和歌山県和歌山市の伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)で、7月30日(木)と31日(金)の2日間に「茅輪祭(輪くぐり)」が開催される。
茅輪祭(ちのわまつり)は、伊太祁曽神社の毎年恒例行事。人形(ひとがた)に自分の罪・穢れを移して、茅萱でつくった大茅輪をくぐり今年前半の罪穢れを祓い、無病息災を祈願する。浴衣で参加して打ち水をするのも風流となっている。今年は新型コロナウィルス拡大防止対策として、密を防ぐため一部開催内容や時間の変更が予想される。
担当者は「夏越の祓いは、古代より伝わる邪気祓いの行事。今年は新型コロナウィルスによる感染症が世界中に蔓延していますが、心身共に清めて普段の生活の中で疫病にかからないよう、そして災いが起きないよう祈願してください。祭りを通じて皆様の健康をお祈りいたします」と話す。
災難に遭われた大国主神(おほくにぬしのかみ)の生命を救った話が古事記に記され、「いのち神」「厄難除けの神」の信仰が篤く、病気平癒祈願、厄除け祈願の参拝ができる伊太祁曽神社。ぜひこの機会に、家族や友人と訪れよう。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。 マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。詳細につきましては公式ホームページ等をご確認ください。