう。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※情報は6月18日時点のものです。内容には変動の可能性がありますのでご了承ください。また、施設・店舗の最新の営業状況については公式HP等をご確認ください。