フワフワのビジュアルが目を引くチンチラは、ネズミの仲間であるげっ歯類の動物。まるで二次元の世界から飛び出てきたようなファンシーな見た目と不思議な魅力を持ち、近年人気が高まっている。温度・湿度管理といった飼育環境への配慮が必要だが、唯一無二の存在感にハマり、チンチラと共に暮らす人も増加中。今回は、その名にふさわしい“もふもふ感”がキュートな、チンチラのもふもふちゃん(5歳・♀)の飼い主さんにインタビュー。あふれんばかりのもふもふちゃんへの愛を存分に語ってもらった。
YouTubeで見た、とある動画をきっかけに、チンチラと共に暮らしたいという思いが募っていったという飼い主さん。何軒もペットショップを巡った末に、生後半年の小さなもふもふちゃんと出会い、一瞬で心を奪われたのだという。
「もふちゃん(もふもふちゃんの愛称)のウルウルした瞳と、白いまんまるボディに一目惚れしました!私の膝の上に乗って、ウトウトするもふちゃんの表情がたまらなく愛おしくて、『これはお迎えするしかない』と思いました」
しかし、チンチラを健康的に飼育するためには、徹底した温度・湿度管理が必要となり、手間もお金もかかることから、親に猛反対をされてしまったのだとか。そこで飼い主さんがとった行動が、もふもふちゃんの可愛さをプレゼンすること。「ペットショップに連れて行き、半泣きで必死に説得しました(笑)」と当時を振り返る。
「もふちゃんにかかるお金や、電気代が上がった分は自分が負担するという条件で、もふちゃんをお迎えすることができました。『こんなに可愛いもふちゃんを他の誰にも渡したくない』と思っていたので、お迎えできた日は本当にうれしかったです」
念願かなって、チンチラとの暮らしがスタート。もふもふちゃんは、基本的には穏やかな性格で、人に触られても“のほほーん”としている優しい子なのだという。
「普段は穏やかですが、嫌いな人の匂いをしっかり覚えているようで、私の姉に対しては毎回“チャア!”と鳴いて威嚇しています(笑)。チンチラのピョンピョン跳ねるジャンプは、ポップコーンみたいに弾けて飛ぶことから“ポップコーンジャンプ”と呼ばれるのですが、もふちゃんは低反発クッションが大好きで、いつも楽しそうに遊んでいます。跳躍力があり、トランポリンをしているみたいですごく可愛いです!」
“部屋んぽ(=部屋内をお散歩すること)”中は、クッションをトランポリンにして遊んだり、飼い主さんにくっついて甘えたりと、自由気ままに過ごしている様子。そんなもふもふちゃんのさまざまな一面を見られる“部屋んぽ”中のエピソードから、印象的なものをいくつか挙げてもらった。
「私が横になっていると、隣にくっついて寝転がりにきてくれることがあって。可愛いもふちゃんの寝顔を至近距離で見ることができて、本当に幸せな時間でした。また、もふちゃんは旦那のことが好きみたいで、すぐに近くへ走っていきます。旦那が少し離れると、もふちゃんがカニ歩きをしながらくっつきに行くので、その姿がたまらなく可愛かったです」
もふもふちゃんとの暮らしについて、「とにかく毎日が癒やしです!」と力強く答えてくれた飼い主さん。
「家に帰るともふちゃんがいて、顔を出して出迎えてくれたり、眠ってたり、滑車で遊んでいたり。『今日はどんな姿なのかな?』と思いながらもふちゃんの小屋をのぞくのが、仕事終わりの楽しみです。もふちゃんと一緒に過ごす一日一日が、幸せそのものですね」
画像提供:チンチラのもふもふ(@chinchillamfmf)