やきものと彫刻の間を切り拓いた「辻晉堂」を紹介する特別企画展が鳥取県で開催

東京ウォーカー(全国版)

鳥取県米子市にある米子市美術館で、7月18日(土)~8月23日(日)まで「特別企画展 生誕110年記念 異才 辻晉堂の陶彫」が開催される。

≪時計≫1956年 京都国立近代美術館蔵写真は主催者提供


鳥取県日野郡溝口町(現・西伯郡伯耆町)出身の辻 晉堂(つじ・しんどう/1910-1981)は、陶彫(陶土を用いた彫刻)による抽象作品で国際的に活躍した。そんな辻の生誕110年を記念して全国4館で実施する企画展のうち、地元開催となる本展では、ヴェネツィア・ビエンナーレに出品された大型の陶彫作品を中心に、版画と素描作品もあわせて紹介する。

【写真】≪寒山≫1958年 鳥取県立博物館蔵写真:渞忠之


担当者は「辻晉堂は1933(昭和8)年、写実に基づく力強い肖像彫刻を日本美術院展に発表し、一躍脚光を浴び彫刻家としてのキャリアをスタートさせました。本展では、国際展に出品された陶彫をはじめ、辻が自ら『粘土細工』と呼んだ軽妙な作品を中心に約80点を展示します。ぜひこの機会に『異才』辻の世界を体感してください」と展示の見どころを話す。

世界的に活躍した辻晉堂の素晴らしい作品の数々を、ぜひ鑑賞しに行こう。

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